ネイリストになるため資格を取得したり、養成校を卒業して無事にサロンに就職が決まると、新人ネイリストとしての日々が始まります。
いくら学校で学んできても、ネイル技術が高くても、新人さんはいきなりお客様の施術に入ることはほぼ不可能です。
まずは就職先のサロンの1日の仕事の流れや接客の方法、先輩の技術をとことん学ぶためにアシスタントとして立ち回ることになることが多いです。
出勤~お昼頃まで
そしてお昼から夕方までに予約の状況をみて交代で休憩をとり、シフトで遅番のスタッフが出勤してくる場合には午前中の様子や予約状況を引き継ぎして、ラストまで頑張ります。
最後のお客様の施術を終えたあとは閉店作業に入ります。
店内の掃除はもちろん、翌日の準備や予約確認、レジ締めなどたくさんの業務があるので、スムーズに閉店できるように臨機応変に動き、分からないことがあればすぐに先輩ネイリストに聞いてみましょう。
閉店後や空いた時間が練習時間
新人ネイリストの間は先輩のアシスタント業務や雑用のように思われる業務が1日の仕事のほとんどを占めますが、先輩スタッフはお客様の施術の合間をみて新人ネイリストに技術や接客のレッスンをしたり、練習相手になったりと時間を割いてくれます。
時には閉店後に集中的に練習をみてくれることもあるので、自分のスキルアップのためにもとことん付き合ってもらい、様々なアドバイスを受ける機会を逃さないようにすることも大切です。
自分の友達や同僚スタッフ相手に技術向上のためにネイルの練習台になってもらい、何十回も何百回も「相手の希望に合ったネイルをする」経験を積んでいくことが求められます。
雑用から学ぶ大切なこと
せっかくネイリストになれたのになかなか施術に入れず雑用だけ、、とネガティブになってしまいがちですが、日々の買い出しや在庫管理をすることでも、このデザインにはこのパーツが使える、この色は人気でよく出るなどと自分の働くサロンの中で必要とされるセンスが磨かれるきっかけになる学びや気づきがたくさんあります。
雑用こそ新人のうちはとても大切な仕事なのです。
はじめは慣れないことも多く、心身共に疲れてしまうこともあるかと思いますが、日々の継続を力にすることがステップアップへの近道といえます。