ネイリストは仕事柄、やはり夜が遅くなりがち。施術して後片付けも終え、何となく頭も冴えた状態で帰宅し、改めてお風呂に入って…というサイクルとなると、どうしても夜型にならざるを得ないもの。
疲れていれば疲れているほど寝られないという人も多いと聞きますが、「寝ないと!!」と焦ることで余計に寝られなくなるとも言いますよね。
ただやはり、睡眠は脳の働きはもちろん、美容にも健康にもダイレクトに影響してくるもの。しっかりと睡眠時間を確保できることが一番ですが、確保できない場合には限られた時間内での睡眠の質を向上させる、つまり快眠を得ることが重要になります。
最近では、「その人に合った」「必要な」睡眠時間、睡眠の質を維持していけるか、という部分にも注目が集まっていますよね。
今日はその中から、寝つきを良くし、快眠を得るための3つの方法をご紹介します。
目に優しく、刺激を与えないようにする照明
まず大事なのが部屋の照明です。眠る時に照明の色は大きな影響を与えるといいます。おすすめの照明としては蛍光灯より白熱灯の持っている赤色系のものです。
赤色系は眠る時に大切な副交感神経の働きを促すような効果があります。また、その時には間接照明にするのもおすすめです。
逆に蛍光灯が持っている青白いひかりは交感神経が活発になるので寝付けない人にはよりその状態が続くようになります。
また、最近は寝る前にスマートフォンを見ることが習慣化されてしまっていて眠くなるまで使用してしまうという方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。スマートフォンやタブレット、パソコンからはブルーライトが発せられています。このブルーライトは太陽光と同じ可視光線で、目の奥に入ると体が昼間だと勘違いしてしまうのです。それが原因で眠りも浅くなり寝不足になってしまうので、寝る1時間前くらいからは使用を控えて目をゆっくりと休めましょう。
暑すぎず、寒すぎない適度な室温を保つ
次に室温も大切になります。夏の暑すぎる時や、冬の寒すぎる場合には寝つきがどちらもよくありません。
寝室の理想的な室温は、冬場は16〜19度、夏場は26℃前後が理想的だと言われています。エアコンで室温を調節する場合には寝床の付近で温度が設定温度と違う場合もあるのでそれは手動で調節するなど気をつけると良いですね。
風向きも体に直接当たらないようにするとより快眠を得ることができます。
湿度は季節を問わず50%前後を保つと快眠しやすくなります。湿度が高いと寝苦しくなってしまうのでは?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、湿度が低いとウィルスやホコリなどが室内に飛び回りやすくなるため寝室の空気を悪くしてしまうのです。
無意識に入る耳からの情報も少なくすべし
そして、最後が音の遮断です。
音は自分が鳴らす以外にも外部からの影響を受けることが多いものです。
寝室における音の影響は40デシベルを越えると眠りに悪影響を与えるといわれています。40デシベルというのは図書館の館内と同じくらいのものとしてイメージしてみて下さい。
外の音を自分で減らすことはできないので、自分でできる範囲で二重窓にすることや、音を遮断することができるガラスを使った窓にすることも快眠をする方法になります。
窓をいきなり変えるのは大変だし難しいといった時には、普段使用しているカーテンを防音タイプのカーテンに変えてみてはいかがでしょうか。
手軽に出来る対策の一つとして有効です。
充分な睡眠時間がとれず、いつも寝不足とお悩みの方、試してみてはいかがでしょうか。