ネイリストにとっての聞き上手になることの大切さ

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ネイルサロンにくるお客様の多くは、ネイルを楽しみたいと思うと同時に、その時間を楽しみたいと思っています。

お客様にとって、ネイリストとの楽しい会話は日頃の疲れやストレスを癒してくれる大事な時間であり、ネイリストにとっては信頼を得ていく時間でもあります。

お客様にもっとリラックスしてもらうためにも、聞き上手になるポイントをご紹介します。

お客様の「ファン」になることで会話はもっと楽しくなる!

聞き上手の基本は「相手に対して好意を持つこと」です。まずはお客様の素敵だと思う所を見つけてみましょう。

仕事に誠意や情熱がある、忙しい中にもユーモアや美を忘れない、ネイリストにも気遣いをしてくれるやさしさなど、意識してみれば短い会話でも相手の良い所を見つけるのは意外と簡単です。そんなお客様の良い所を見つけてお客様の「ファン」になりましょう。

人は相手から好意を向けられるだけで安心感を得て、好意を向けてくれやすくなります。そうすると言葉が出やすくなるので会話が弾みます。

「あいづち」と「寄り添う気持ち」を大事にしよう!

しかし新人ネイリストの場合は、言葉に詰まる時もあるかもしれません。そんな時は「そうですね!」や「なるほど~!」といった「あいづち」を上手く利用しましょう。

また、「それからどうなったんですか?」などの続きを求める言葉を投げかけると、お客様からすると話しやすくなります。

しっかりと相手に「お話に興味を持っています」というメッセージを送ることで、お客様は「自分の気持ちを大事にしてもらっている」、「気持ちに寄り添ってもらっている」と感じやすくなり、安心感を覚えてくれるでしょう。

会話を広げる「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」

多少会話に慣れて来たら、積極的に「オープンクエスチョン」を取り入れましょう。オープンクエスチョンとは、相手に自由に答えてもらう質問の形式です。

それに対して「YES」か「NO」、「A」か「B」、などどちらかで答えられる質問を、「クローズドクエスチョン」と言います。
例を挙げれば、「芸能人は誰が好きですか?」と言った質問はオープンクエスチョン、「芸能人のAさんは好きですか?」と言った質問はクローズドクエスチョンです。

オープンクエスチョンは相手の気持ちを聞き取りやすく、楽しい会話を広げるには効果的です。しかし、相手との親密さがあまり深くない場合には答え辛いこともあります。

対してクローズドクエスチョンは質問の答えがある程度決まっているので、親密でない場合でも答えやすいのが魅力です。しかし答えが決まっているので相手の気持ちには寄り添い辛く、これだけでは会話が広がらないこともあります。

両方の質問の仕方を上手く取り混ぜることで会話を広げていきましょう。

 

他にも目線の合わせ方や言葉の言い回しなど、聞き上手になるテクニックはたくさんあります。しかし何より大事なことは「お客様との会話を楽しもう」とネイリストが意識をすることです。

嫌々話していても、それはお客様に伝わってしまいます。ネイルをする短い時間ですが、お客様に敬意を払い、そしてその時間を大事にするという姿勢が聞き上手なネイリストになる近道です。

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