ネイル検定3級はネイリストを目指す人にとっては初めての資格となります。このネイル検定は義務教育を終えた人なら誰でも受験できます。ネイル検定の試験内容については実技試験と筆記試験の2つがあり、この両方を合格することが資格取得の条件となります。
学科試験について
学科試験は基礎がしっかりとできていれば合格できるといわれています。ですが、実技試験で不合格になってしまうケースがほとんどです。ネイル検定3級の合格率は70%です。高いと思われているかもしれませんが、ネイルケアの基礎がしっかりとしていないと不合格になってしまいます。
学科試験の対策ですが、学科試験は4択式のマークシート式なので基礎をしっかりと頭に入れておけば、それほど心配の必要ありません。
実技試験について
また、実技試験はテクニックや芸術的なアートは必要ありません。基礎をみられるのでネイルケアの基礎をしっかりと勉強することが大切です。この実技試験の時間は1時間です。この間に全ての工程をおこなわなければなりません。時間配分がとても重要になってきます。理想のネイルケア時間配分としては、手指の消毒に1分、カラーオフに6分、ファイリングに9分、クリーンナップに13分、カラーリングに25分、アートに8分、トップコートに2分です。
この工程では時間配分に気をつけることももちろんですが、工程一つ一つで抑えておくべきポイントがあります。
各工程の注意点
消毒ではエタノールをたくさんつけて指にコットンが張り付かないようにします。カラーオフでは事前に爪の大きさにコットンを切っておきます。カラーオフは10本全ての指をした後に残りがないか確認します。ファイリングではブラシダウンを忘れやすいので忘れないようにします。また、ファイリング後にバリが出る可能性があるのでバッファーを使用してバリを取り除きます。クリーンナップではキューティクルポケットができていることを確認します。カラーリングではエッジ塗りを忘れないようにし、キューティクルラインを意識します。アートでは短い時間で描けるように練習が必要です。トップコートではたっぷり塗ります。アートの指は最後に塗ります。
減点となる対象を理解しておく
実技試験では細かい減点対象が明確になっているので減点されないように事前に確認しながら練習をする必要があります。1つの工程をが終わったら前の工程に戻れないということを意識していきましょう。また、減点対象の癖などがあるのなら早めに治しておく必要があります。
合格率が高いといっても油断は禁物です。ネイルケアの基礎をしっかりと練習しておくことが合格への近道です。