乾燥肌の症状って?インナードライ肌が気になるテカりの改善方法について

乾燥肌に悩む人はとても多いですが、乾燥肌なのにTゾーンや顔の一部がテカるという方も、多いのではないでしょうか?その症状は、インナードライかもしれません。

インナードライという症状は、肌のバリア機能である角質層の減少で発生し、混合肌とよく勘違いされます。今回は、インナードライの症状や原因だけでなく、混合肌との見分け方や、取り入れるべき成分をご紹介します。

インナードライ肌とは

インナードライとは、乾燥肌脂性肌のことを指しています。乾燥が原因で、顔の一部だけ皮脂が過剰に分泌されてしまう症状があらわれます。

インナードライは乾燥性脂性肌のこと

インナードライは、乾燥が原因で皮脂が分泌されてしまう肌質のことを言います。基本的には、肌が全体に乾燥しており、乾燥肌と脂性肌が混ざっている混合肌とは、また別の肌質になります。

インナードライは、日本人女性の70%前後が持っている症状だと言われています。具体的に言うと、昔は顔や体全体が乾燥していたのに、20代後半から30代にかけて急に、「皮脂が出始めた」といった人が当てはまります。

症状は、肌が突っ張るのに鼻がテカる

インナードライの症状を具体的に言うと、以下の3つの症状があらわれることが多いです。

・乾燥で肌が突っ張る、カサカサする

・鼻だけテカる、ゴワゴワする

・夕方になると化粧崩れがひどい

基本的には、乾燥肌の症状が多くあらわれます。しかし、口周りは乾燥する、お風呂上がりは全体的に肌が突っ張るのに、Tゾーンだけ皮脂が出るというように、一部分だけ脂性肌のような症状があらわれることが最大の特徴です。

また、表面はテカっているけれど、中は突っ張った感覚やゴワゴワした感触が消えないこともあります。

原因は乾燥による水分不足

インナードライの原因は、乾燥です。肌の表面のバリア機能が低下してしまい、水分が蒸発しやすくなっている人に、よく起こる症状です。

肌の表面には、角質層という水分の蒸発を防いでいるバリア機能があります。しかし、この角質層の機能低下が起こることで、肌に水分を留めておけずに、蒸発しやすくなってしまいます。

肌の水分が不足すると、肌は足りない水分を補おうとして、皮脂を分泌するようになります。その皮脂がテカリとなってあらわれるため、「テカっている」「脂性肌かな」と感じてしまうようです。

しかし、基本的に肌が乾燥していることには変わりないため、肌の表面にゴワゴワや突っ張りも感じます。

水分不足は、肌の老化と間違ったスキンケアが原因です。20代後半から30代にかけて、肌はどうしても老化します。そのため、肌のバリア機能である角質層もどんどん減少します。

さらに、間違ったスキンケアで保湿が足りなくなると、乾燥が進行することになり、インナードライも進行します。

インナードライと混合肌の違い

インナードライは、よく混合肌と勘違いされます。混合肌とは肌が持つ性質が異なり、お風呂上がりや洗顔後の肌で見分けることが出来ます。

混合肌は乾燥肌と脂性肌の性質を持っている肌

混合肌は、乾燥肌と脂性肌両方の性質を顔に持っていることを指します。日によって肌が変わるわけではなく、顔の部位ごとに肌の性質が変わります。

例えば、Tゾーンはテカりを感じる脂性肌だけれど、口周りのUゾーンは肌が突っ張る乾燥肌というように、分かれている状態です。また、肌の部位ごとで明らかに皮脂の分泌量がちがうという方も多いのではないでしょうか?皮脂の分泌量にバラつきがある場合は、混合肌なことが多いです。

インナードライは乾燥肌の性質のみ持っている肌

インナードライは、乾燥肌の性質のみ持っている肌です。そのため、基本的には肌のどこの部位もゴワゴワする、突っ張るといった乾燥肌の症状しかあらわれません。

また、Tゾーンがテカるといった場合でも、部位ごとの皮脂の量のちがいが大きくあらわれないことが多いです。「テカるけれど少しくらいかな」といった方は、インナードライなことが多いです。

見分け方はお風呂上がりの肌

混合肌とインナードライの見分け方は、お風呂上がりや洗顔後の肌の状態で見分けられます。

化粧水や乳液を何もつけていない状態では、肌の状態をしっかりと把握することが出来ます。突っ張りを感じるならばインナードライ、感じなければ混合肌の可能性が高いです。また、化粧品ブランドのカウンターで肌診断をしてもらうのも、正確に肌質を知れるためおすすめです。

インナードライに効果的な成分とは

インナードライ改善のためには、セラミドやヒアルロン酸といった効果的な成分を、積極的に肌に取り込みましょう。

セラミド

セラミドは、肌を保湿してくれる成分です。角質層の水分を逃さないようにとじ込めてくれるだけでなく、蒸発を防ぐ効果も期待できます。

セラミドは、化粧水に含まれていると良いでしょう。肌の保湿機能の80%前後は、このセラミドが担っているとも言われているくらい効果が高い成分です。化粧水を数回に分けて、しっかりと肌に入れ込みましょう。

ヒアルロン酸

美肌成分でもあるヒアルロン酸も、インナードライに効果的です。ヒアルロン酸は、肌の内部からきれいに、乾燥を防いでくれる効果が期待できます。

ヒアルロン酸は、バリア機能を補佐する成分ではありません。しかし、セラミドと一緒に吸収することで、肌が内部からもちもちと、潤った肌になるように働きかけてくれます。

化粧水や乳液はもちろん、ヒアルロン酸配合の美容液をいつものケアにプラスして入れ込むのがおすすめです。

まとめ

インナードライという、乾燥肌なのに皮脂が分泌される症状に悩む人が増えています。肌全体は乾燥しているのにTゾーンはテカるという症状が見られ、日本人女性の70%前後が悩んでいる症状です。肌のバリア機能である、角質層の減少が原因で発生しています。

インナードライは、混合肌とよく勘違いされますが、肌の持つ性質は全く異なります。もしも不安な場合は、お風呂上がりや洗顔後の肌が突っ張るかどうかで見分けられます。

もしもインナードライであれば、セラミドやヒアルロン酸配合のスキンケアを取り入れてみると改善します。ぜひ試してみてくださいね。

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