毎朝1杯のバターコーヒーを飲むと脂肪が減るという話を聞いたことはありますか。バターなんて太るんじゃないの?と思ってしまいますが、コレステロールや中性脂肪を減らすバターを使ったクリーミーで美味しいコーヒーなんだとか。
毎日コーヒーを飲むだけでダイエットになるなら、ぜひとも挑戦してみたいですよね。今回はバターコーヒーの効果や作り方について紹介します。
バターコーヒーとは
コーヒーにバターやオイルを加えたもの
バターコーヒーとは、良質なコーヒーにグラスフェッドバターやMCTオイル、ココナッツオイルなどを混ぜた飲み物のこと。
コーヒーにバターとオイル!?と困惑してしまいそうですが、しっかり攪拌することでバターやオイルがクリーミーで甘みのある味わいになり、とっても美味しいのです。
カフェオレなどのクリーミーなコーヒーが好きな人にはピッタリかもしれません。
バターコーヒーが世の中に広まったわけ
ダイエットに効果的と言われ、世に広まったバターコーヒー。これはアメリカの起業家が本に書いたことがきっかけで爆発的に広まったと言われています。
彼はなんとバターコーヒーで50キロ以上も痩せたとか。コーヒーを飲むだけでみるみる痩せるとなれば、誰もが飛びつきますよね。
バターコーヒーに使用するバターとオイル
バターコーヒーにはグラスフェッドバターを使うと言われていますが、あまり耳慣れない名前のこのバター、グラスフェッド=牧草のことを言います。
要するに、穀物などを摂らず牧草だけを食べて育った牛の乳で作るバターがグラスフェッドバター。一般的なスーパーではなかなか手に入れることができません。
近隣で探すよりもネット通販の方が確実に手に入ります。MCTオイルは、中鎖脂肪酸と呼ばれるヤシ科の植物に含まれている成分。
中鎖脂肪酸は一般的なオイルと違い、体内でエネルギーとして使われるのが早く体脂肪になりにくい、そして脂肪の燃焼を助けてくれるので、もともとの体脂肪を減らしてくれるという嬉しい効果があります。
ココナッツオイルもMCTオイルに近いはたらきを持っているため使われることがありますが、より体脂肪になりにくいのはMCTオイルです。
バターコーヒーのダイエット効果
腹もちがよく置き換えダイエットになる
バターコーヒーダイエットでは、朝食代わりにバターコーヒーを飲むことをすすめています。これはバターコーヒーが普通のコーヒーと違い腹もちがよいため、1食置き換えダイエットに最適だから。
また、置き換えダイエットにありがちなのが、次の食事前にお腹が空きすぎてドカ食いしてしまうこと。ところがバターコーヒーだとお昼になってもお腹が空きにくく、ドカ食い防止になるのはもちろん、中にはお昼も抜いてしまう人までいるそうです。
腹もちがいいのはグラスフェッドバターやオイルなど、カロリーのあるものが含まれているから。ただ、これらは体内に留まりにくいので安心して摂ることができるのです。
グラスフェッドバターには不飽和脂肪酸がたっぷり
バターコーヒーに使われるグラスフェッドバターには、不飽和脂肪酸がたっぷり含まれています。不飽和脂肪酸とはさんまやサバの魚類、オリーブオイルやごま油などに含まれているもので、常温で固まりにくい性質を持っています。
これはコレステロールや中性脂肪を減らしてくれる効果があると言われているので、積極的に摂っていい食材になります。バターやオイルはカロリーが高いためダイエットには敵のように思われますが、良質なオイルはむしろ体に良いのです。
コーヒーは代謝を上げる
コーヒーには脂肪燃焼効果のある「クロロゲン酸類」というものが含まれています。体にいいと言われるポリフェノールの一種で、これが脂肪を燃やしてくれるはたらきをします。
脂肪を体に溜めず脂肪を燃やしてくれるので、普通のコーヒーを適度に飲むこともダイエットに最適と言えます。これがバターコーヒーとなると、グラスフェッドバターやMCTオイルとの相乗効果で益々効率良く痩せられるわけですね。
健康にいい、痩せると言われる飲み物は多くありますが、身近で手に入りやすいコーヒーがダイエットにいいとは驚きです。
バターコーヒーの作り方
作り方はとてもシンプル
バターコーヒーの作り方は、良質なコーヒーをドリップしたものにグラスフェッドバターやMCTオイルを入れてよく混ぜるだけ、というごくシンプルなもの。
コーヒー1杯に対してグラスフェッドバターとMCTオイルがそれぞれ大さじ1くらいの分量です。とはいえ、コーヒーにバターを落としてスプーンでかき混ぜる程度では美味しい飲み物にはなりません。
それがバターコーヒーだと思ってしまうと、きっと続けられないし自分は苦手と勘違いしてしまいます。バターコーヒーはしっかりと攪拌してオイルを乳化させることで、クリーミーで美味しい飲み物になります。
シェイカーやカプチーノを作るときに使うミルクフォーマーなんかを使ってみるといいですね。
作るのは面倒という人に、こんな商品もあります
作り方は簡単ですが、材料を揃えるとなると結構お金もかかるし、毎日だと面倒・・・と思っているあなたにおすすめの、お湯を注ぐだけの商品もあります。
オーガニックなど原料にこだわっていながら価格もお手頃。また、コーヒーショップやコンビニでバターコーヒーを販売しているところもあるので、通勤途中に購入できたりして便利です。
これなら材料を揃える前にちょっと試してみたい、というときにもいいですよね。自分のライフスタイルに合った方法で、生活にバターコーヒーを取り入れてみてください。
まとめ
バターコーヒーのダイエット効果と、その材料や作り方を紹介しました。バターはダイエットの敵だと思っていたのに、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれるものがあるのも驚きです。
絶対に普通のバターで作るのはやめましょう。また、コーヒー自体に脂肪燃焼効果があることも分かりましたね。バターコーヒーは腹もちがいいので朝ごはんの代わりに飲むのがおすすめです。
お湯を注ぐだけのものやコンビニにも登場しているので、作るのが面倒な人は市販品をうまく使ってバターコーヒーを楽しんでみてください。