ネイルサロンの売上を伸ばすために最も必要なもの。
それはリピーターの獲得です。
新規顧客を増やすためには、
ネット予約サイトやフリーペーパーなどを利用して集客のために広告を出したり、
しているサロンが多いですが、この方法にはかなりの費用がかかります。
しかし、高い広告費をかけてせっかくお客様が来店してくれたとしてもリピートしてくれなければお客様を集めるために永遠に広告費を払わなければならないのです。
リピーターが多いサロンと少ないサロンではお客様の数だけでなく、広告費にも大きな差が生まれてしまうわけですね。
もしリピーターを増やすことができて、広告費を削減できたらそのぶんの費用を材料費に当ててお客様の満足度を高めたり、社員旅行などもちょっといいところへ行く!なんてこともできちゃうかもしれません!
今後のためにもリピーターを増やすためのポイントや人気サロンに共通するリピーター対策を参考にしてみるのが良いです。
それでは早速リピーターを増やすための5つのポイントを見ていきましょう。
ネイルの技術は絶対必要
当然ですが、お客様は綺麗なネイルをしてもらうためにネイルサロンに来ています。
セルフネイルが簡単にできる時代ですから、プロとしてお金をもらうに相応しいだけのネイルアートができなければ話になりません。
セルフネイルでは限界があるデザインであったり、ネイルのもちの良さも重要になってきます。せっかく施術してもらったのに、1、2週間で取れてしまうようでは次もしてもらいたいとお客様に思ってもらうのは難しいです。
またネイルには技術だけでなくセンスも必要です。
InstagramなどのSNSの利用やファッション誌、お客様との会話など、あらゆる手段を動員してトレンド情報を収集することも欠かせません。
さらにネイルのデザインも毎月更新されているということも重要になってきます。たくさん作るのは大変なことなので、毎月4個づつくらいのデザインをひと月限定という形で出してみるのも良いでしょう。
1ヶ月単位であればネイルのリペアをするにも丁度良い期間なので次回の来店を促すこともできます。
気持ちの良い接客サービス
ネイリストは技術職であると同時に接客業でもあります。
2時間も付きっきりで施術をするのに、適当な接客をされたらリピートなんてするはずがありませんよね。
予約の電話から始まり、挨拶から施術、お帰りの見送りまで、お客様が気持よくネイルをして帰れるように、心を込めておもてなしをしましょう。
また、2回目以降の来店では、前回の話をするのもおすすめです。
自分のことを覚えていてくれているという特別感は心の距離が縮めるのに非常に効果的なので、施術をしながらでもしっかりとお客様の話に耳を傾けましょう。
居心地の良いネイルサロン
これは接客と重なる部分もありますが、サロンでの居心地の良さはとても大切です。
ネイルサロンに限らず、美容室やエステなど、美容関係の施設というのは、女性にとってはただ身だしなみを整えるだけの場所ではありません。
日常を離れた特別なひと時を求めているのです。
普段仕事や家事で忙しいという人でもサロンへ行く時間だけはゆっくりと自分の時間が取れる。
そんな空間になっていれば自然とお客様も癒しを求めて足を運んでくれるようになります。
ただ、どんな空間が居心地がいいというのは人それぞれなので、これだという正解は無いので難しいところですが、例えば話をすることで楽しくなれるお客様であれば聞き役に徹したり、落ち着いた空間が好きなお客様の時はハーブティなどでリラックスしてもらうなど、お客様にちょっとでも充実した時間を過ごしてもらえるような工夫をすることが必要です。
通いやすさ
どれだけネイルの技術や接客が素晴らしくても、通いやすいネイルサロンでないと、やはりリピーターの獲得は難しくなってしまいます。
例えばネイリストの数が少なく、中々予約が取れないとします。
ネイルサロンのメインターゲット層であるOLさんは学生のように時間の融通がきかないので、やはり足は遠のいてしまうのではないでしょうか。
また立地に見合わない価格設定だと、評判が良くても割引のある初回だけで、再び利用してはくれないかもしれません。
「継続的に通いやすいかどうか」ということをお客様の立場で考えてみましょう。
顧客管理を徹底する
最後に、リピーターを獲得し、継続的にネイルサロンに来てもらうために重要なのが顧客管理です。
リピート率の低いサロンほど顧客管理が甘い傾向があり、名前や住所、連絡先などの基本情報くらいしかおさえていなかったりします。
最低でも
・ネイルサロンに来る頻度
・1度の来店で使ってくれる平均費用
・最終来店日
は記録しておきましょう。
優良顧客をリストアップすることができますし、足が遠のいているようなら、LINE@やハガキでクーポンを送ったりすれば再びネイルサロンに来てくれる可能性も大きく上がります。
リピーターが最も離れやすいのが「3回目の来店」のタイミングと言われていますが、これは特別な不満があるわけではなく、ほとんどが「なんとなく」だそうです。
ここでしっかり繋ぎ止めるための手を打てれば、継続的に来店してくれる優良リピーターになってくれる可能性はグッと高くなります。
最後に
待っているだけではお客さんはリピートしてくれません。
リピーターを上手に獲得しているサロンと比較してみて、自分のサロンに足りない部分を真似してみるというのも大切なことです。
もちろん、それだけではなく他店にはないオリジナリティーを強めて行くこともリピーターさんになってもらうきっかけとなりますので自分のサロンの現状と、今回ご紹介した5点を見直し、リピート率の高い人気ネイルサロンを目指していきましょう!