ダイエットや美容に良いとされ、近年ますます人気が高まっているホットヨガ。気にはなっているけど、「具体的にどんな効果があるの?」と疑問に思っている方も多いのでは?そこで今回は、心身ともに健康になれるホットヨガの本当の効果についてご紹介します。
女性に嬉しい事ばかりのホットヨガ
ホットヨガとは、室温約39度、湿度約60%のサウナのような空間で行うヨガのこと。普通のヨガよりも筋肉を伸ばしやすいため柔軟性がアップしやすく、同時に発汗量が多い点が特徴です。このホットヨガには、女性に嬉しい美容効果がいくつもあります。
ダイエット効果
ヨガのポーズは、普段使わないインナーマッスルを鍛えて骨盤矯正を行い、体の歪みを整えてすらりとした体を作ります。更に高温多湿の環境で行うことで体がしなやかになり、可動域が広がってたくさんの筋肉を使うでしょう。たくさん筋肉を使うことで、代謝がアップして脂肪が燃焼しやすくなります。また汗をかきやすくなることから、痩せやすく太りにくい体質へ改善することが可能です。
美肌効果
ホットヨガを行うことで血流が促進され、栄養と酸素が肌の隅々にまで行き渡ります。更に発汗効果によって汗と一緒に古い角質や汚れを落とすことができるため、肌の調子を整えて肌トラブルを改善する効果も。乾燥肌を防ぎ、ツヤとハリのある潤い美肌を保つことができます。
デトックス効果
リンパの流れを改善し、大量に汗をかくことで体の中の老廃物を排出することができます。余分な水分を出すことができるため、むくみの解消にも効果的。またヨガ中は汗をかくだけでなく水分の補給もしっかり行うため、腸の運動と相まって便秘の解消にも効果があります。
冷え性の改善効果
高い室温の中で運動することで、リンパと血流の流れを改善し、体の内側からポカポカと温めることができます。筋肉量をアップし代謝を上げることで体温調節機能が高まり、ヨガ中だけでなく普段から冷えにくい体を維持することができるでしょう。
肩凝り・腰痛の解消効果
ヨガのポーズで凝り固まった肩や肩甲骨、腰周りの筋肉をしっかりほぐします。すると血流がよくなり、肩や腰の痛みを軽減することができるでしょう。ホットヨガの場合は筋肉をしなやかにする効果があるので、更に改善効果が高くなります。
自律神経が整う事によって得られる安眠効果
ホットヨガのもたらす効果は、体の外側や見た目だけではありません。体の内側、精神にも大きな影響をもたらします。
ヨガの大きな特徴である「呼吸法」。ホットヨガでは、交感神経を優位にする胸式呼吸と、副交感神経を優位にする腹式呼吸を使い分けることで自律神経の乱れを整えます。暖かい室内でゆっくりと深い呼吸をすることで、自律神経のバランスが取れて心の底からリラックスすることができるでしょう。心のモヤモヤが晴れていき、苛立ちや焦りがなくなるはず。心と体のバランスが取れるため、ヨガが終わってベッドに入ってからもぐっすりと眠ることができるはずです。緊張をほぐしてリラックスすることができるので、日頃寝つきが悪い人や、睡眠が浅い人でも安眠することができるでしょう。
また自律神経のバランスが整うということは、ホルモンバランスの乱れも整うということです。更年期障害や不妊などに悩んでいる方にも、ホットヨガは有効と言えるでしょう。
集中力が高まりストレス解消にも
仕事や悩み事でストレスが溜まっていると、無意識のうちに呼吸が浅くなってしまうもの。呼吸が浅くなると脳に酸素が行き渡らなくなり、集中力や思考力が低下してしまいます。すると更に仕事でミスをするなどの悪循環になってしまうでしょう。
ホットヨガでは、深い呼吸と運動による血流アップで、脳の隅々までしっかりと酸素を行き渡らせます。酸素と栄養を供給することで、脳の働きを活性化させることができるでしょう。またレッスン中はきちんとポーズを取ることに集中するため、仕事などの悩み事は頭からシャットアウトされます。雑念を払ってひとつのことだけを考えることは、集中力を鍛えることにも繋がります。
ヨガは無理のないゆったりとした動きですが、意外と総合的には運動量があり、気持ち良くストレッチできる運動です。しっかりと体を動かし、汗をかくことで心も体もリフレッシュできるはず。レッスンが終わった後は、まるで学生時代の部活が終わった後のようにスッキリとした気分になれるでしょう。ストレスが解消され、気持ちの切り替えがスムーズにいくようになります。
そのため、美容やダイエット目的の人以外にも、何かとストレスを抱えている人や日常生活に疲れてしまった人、仕事がうまくいかない人なども、大勢ホットヨガを行っています。
体と心、両方に良い効果が期待できるホットヨガ。美容やダイエットの効果だけでなく、心の安定やリラクゼーションをもたらします。何かを変えたい、もっと素敵な自分になりたいと思っている方は、この機会に始めてみてはいかがでしょうか?