潤いケアで風邪予防?大事な「肺」のケア。

この時期の天気といえば、西高東低の気圧配置…聞きなれた天気予報のワード。11月~12月にかけては、晴れてもとにかくキーンと寒く、空気も乾燥していますよね。

繁忙期に差し掛かっているネイルサロンの皆様は、ネイルケアだけでなくハンドケアのアドバイスを求められるケースも多いのではないでしょうか?

加えて、常に暖房がかけっぱなしのサロン内。加湿器フル稼働だとしても、お客様の乾燥以上に、ネイリストの皆さん自身の肌や喉も、乾燥していませんか?

今日は、そんな皆様に東洋医学の観点から、ひとつピックアップしてケアして欲しいことをお伝えしたいと思います。

乾燥したら「肺」のケアを!

東洋医学では、お肌のカサカサ、喉のイガイガに 「肺」のケアを考えます。以前よりお伝えしているように、東洋医学では季節により、よく影響を受けやすい「五臓」があるといわれています。

今回は省略しますが、この時期のそれにあたるのが「肺」なんですね。

肺は、ご存知のように、全身に酸素と気を送る臓器。呼吸を司っています。肺が健康だと全身に酸素と気がスムーズに届けられ、身体の一番外側にある皮膚の健康も保たれます。

そんなことから、「肺の華は肌」とも言われ、肺の状態が肌に反映されるとも言われているんです。

このように、肺は、潤いを好む臓器なのですが、秋冬は吸い込む空気が乾燥しているため、喉や肺も乾燥しやすく、肺の機能が弱まりやすい季節です。

また乾燥が続くと、肺だけでなくのどや鼻の粘膜も弱まり、ウィルスや細菌が体内に入り込みやすい状態になってしまいます。

このように風邪、喘息が流行る時には保湿ケアが大事。潤すことで肌の乾燥・肌荒れ・喉の痛み・便秘などのお悩み対策がおすすめです。

①「呼吸器を鍛えること」

もっとも有効で簡単な方法は「深呼吸」。ゆっくりと息を吸って吐く…時間もとらないし、どこでもできるのですが、皆様、最近深呼吸されていますか?やってみると意外にストレス解消にもなるんです。

②「肺を潤す食べ物を積極的にとること」

肺を潤すのは「白い食材」と言われています。
大根、かぶ、キャベツ、しろねぎ、梨、金柑、ゴマ、くるみ、蓮根、蜂蜜、梨、ユリ根、白きくらげ
など。外からの保湿、中からの潤いアップで肺と喉を乾燥から守りましょう。

 
これからの時期、繁忙期に入るネイリストさんは、なかなか自分の体をケアするところまで頭が回らないかもしれませんが、同時に色々なウイルスも流行ってくる時期でもあります。

しっかりと自分の体も、そしてお客様の体も守れるように、一度自分の環境を見直してみてくださいね。

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