最近では、外に出て働く女性が急速に増え続けています。
仕事場では、さまざまな人が自分の役割を果たすために努力しています。
職場での人間関係や取引先との人間関係をよりスムーズに進めるためには、聞き上手であることが非常に重要です。
聞き上手にはこんな良いことが
周りの意見やアドバイスなどを聞くことなく自分のことばかり話す人は、周囲から疎まれたり、職場の雰囲気を悪くしてしまうケースも多く見られます。
そんな時に、女性ならではの勘の良さと柔軟さで臨機応変な対応力を発揮することによって、良い雰囲気に変えることができます。何事にも親身になって相槌を打ちながら、真剣に同僚の話を聞くことで、相手に大きな満足感を与えながらお互いが会話を楽しめるのです。
仕事場ではお互いの信頼関係の構築が何よりも肝心です。そのためには、常日頃からなんでも話し合える風通しの良い労働環境を整えておくことが求められます。そこで、聞き上手になるために具体的にはどんな技術がいるのかご紹介します。
アイコンタクトと相槌
一つ目はアイコンタクトと相槌です。
まず、最初の印象で「この人しっかり話を聞いてくれそうだな」という印を持ってもらうために、最初の一言は目をあわせて聞くようにしましょう。
そして体全体を相手に向けて相手の話を”しっかり聞いていますよ”ということをアピールするのです。適度に相手の話の最中に相槌を打ち、話に共感しているという姿勢を見せましょう。
相槌のパターンを増やしながら相手から色々な話を聞き出しましょう。「なるほど」「そうなんですね」「すごいですね」の前に感嘆詞を入れましょう。例えば「ほぉー、なるほど」「えぇっ!そうなんですね」「うわぁー、すごいですね」などといったようにです。
驚きや自分の感情をわかりやすく相手に伝えることによって相手もこちら側が話を飽きずに聞いてくれていると安心しながら話すことができます。
オウム返し
相手の言っている要点をくみ取ってその言葉を繰り返しましょう。
「○○の案件の事なんですが」「〇〇の案件についてですね。どうしましたか?」といったように相手が話していることについてしっかり聞いていますよ、知っていますよという姿勢を見せることが重要です。
特に相手が話の中で何度も出してくるキーワードに焦点を当ててそのことについてオウム返しを使って質問してあげたりすると相手が本当に伝えたい事、言いたい事を聞き出すこともできるでしょう。
自分の意見を率直に話すよりも相手の言いたい事に焦点を当てて聞いてあげる方が本音や共感を得ることができ、また話したい、相談したいと思ってもらえる近道なのです。
会話の中での「オウム返し」はかなり有効で会話も弾むようになりますが、注意しなくてはいけない点もあります。それは「3回以上は繰り返さないこと」です。あまりにも繰り返してしまうと相手は馬鹿にされているのでは?と感じてしまうこともあるので気をつけましょう。
沈黙を気にしない
会話が途切れてしまうのが気まずいと感じたり、耐えられないと思う方もいるかと思いますが、相手が話している間に話が途切れてしまったりしても無理に話を続けようとしないという事も時として必要です。
もしかすると相手は話すことを整理していたり、考えているだけかもしれません。会話が途切れてしまっても、おどおどせずに平常心を保って、次に何を聞くのか、話すかなどを考えるのが良いでしょう。
聞き上手は、相手が今何を伝えたいのかをしっかりと見極めることが重要です。
その意を汲んでできるだけ迅速に処理を行うことによって、上司や同僚たちの信頼を勝ち取ることが可能になるのです。
このように、女性の特性を最大限に活かして、職場の潤滑油のような存在となれるように少しずつ普段の会話にとり入れて練習していくとよいでしょう。