背中にニキビができて、なかなか治らずに悩んだ経験はありませんか?背中は気付きにくいだけでなく、ボディケアも何をすればいいのか、難しいですよね。
実は、背中ニキビはシャンプーやボディソープの洗い残しやボディスポンジで強くこする、お風呂の温度が熱すぎることが原因となって、発生しています。
今回は、背中ニキビの原因や自宅でできるボディケア、背中ニキビを作らないために避けるべきことまでご紹介します。
背中ニキビの原因
背中ニキビは、シャンプーやボディソープの洗い残しやボディスポンジで強くこする、さらにはお風呂の温度によっても発生します。
シャンプーやボディソープが洗い流せていない
お風呂でシャンプーやボディソープがきちんと洗い流せていないと、汚れが溜まって背中ニキビができてしまいます。
シャンプーやボディソープは体をきれいにするためのものですが、肌に残り続けると汚れとして溜まってしまいます。
特に、シャンプーは汚れを落とすための成分が入っており、製品によってはかなり刺激が強いです。そのため刺激が強く、敏感肌の方は特に影響を受けやすいです。
お風呂で湯船につかる習慣がある方であれば、最後に落とすことができますが、一人暮らしをしているとなかなか難しいですよね。シャワーだけでは落としきれていなかった成分が肌に残り、汚れに変わってしまって、ニキビとなります。
ボディスポンジで強くこすっている
体をボディソープで洗う際に、スポンジを使用する方も多いかと思います。スポンジで背中を洗うとき、見えないからとゴシゴシ強くこすってしまっていませんか?実は、強くこすったときの刺激も、ニキビの原因となることがあります。
肌は、基本的にはとてもデリケートです。顔のスキンケアなどはみなさんとても丁寧に行う方が多いですが、体となるとやや適当になりがちです。
しかし、基本的には同じ肌のため背中も丁寧に扱う必要があります。毎日強くこすると、刺激が強すぎて、肌の表面の角質が落ちすぎてしまいます。
角質が落ちすぎると外界から肌を守るものがなくなり、汚れが直接付着します。すると、内部にまで汚れが入り込んで、ニキビができるようになってしまいます。
お風呂の温度が熱すぎる
お風呂で、湯船に毎日浸かっているという方も、もちろんいらっしゃると思います。体を温める、汚れをしっかりと落とすといった効果が期待でき、とても良い習慣です。
しかし、お風呂の温度によってはニキビの原因になりかねません。というのも、熱湯は必要な皮脂までも落としてしまうことがあるのです。
お湯が熱すぎると、肌の皮脂は落ちてしまいます。「皮脂だったら良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、肌にはある程度の皮脂が必要と言われています。皮脂があることで適度な水分と油分を保ち、肌の乾燥を防いでくれるのです。
肌が乾燥すると、ニキビを含む肌荒れを起こしてしまいます。そのため、いくら寒いからといっても、熱すぎるお湯に長時間浸かることは、あまりおすすめできません。
自宅でできる背中ケア
なかなか見つけにくく、ケアも難しいと思われる背中ニキビですが、自宅でのケアが可能です。お風呂上がりの化粧水、肌着をオーガニックに変える、温かい食事を取るといった簡単なものをご紹介します。
お風呂上がりの化粧水で保湿ケア
背中も、化粧水を塗ってあげるとニキビができにくくなります。顔に塗るように、お風呂上がりの乾燥しやすいときに、化粧水をたっぷりと塗ってあげましょう。
ニキビの原因のひとつに、乾燥も含まれています。特に、熱いお湯に長時間浸かることが好きな方は、皮脂が落ちすぎて乾燥しやすくなっています。すると、肌に水分や油分が足りない状態になり、ターンオーバーがうまくいかず、ニキビができてしまいます。
乾燥を防ぐためにも、お風呂上がりに化粧水や乳液をつける習慣をつけてみてください。しっかりと保湿することで、ニキビができにくいきれいな背中になります。
肌着をオーガニック製品に変える
肌着による刺激も、ニキビの原因となることがあります。そのため、肌に直接触れる衣服を、オーガニックやシルク、コットンといったやわらかくて低刺激のものに変えるのもおすすめです。
肌と肌着との摩擦によっても、肌には強すぎる刺激になることがあります。特に、女性は毎日ブラジャーをつけているため、締め付けやかぶれなど、刺激が与え続けられています。そのため、すこしでも刺激の弱いオーガニック系の肌着に変えることで、刺激が軽減されます。
冷えないように温かい食事を取る
ニキビには、冷えも大敵です。体が冷えると、血行が悪くなり、肌のターンオーバーが正常にまわりません。そのため、温かい食事をして、体の中から温めることも必要です。
肌は、28日周期で生まれ変わると言われており、この周期をターンオーバーと呼びます。ターンオーバーは乱れやすく、睡眠不足や不摂生、さらには冷えでも簡単に乱れてしまいます。
正常にターンオーバーが作用しないことで、ニキビも治りにくくなり、いつまで経ってもきれいな背中に戻れません。
そのため、生姜の入ったスープや温かい飲み物を飲むことで体を温めて、血行を良くしましょう。背中のボディケアだけでなく、顔もきれいになる効果が期待できます。
綺麗な背中を保つために!やってはいけないことは?
きれいな背中を守るために、避けてほしいことを2つご紹介します。
お風呂での洗い残し
お風呂に入ったときに、シャンプーやボディソープの洗い残しはしないようにしましょう。先ほどもご紹介したように、洗い残しは汚れに変わり、ニキビに変わります。
洗い残しを防ぐためには、体をすべて洗ったあとに、もう一度シャワーを体全体にかけましょう。お風呂を出る前にしっかりとシャワーをすることで、ほとんどの泡は落ちます。また、なるべく湯船につかるようにするのもおすすめです。
ボディスポンジで強くこする
ボディスポンジで強くこすることもやめましょう。背中だけでも、手洗いがおすすめです。
背中は見えない部分のため、どうしてもゴシゴシと強くこすりがちです。しかし、こすりすぎると肌に刺激が加わり、表面の角質が落ちてしまいます。
角質を残して肌を守るためにも、なるべく手で洗うようにしてください。手で包み込むように洗うだけでも、刺激が少なくなり、ニキビができにくくなります。
まとめ
背中のニキビは知らぬ間にできていることも多く、なかなか治りにくいですよね。背中ニキビの原因は、シャンプーやボディソープの洗い残しやボディスポンジで強くこする、さらにはお風呂の温度が原因なことが多く、ケアも怠りがちです。
もしも背中ニキビができたら、ボディケアとして化粧水を塗る、肌着をオーガニック素材に変える、冷え対策として温かい食事を摂ってください。また、シャンプーなどの洗い残しやゴシゴシと強くこすることは絶対に避けましょう。
継続的にボディケアを続ければ、背中ニキビは徐々に消えていくでしょう。