肌に優しいことや、クレンジング不要なことで人気のミネラルファンデーション。使い方が簡単で誰でも肌がキレイに見えるのも人気のひとつでしょう。
そんなミネラルファンデーションは下地もコンシーラーも不要という商品が多いのですが、今まで普通のファンデーションを使っていた人には「本当に?」という不安もあることと思います。ミネラルファンデーションとはどんなものなのかを知っていきましょう。
ミネラルファンデーションとは
ミネラル=天然の鉱物のこと
ミネラルファンデーションのミネラルとは、天然の鉱物のことを言います。ケミカルなものを使わないことから肌に優しいファンデーションとしてアメリカで発祥しました。
アメリカでミネラルファンデーションと言えば、合成着色料・タルク・賦形剤・鉱物油・合成香料などを使わないという厳しい基準があります。
しかし、日本国内ではそこまで厳しい基準はなく、ミネラル成分が少量しか入っていないものや、ケミカル成分が含まれているものもあり、どこからがミネラルファンデーションと言えるのかは明確ではないのが現状です。
・本当に肌に優しいミネラルファンデーションの見分け方
今や多くのミネラルファンデーションが出回っているため、本当に肌に優しいものを探すには苦労するかもしれません。
肌に優しいかどうかを簡単に見分ける方法として、「クレンジング不要」「石けんで落とせる」と謳っている商品は、従来のファンデーションに使用されるシリコンや界面活性剤などが含まれている可能性は低く、肌に優しいと考えられます。
ただし、それだけで絶対に安全とは言えませんので、肌が弱い場合は成分をしっかり確認して試してみることをおすすめします。
質の悪いものが出回っているのも確かですが、国内で製造されているものの中には鉱物の中でもより安全なものしか使っていない品質の良いものもあるので、自分にぴったりのファンデーションを見つけてくださいね。
シミやニキビ跡はカバーできる?
薄いシミならカバーできるものも
肌に優しいことに加えて、気になるのはシミやニキビ跡のカバー力ですよね。ミネラルファンデーションには、素肌のように見せてくれる薄付きのものもあれば、カバー力に優れているものもあります。
シミやニキビ跡の大きさ、濃さにもよりますが、薄いシミならそれだけでカバーできるファンデーションはあります。ただし、完璧に隠したいのであれば、コンシーラーなどを併用するのがいいでしょう。
重ねてもよれにくいので初心者にぴったり
普通のファンデーションだと、シミを隠したいからと厚塗りしてしまうことでファンデがよれたりして仕上がりが汚くなってしまいます。
しかし、ミネラルファンデーションは重ねることに強いため、汚くよれたりせず自然に仕上がります。なので、コンシーラーなどを使ってのカバーが苦手な人、メイク初心者でどうカバーすればいいか分からないという人には、ミネラルファンデーションが使いやすいかもしれません。
ミネラルファンデに下地は必要?
下地は不要というものがほとんど
ミネラルファンデーションは、そのほとんどが下地いらずでそのまま使えます。肌に優しいうえに、ステップが簡単なのも忙しい女子には助かりますね。
中には下地もUVもいらないというものも。肌に気になるシミやニキビ跡もなく、素肌っぽくキレイに見せたい人なら、下地なしで十分だと思います。
仕上がり具合の好みに応じて
メイクの仕上がり具合は、素肌っぽく見せたい人やしっかりメイク感を出したい人と、それぞれ好みがあります。また、シミが気になる人もいれば毛穴の開きが気になる人と悩みも様々。
下地は必ずしも必要ではありませんが、きちんとした仕上がりを求めるのなら、やはり使った方がいいでしょう。毛穴やシミのカバー力アップはもちろん、メイクの持ちも違ってきます。
ミネラルファンデーションの下地は相性が大切
いざ下地を使おうと思ったときに、困ったことが起きる場合もあります。例えば、パウダータイプのミネラルファンデーションを使っているのに、こってりクリームタイプの下地を塗ってしまうと、パウダーが均一につかなくなってしまいます。
パウダータイプを使うときには、事前に肌をさらさらにしておくのが鉄則。そうなると、クリームタイプの下地とは相性が悪いことになりますよね。自分の使っているファンデーションのタイプで下地を選ぶことが大切です。
また、せっかく肌に優しくクレンジング不要のミネラルファンデーションを使っているのに、クレンジング必須の下地を使うのでは意味がありません。下地も肌に優しいもの、ミネラル成分の豊富なものなどを選ぶのがいいですね。
ミネラルファンデーションを綺麗に仕上げるには
肌質に合ったタイプを選ぼう
ミネラルファンデーションには、パウダータイプやプレストタイプ、クリームタイプなど色々な形状のものがあります。乾燥肌でパウダータイプを使うと、仕上がりが良くても肌に乾燥を感じることも。
また、オイリー肌の人がクリームタイプを使うと崩れやすくなったりということがあるので、自分の肌質に合ったタイプを選ぶのがいいでしょう。どのタイプが合うか分からない場合は、お試しセットで色々試してみるのもいいですよ。
使う道具を厳選しよう
肌質にあったタイプを選んだら、次は使う道具にこだわってみましょう。パウダーを使っているなら、肌にのせるブラシをいいものにしてみたり、クリームを使っているならスポンジやパフを変えてみて。
付属のものはもちろん良いでしょうが、もっと肌に優しいものやカバー力を上げるものなどもあり、道具ひとつで仕上がりに差がつきますよ。いつもファンデーションがが思うようにのらないという人は、道具を変えてトライしてみてください。
まとめ
ミネラルファンデーションの基礎知識から、下地の有無やカバー力について紹介しました。肌が弱くメイクをあきらめていた人も、ミネラルファンデーションなら大丈夫だったということもあります。
クレンジングが不要なことも肌に優しいと言われる理由のひとつ。いつものメイクでの肌への負担が気になるなら、一度ミネラルファンデーションに変えてみるのもいいかもしれませんね。