実りの秋、何を食べても美味しい季節になりました。食べる幸せとともに、気になりだすのはやっぱり体重!
そこで、美意識の高いネイリストのみなさんにとっても、お客様たちにとっても役立つ知識として、今日は、食材の性質や効能を知り、「秋の食養生」で健康体を目指す提案をさせていただきます。
知っておきたい「食養生」。秋は“肺”が大事!
漢方には「薬食同源」(=食べるものが薬にもなるということ) という言葉があります。一度は聞いたことがあるという方も多いですよね。簡単に言うと、食材の性質や効能を活かし、病気の予防や健康増進を目指す考え方です。
漢方では、食べ物を五種類の味覚に分け、「五味」が「五臓」を補うという考え方が基本になっています。※五味:酸、苦、甘、辛、鹹(塩辛い)
この考え方に基づくと、秋は「肺」=「辛味」と関連する季節にあたるんです。
辛味には、発散作用があり 気、血の流れを良くすると考えらえているんですね。
気や血が巡らないと、代謝の低下や過剰な食欲を引き起こすので、「食べて太ってしまう」ことに。
そんな肺を補ってくれる食材を今からあげていきますので、ぜひチェックしてみてください!
肺を補ってくれる食材
ベースとなる「肺」を助ける食材
しそ、とうがらし、ねぎ、しょうが
※ただし、 乾燥しがちな体の水分までとばしてしまいますので取りすぎはNGですよ!
「肺」だけでなく「体全体」をうるおす食材
白い食材
→白ごま、白きくらげ、ぎんなん、蓮根
季節の果物
→梨、ぶどう、ざくろ、柿
スタミナをつける食材
→さんま、鮭、さば、山芋
腸の働きを整える食材
→くり、サツマイモ、里芋
つまり秋の不調は、「秋」(旬)のものを食べるのが一番理にかなっているということなんです。これは季節問わず、旬の食材は栄養価も高く、エネルギーが豊富、何より美味しいもの。(そして安い!)。
ちょっとした豆知識ですが、少し弱っていると、乾燥から風邪もひきやすくなる季節ですし、「肺のケア」を意識し、体調を整えて、健やかな秋を楽しみましょうね。