素肌になると気になる毛穴の汚れや、ガサガサとした手触りで分かる古い角質。放っておくと化粧水の浸透も悪く、いくらケアしても肌の調子が戻らず、メイクノリも悪くなってしまうのです。
日頃から、冷房の効いたサロン内に長時間いるネイリストさんともなると、特に肌の乾燥が気になることも多いのではないでしょうか。そこで今回おすすめしたいのが、お手持ちの乳液を使ってできる、乳液洗顔なんです。
特別なスキンケア用品を買わなくても、乳液１本で毛穴の奥まで綺麗なうるおい肌を手に入れることができますよ！今日からでもすぐに始められるので、ぜひ今回ご紹介する方法で乳液洗顔を試してみてくださいね。
乳液洗顔とは
乳液で顔の汚れや古い角質を落とす方法
乳液洗顔とは、乳液の効果を使って、肌の汚れを落としていく方法です。通常の洗顔だと石けんや洗顔フォームを使い汚れを取り除いていきますが、同時に肌のうるおいまで失ってしまうというデメリットがあります。
そのため洗顔の後にはすぐに化粧水をつけないと、肌が突っ張るという人は多いはずです。また洗顔のしすぎは肌が乾燥する原因にもなります。そこでおすすめなのが、乳液を使った洗顔法です。
この方法は、乳液の保湿成分によってうるおいを損なうことなく肌の汚れや肌表面にたまった古い角質を除去することができるのが大きなポイント。特に乾燥で悩んでいるネイリストさんにはぜひ試してほしい方法です。
乳液洗顔に必要なもの
乳液洗顔を行うのに必要なのは、手持ちの乳液と清潔なタオルのみ！思い立ったらすぐにできる手軽さがいいですよね。ちょっとこだわるとすれば、使用する乳液の種類。
肌に乗せてマッサージをするので、自分の肌に合う乳液を使う様にしましょう。また、初めて乳液洗顔を試す場合は、硬めのテクスチャーのものよりは、さらさらと軽めのテクスチャーの法が、マッサージしやすいですよ。
乳液洗顔の効果
古い角質を除去
乳液洗顔には、肌にしっかりと乳液を馴染ませることで、肌表面にたまっている古い角質をやわらかくし、除去する効果があります。実は、普段きちんと洗顔をしていても、古い角質というのは、なかなか取り取り除くことができないのです。
ピーリング効果のある洗顔料で角質を取り除いたり、拭き取り化粧水でケアをする方法はよく知られていますが、肌が弱くてピーリングができないという人にもいらっしゃいますよね。
乳液洗顔は、肌に余計な負担をかけることなく角質を取り覗くことができるため、敏感肌の方でも無理なく、つるつるの肌を手に入れることができますよ。また、肌のターンオーバーが正常にはたらくようになるので、肌調子もよくなります。
肌のうるおいを逃さずに毛穴の汚れを溶かしだす
皮脂や汚れが毛穴に入り込み、それをきちんと洗浄できないでいると、汚れが酸化して毛穴の黒ずみになってしまいます。特に目立って気になるのは鼻のてっぺんや小鼻のあたり。
乳液洗顔では、皮脂と同じ油分によって毛穴に詰まってしまった汚れを溶かしだし、キレイな毛穴を取り戻します。油には油というように、毛穴の黒ずみ除去にはクレンジングオイルを使用することもありますが、オイルを使うとどうしてもダブル洗顔が必要となり、肌の乾燥を招くことに。
しかし、乳液洗顔なら肌のうるおいを逃すことなく毛穴をキレイにできちゃいます。一度で全てを取り除くことはできないかもしれませんが、定期的に行うことで毛穴レスな美肌に近づけます。
洗顔方法
基本の乳液洗顔
乳液洗顔の方法としては何種類かありますが、中でも簡単なのは入浴の際に行う方法です。まず、湯船に浸かり、しっかりとあたたまって毛穴を開かせます。
メイクは事前に落としておいてくださいね。乳液を普段のスキンケアより多めに手に取り、体温であたためながら顔にのせていきます。毛穴の汚れが気になる部分などを中心にくるくると優しくマッサージ。
乳液がすっかり肌に浸透した感触になったら終了です。蒸しタオルを顔にのせ、古い角質や汚れを優しく拭きとっていきましょう。肌はぷるぷるのままで、つるんとした質感が戻ってくるのを実感できます。乳液洗顔が終わったら、いつも通りにスキンケアをすればお手入れは完了です。
毛穴の汚れが気になるとき
特に毛穴の黒ずみが気になるとき、毛穴のケアが目的のときは、湯船に浸かるだけでなく蒸しタオルで事前にしっかり毛穴を開いてあげるといいでしょう。
また、乳液が冷たいままでは毛穴がふたたび閉じてしまうので、しっかり体温であたためてから使います。黒ずみが気になる部分を優しく指の腹でくるくるとマッサージしましょう。
肌のゴワゴワが気になるとき
古い角質のせいで肌がゴワゴワしているなら、角質を乳液洗顔でやわらかくふやかすのが大切です。たっぷりの乳液で優しくマッサージして不要な角質をやわらかくしたら、水分多目の蒸しタオルを作って少し長めに顔にのせましょう。
蒸気であたためることで、さらに角質をはがれやすい状態にして拭き取れば、つるつるお肌を取り戻せますよ。
使用する乳液の選び方
惜しみなく使えるものを
乳液洗顔は、たっぷりの乳液を使うのがポイント。顔が乳液で真っ白になるくらい使用します。
高価でもったいないからと量をケチってしまうと、肌への摩擦が強くなりダメージを与えてしまいますし、乳液がきちんと馴染まなければ角質をやわらかくすることも毛穴の汚れを落とすこともできず、効果半減です。惜しみなくたっぷり使えるものを選びましょう。
保湿力や肌に優しいものを
うるおいに満ちたぷるぷる肌を目指すなら、保湿力のある乳液を。特に乾燥の気になる季節には、しっかり保湿しながらマッサージしたいですよね。乳液の中には美容成分が配合されたものや、高保湿となっていて長時間うるおいをキープしてくれるものもあります。
また、吹き出物が心配という人は、敏感肌でも使える低刺激のものから試してみましょう。手持ちの乳液があれば、もちろんそれで十分ですが、買い替えを考えているときには参考にしてみてください。
まとめ
乳液洗顔の効果や手順について紹介しました。乳液は保湿だけでなく、上手に使えば角質除去や毛穴の汚れにも力を発揮する強い味方だったんですね。
洗顔方法もとても簡単なので、お風呂ですぐに試せるのも魅力です。乳液を惜しみなくたっぷり使って、毛穴レスでぷるぷるな美肌を手に入れましょう。
