この時期、健康面で気になるのが、インフルエンザやノロウィルスではないでしょうか?特にお客様相手のネイリストさんの場合は、お客様にご迷惑をおかけする可能性もありますよね。
もちろん仕事だけでなく、高熱が出たり、下痢や嘔吐が続いたりと、生活にも影響が出ます。だからこそ、出来るだけかからないように予防を行っておきたいもの。
今回は、ノロウィルスの対策についてお伝えしますね。特に老人や小さなお子様が周りにいらっしゃる方、妊婦さんの場合はより注意をしてください。
ノロウィルスってどこにいるの?
この時期になると、あちこちで感染報告を聞く、ノロウィルスによる胃腸風邪。ノロウィルスはいったいどこに存在しているのでしょうか?
ノロウィルスの発生源をすべて解明するのは難しいと言われていますが、ノロウィルスは、カキなどの2枚貝が持っていると言われています。
しっかり加熱をすればノロウィルスは死滅すると言われていますので、牡蠣を食べる際は、きちんと加熱することが大切です。
では、それ以外はどこにいるのでしょうか?
実は、ノロウィルスの感染者が近くにいる場所ではあちこちにこのウィルスが存在します。ノロウィルスは便中に排泄されます。
ノロウィルス=酷い下痢症状と思っている方が多いですが、実は大人やある程度の抵抗力のついた子どもの場合、軽度な下痢で済んでしまうこともあり、自分がノロウィルスを排泄していることに気づいていない場合も多くあります。
その為、大勢の方が使用するトイレなどには実は多くのノロウィルスが付着や浮遊している可能性があります。
まためったにありませんが、嘔吐物がきちんと処理されていなかったりすると、それらが乾燥してあちこちに浮遊して口から吸いこんでしまって感染してしまう可能性もあります。
感染しない為に気を付ける事
ノロウィルスが流行している話などを聞いた際は、不特定多数が使用するトイレを使う際などは、手を洗った後は出来るだけ他の場所は触らない、帰宅後、もう一度丁寧に手を洗う事などが大切です。
これは、ネイルサロンの化粧室も含まれます。特に、吐しゃ物を処理する時は注意が必要です。よく効くのが、小さなお子さんを公共のおむつ替えスペースでおむつを替えた時に、ノロウィルスに感染してしまい、その後家族がみんな感染してしまうということです。
万が一家族がノロウィルスに感染して、嘔吐した場合、吐しゃ物を処理する際は、窓をあけて、マスク・手袋・処分できるエプロンなどを用意して、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)で湿らせたタオルやキッチンペーパーで処理し、そのまま処分してしまいます。
くれぐれも無防備な恰好で吐しゃ物の処理をしないように気を付けてくださいね。
周りに感染させない為に気を付ける事
健康な大人の場合は、知らずにノロウィルスに感染し、気づかないまま症状が治まってしまうこともあります。症状が出ていないから大丈夫と思いがちですが、しっかりとウィルスは排泄されています。
家族や周りでノロウィルスに感染している時は、もしかしたら自分も症状は出ていないけど、感染しているかも?と思って、特に食事の準備をする際は、手洗いを徹底することが大切です。
最近は、ノロ対策用の消毒剤もたくさん出回っていますが、効果がはっきりしないものもあります。ノロウィルスの一番の対策は、丁寧に手を洗う事です。
手洗いでほとんどのウィルスを洗い流すことが出来ると言われています。手軽な手指消毒に頼るのではなく、正しく手洗いをすることが予防の第1です。
不特定多数のお客様が出入りするネイルサロン内の衛生管理を徹底することはもちろん、ご自身でも、ノロウィルスに感染しても、発症しないように日ごろから体調管理をしっかり行っていく事も大切です。
睡眠不足や暴飲暴食が続くと、身体の防御機能が弱り、感染しやすくなってしまいますので、忙しい年末年始を迎えますが、体調管理には十分きをつけてくださいね。