同じ会社でずっと働きたいと思っていても、男性とは違って女性は人生の時々でライフスタイルが大きく変化します。
そのライフスタイルの変化を柔軟に受けて入れてくれる会社こそ、女性にとって末永く働ける理想的な職場といえるでしょう。
ではどのようにしてそんな会社を探せばいいかというと、大きく分けて3つのコツがあります。
【1.出産前後の休暇について確認】
一つ目のコツはその会社の育児休暇の取得率を調べ、取得した人の話を聞くことです。
「育児休暇」とは、産後休暇翌日から子供が1歳になるまで休暇をとることができる制度の事で一定期間雇用された労働者であれば男女関係なく取得することができます。
女性のライフスタイルの変化で、育児と出産は外せません。そのため出産前後に会社がどのように対応しているのかは長く勤めるつもりであれば確認するべきでしょう。
中には、制度は整っていても中々取れなかったり、取りづらい会社もあります。ですので、実際にどれくらいの社員が育児休暇を取得しているのか、
育児休暇の取得率を聞くのが良いでしょう。育児休暇の取得率が高い会社であれば、出産した後も現場復帰しやすいと考えられます。
ただ数値だけでは信憑性に欠けるので、実際に活用した人に取得申請した時や復職した時の会社や同僚たちの反応を詳しく聞き取るといいでしょう。
【2.勤続年数の違いを確認】
次に注目したいポイントは、男女別の勤続年数です。
男女の勤続年数に大きな差がない会社は、女性が退職しなくても個々のライフスタイルに対応できるようなサポート体制が充実しているといえます。
産前産後の休暇や職場復帰後の短時間勤務などを設け、社員がその制度をしっかりと活用できるような会社であれば女性社員の勤続年数も自然と長くなります。
同じ理由で、幅広い年齢の女性が働いているかを確認するのも、女性にとって居心地のいい会社かどうかを判断するコツです。
【3.女性が活躍しているか確認】
最後の三つ目のコツは、女性上司の数です。
女性上司が多ければ女性に対する教育や登用に積極的な会社と判断して差し支えなく、女性社員をしっかりと会社の戦力として大事にしている証拠にもなります。
また、女性の上司が多いという事は男性には分かってもらいづらいような、女性ならではの働く上での悩みや待遇面についても理解してもらいやすく、言い出しづらいこともスムーズに話が進みやすいと言えるでしょう。
これらのことに関しては、実際に働き始めてからではなく、働く前の面接などの段階でしっかり聞いておくことが重要です。
本当に女性にとって働きやすい会社であれば、上記の相談に関しても親身に答えてくれるはずです。
仕事内容やお給料も、もちろん重要ですが自分のライフプランに合わせて働けたり、ステップアップできるような会社かどうかも女性の会社選びには大きなポイントになります。
また業界によっても女性が働きやすい業界、働きにくい業界が存在します。事前に自分が働く業界の事もしっかりと調べておくと働いてからのギャップも生まれず上手く働いていく事ができるでしょう。