どんな仕事でも、人と接するときに身だしなみを整えるのは最低限のマナーです。
ましてや、ネイリストは接客業。爪を美しくしてくれるネイリストの身だしなみが悪ければ、お客様が不信感を抱くのは当然のことでしょう。
技術や知識に負けず劣らず、身だしなみは大切と言っても過言ではありません。
ここでは、ネイリストとしての身だしなみの基本についてチェックしていきましょう。
【服】の身だしなみ
・シワや汚れ、ほつれはありませんか?
・ペットの毛や毛玉はついていませんか?
・露出度は高くありませんか?
・ストッキングは伝線していませんか?
・エプロンは綺麗にしていますか?
女性は、同性のことをとてもよく見ています。冬場、セーターの気になる毛玉などは、みすぼらしく見えてしまいますよね。服はきちんとハンガーにかける、アイロンがけをする、粘着テープや毛玉取りでケアをするなど、簡単なことで印象は良くなります。
また、服装がきちんとしていてもストッキングに伝線が入っていれば台無し。常に予備を用意しておくのがいいでしょう。
ネイリストさんは普段施術の時はエプロンをつけていることが多いかと思います。そのエプロンにジェルや爪を削った際のダストが付いたままになっているととても汚く見えてしまいます。
忙しくしているとつい次のお客様に入る時にホコリをはらわずに施術してしまっていることもあるかとは思いますが、お客様からしたらやはり汚れたまま施術されたのではリラックスもできなくなってしまいますよね。
気持ちよくネイルをしてもらうためにも清潔感は保つようにしましょう。
【髪】の身だしなみ
・寝癖はありませんか?
・前髪が顔にかかっていませんか?
・ふけは落ちていませんか?
手入れが行き届いている印象を与えることが大切です。傷んだ髪も品がなく見えてしまうので、定期的にトリートメントやヘアパックをして綺麗に保ちましょう。
また、長い髪は施術中邪魔になることもあるので、束ねるなどお客様への配慮も必要です。
ネイリストの求人情報を見ていると髪型は自由というところは多くありますがあまりにもお店の雰囲気と合っていないというのはよくありません。
髪のお手入れはネイルと同様意識してお手入れしていないと綺麗に保っておくことが難しくなってしまうので定期的にケアしておきましょう。
【口臭・体臭、におい】の身だしなみ
・口臭・体臭はケアしていますか?
・香水はきつすぎませんか?
お客様と至近距離で接するお仕事なので、目には見えない“におい”は特に気をつけたいポイントです。
本人には気が付きにくいものですが、毎日お風呂に入る、臭いのきつい食べ物は避ける、食事の後は必ず歯磨きをするなど、常に意識するようにしましょう。
香水も身だしなみのひとつですが、使い方を間違えると相手に不快な思いをさせてしまいます。
耳のうしろやうなじ、手首などにふんわり香る程度につけるのがマナーです。
また香水はかなり香りがはっきりしていて好みも分かれるものでもあります。
お客様によっては苦手という人もいらっしゃるのでそんな時は香水の代わりにボディクリームがオススメです。
お風呂上がりにマッサージも兼ねてクリームを塗るようにすると朝起きた時に香りも馴染みふんわり香ってくれるようになります。
【その他】の身だしなみ
・ノーメイク、または化粧が派手すぎませんか?
・過剰なほどアクセサリーをつけていませんか?
・ネイルが剥げていませんか?
派手すぎるメイクはあまり印象がよくありません。ではノーメイクがいいかというと、それもNG。適度なメイクは、目の下のクマを隠すなど顔の印象を明るくしてくれるので必要です。
ネイリストとして、施術に影響が出るほどのアクセサリーは考え物。また、プロとしてネイルが剥げているのは、もってのほかです!
お客様の手を美しくする仕事ですから、自分の手の美しさには特に気を遣いましょう。
ネイリストさんの中には予約で埋まってしまって自分の爪を綺麗にしている時間がない!という方もいらっしゃいますよね。
ただいくらお手入れする時間が取れないと言っても爪が伸びすぎてしまって施術に支障がでたり、お客様に怪我をさせてしまったりしたら大変です!
そんなことにならないためにもネイリストは普段から身だしなみを整えておくことは必要です。
身だしなみにおいて一番重要なのは、「相手に不快な思いをさせない」ことです。センスも必要なお仕事なので、もちろんおしゃれも必要ですが、あくまで「相手の目」から見て、おしゃれかつ清潔感があると思われなければならないことに注意しましょう。
細かい身だしなみまで気を配り、お客様の憧れの対象となるネイリストを目指しましょう!