年はじめに向けて、私のお客様(漢方セミナー等)からのご質問も一気に多くなる「ダイエット」についてのご相談。先日も、少し「食欲」についてお話させていただきましたが、なかなかダイエットに成功しないと言う方、ストレス、ためこんでいませんか?食べたいものを我慢して、頑張って運動して、人一倍努力してるのに痩せない、っていう事のつらさ、すごく分かります。
ネイルサロンにいらっしゃるお客様の層にもよるかと思いますが、ダイエットが趣味のようになっている方もいますよね。今日取り上げるのは、「ストレス太り」の方へ向けたメッセージです。
太り方にはタイプがあった!
・ストレス太り
・ドカ食い太り
・水太り
・貧血太り
・疲れ太り
ストレス太りの他にも、例としてパっとあげただけでこんな風にたくさんのタイプがあるんです。言われればどれも当てはまるような気がしてしまいますが、このタイプ別それぞれ、少しずつ原因が違うのがポイント。逆を言えば、この原因を突き詰めていけば解決策もあるということなんです。
全部を語ると大変になるので、追々みなさまにはお伝えしていきますが、私の漢方セミナーや、漢方ハーブティのお客様などからの声を聞いていると、やはり一番多いのが、ストレス太り。そこで最初にこちらを取り上げることにしました。
ストレスが原因となってる場合を漢方で考えると「肝胃鬱熱肥満」と言われています。いかにもストレスがかかっていそうな漢字が並びますが、注目していただきたいのは「肝」と「胃」の文字。要は、ストレスが熱化することで、漢方でいう「肝」が刺激され、段々と働きが弱まってくることから、「胃」にも悪影響をあたえるということ。細かいことは抜きとして、イメージとしては、胃が熱を持ってしまい、食欲コントロールもきかず、結局胸焼けする・・・といった行動につながるというと分かりやすいでしょうか。典型的な例でいえば、「ストレスがたまっちゃって、何だかイライラして、ケーキ食べ放題行ってきた!」といった行動に出るタイプです。
このタイプの人は…
・イライラすると食欲が高まる
・頭痛(とくに側頭部)
・目の充血、目の疲れ
・怒りっぽい
・腹が張って苦しい
・股関節が硬い
などの特徴があるので、いったん立ち止まって自分を見つめなおしていただくのが一番!
そんな「ストレス太り」のタイプのかた、結局「肝」を整えることが大事なんです。そもそも、気質として「怒りっぽい」といわれることが多い方にも通じるのですが、その「熱」がカラダに悪影響を及ぼすのだとしたら少し考えますよね。
やはり、リラックスすること、そして最低限、カラダを温めておくことだけは心がけてください。肝にいい食べ物などは前にもご紹介させていただいていますので、少し参考にしていただきつつ、あとは、いかにリラックス環境をつくれるかを意識しましょう。
スマホを四六時中いじってるタイプのお客様もいらっしゃるとおもいますが、総じて、液晶画面と長時間向き合うことでカラダにプラスなことはひとつもありません。なくてはならないものですが、子供ではないにせよ、少し目を休める機会だけは設けたほうがいいですし、たまには自然とたくさん触れ合ってウオーキングをしたりあ、カラダを動かすことも大事です。年末年始、物理的にも一年の中で一番太りやすいシーズンの到来ですが、できることから、まずは始めてみてください。