向かい合おう!ダイエットの大敵「偽物の食欲」とはいったい?!

年末年始のネイルサロンはきっと美意識の高い女性たちがたくさんいらっしゃっていますよね。爪の先から気分を変えようという意識の高い女性たちと共に、一緒に歩んでいるネイリストさんに関しても、毎日「美」と触れ合う方であればなおさら、美意識は磨かれているでしょうし、きっとお客様からの相談に乗ることも多々あるのではないでしょうか?

来年に向けて、お肌みがきやダイエットなど、自分の魅力アップにも意欲がわくときですから、今日は特にお客様も興味深々であろう「ダイエット」につながる、あの“三大欲求の一つ”をクローズアップしたいと思います。

ダイエットの最強かつ最大の敵

手法云々というよりも、基本的に見つめなおしてもらいたいのはそう、「食欲」です。気分が良い時は、過剰な食欲もおさまっていられますが、ストレスや疲れがたまって「ついついまた食べすぎちゃったな」そんな経験はどんな人も身に覚えがあるのではないでしょうか?

頭ではみんなが分かっているはず、「カラダにいいものを適量食べることが一番!」ということを…。でも!たべてもたべても食べたくてたまらない、あの食欲はなかなか強敵ですよね(笑)食べることは楽しいものですから、むやみに否定したくないけれど、あの衝動の正体はなんでしょう?

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
※敵についても味方についても情勢をしっかり把握していれば、幾度戦っても敗れることはないということ。
そんな言葉もありますから、敵と己を知ること、大事です。

そもそも食欲とは

空腹として感じられる食物を食べる願望。
生きるために必要な栄養やエネルギーを身体が欲していることを教える。
→これが「本物」の食欲。(生理現象)

でも、普段生活する上で、何でもそろうこの日本では、素直にこのカラダの声を聞くことそのものがまず難しいんです。

怒りや不安、悲しみや退屈など不快な感情を解消するために「食べる」ことで一時的な快楽を得ようする欲求。
→これは「偽物」の食欲。

もしかすると、この「偽物」の食欲の方が「本物」を上回っているかもしれません。

「お腹空いてないのに食べたい」
「食後のデザート」
「飲みの後のラーメン」

“ながら食い”“何となくの習慣”でついつい口に運んでいるもの、よーく考えるとかなりたくさんあるはず。「偽物」の食欲につながるスイッチがとにかくあふれていますよね。

ストレス、疲れなどで食欲が異常に亢進する症状を東洋医学では「胃熱」と言います。

食べても食べてもまだ食べたかったり、すぐにお腹がすく、過食する。
胃に火熱が停滞し、胃腸の機能が失調することが原因のひとつ。
胃熱は体の潤いを消耗して乾くので、冷たいものを飲みたがり、消化機能が異常に亢進するので、食べても食べてもお腹が減ります。

悪循環でどんどん回っていくので、少しでも思い当たる人は、いったん立ち止まって自分自身の生活習慣と、食生活、まずは見直してみましょう。
消化のいいものを、ゆっくりと噛んでたべること。素材の味をしっかりと味わえること。当たり前のようなのですが、胃酸の分泌をしっかりと促すことが大切ですから、できることはすぐに実践です。

どちらかというと、肝心なのは、ここのリセット中の心理状態を安定させること!「ダイエット」と言う言葉と向かい合いすぎると、心理的にもあまりよくありません。
ダメだと思えば思うほど、ある日突然、発火したように 爆発的な衝動にかられて 猛獣のように食べてしまうこと ありませんか?(私はあります、いよいよ自分がライオンになったかと思う事)
食べて 落ち着くならば まだいいのですが、食べてしまった後 落ち込む、自分を責めてしまう…そんな時は、良い意味でいい加減に 自分と胃を甘やかす事が大事です。

真面目な完璧主義のひとほど、体重のふり幅は大きいものです。
心と体に優しく、胃腸を労りつつ、まずは自分の「本物」の食欲と向かい合うことが、ダイエットへの一歩ということ、覚えておいてくださいね。

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