世間はGWですが、都市部のネイルサロンさんはやはり忙しいですよね。忙しいときこそ、少しだけ心に余裕を持てることが大事だったりする、そんな心の保ち方を今日は少しお話します。
女性は比較的「自分にご褒美」という概念を皆さんが持っていると思います。“目標を達成した!”そんな喜びに跳ねたいような気持ちのときでも、反対にドッと疲れてしまったときでも、自分を労わるという行動は、実はとても自分軸をしっかりと保つのにも効果的。もし、この感覚がない方は、ぜひ真似して欲しいのです。
ちなみに、皆さんの中での「ご褒美」の定義はどんなものでしょう?
-贅沢とは、心地がよくなることです。そうでなければ、贅沢ではありません。/ココ・シャネル
(引用:『ココ・シャネル 女を磨く言葉』,高野てるみ,PHP研究所)
私が大好きな、ココ・シャネルの大好きな言葉、とても真意をついていると思います。
例えば、「ホテルのティーラウンジで、ゆっくりするのは贅沢?」
いえいえ、もし、それが落ち着かずスタバの方がほっとできるという人にとっては、スタバでのコーヒー一杯の方がずっと「贅沢」なこと。そういうことですよね。
この「ちょっとした贅沢」を、自分の引き出しにたくさん持っている人は、毎日の満足度がとても高いはず。というのは、贅沢をきっかけに頑張れる時もあれば、贅沢をするために頑張ることもある、そんないい循環を生むからなんです。
毎日の生活にあるご褒美
実は私も、この「ご褒美」を意識するようにしています。というのも、そのときの自分の状況によって、ご褒美は微妙に形を変えているから。
例えば、“普段使いに「質のいいもの」を取り入れること”が私にとっては今、最高の「ご褒美」。ちょっと地味に感じる方もいらっしゃるかな?分かりやすくブランド品のBAGを持つことでもなく、高級ホテルのエステに行くことでもないご褒美です。
「特別な日」の記念や「たまにの贅沢」では身につかない、毎日の生活にあるご褒美。
それは”モノを味わう”という豊かさでもあるんですよね。でも、この習慣って実は自分としっかり向かい合うので、今本当に必要なものや、足りないものをきちんと教えてくれる行動でもあるんです。そして、きちんと「質のいいもの」を選ぶことにも価値があるんですよ。
”質がいいもの”を使うことで、その瞬間、本当に気分がよくなり、心の底からの喜びの声が聞こえてきます。そして、その心の喜びは、モチベーションへと変わり、様々な行いに良い波動として伝わっていくわけです。
たとえば、「手拭き」。
その手拭きがお気に入りの今治のタオルだったならば、そこら辺に投げたりしない。きっと、きちんと畳み返してそっとおく。
⇒しぐさが美しい人が出来上がる(しぐさ美人)
たとえば、「ステーショナリー」。
いつもの100円のペンを万年筆にしてみる。すると、しっかりと文章を書くこと、一文字一文字に心がこもる。
⇒心のこもった文字は人の心を動かします(執筆美人)
たとえば、「化粧筆」。
質のいい毛質のものを使うことで化粧品の細かい粒子をしっかりとつつみ、そのものの良さを最大限に高めてくれます。さらに、丁寧にメイクをすることによって、お肌としっかり向き合う、ということに繋がります。
肌は内臓の”健康を表す鏡”といわれるほど何かしらのシグナルを出していますからね、それをしっかりとキャッチする時間がとれる。これも丁寧にメイクすることで得られる大きなメリットです。
⇒自己管理のしっかりとした人になれます。(肌美人・内臓美人)
忙しい、忙しいと言い、自分の顔をしっかりと見ることがなくなった、、という人もいますが、それこそ、老け込む一番の原因であるように、ひとつひとつの行動、所作を見直すと、ライフスタイル自体が綺麗になってくる。それもこれも、自分を見つめる習慣から始まります。
そして、最後にこの習慣の、もう一つの良い所。
自分が喜ぶものしか使わなくなると、人はその喜びを、もう一度味わいたいという欲求がでてきます。いうなれば、一種の麻薬的な効果もあるのではないでしょうか。
分かりやすく言うと”クセになる”です(笑)
そうなると、もう余分な買い物には興味はなくなり、部屋はごちゃごちゃしなくなり、すっきりとシンプルな生活ができるようになります。シンプルになったその隙間には大好きな物を味わう喜びが心を満たしてくれるんですね。
どの瞬間にも自分なりの贅沢を散りばめてみてください。
なんでもない普段がプレミアムなひと時となるでしょう。
小さな贅沢がもらたす、【大きなメリット】でした。
丁寧な毎日、心がけましょうね。