「言われたことをしっかりする」ということは、仕事をしていく中で心がけたい大切な事柄のひとつ。言われたことがしっかりできる人は、上司や同僚からの信頼を得やすくなりますし、大切なお客様からの信頼も得ることができます。
それはもちろん、ネイリストの世界も同じです。
「言われたことをしっかりする」ことの意味
「言われたことをする」ということは、相手との約束を守ること。上司や先輩から受けた指導や、同僚に頼まれたことをきちんとすること。それによって、あなたが「約束を守れる人」、ひいては「信頼できる人」と認識されます。
では、言われたことだけできれば信頼を得ることはできるのでしょうか?
答えは「ノー」です。言われたことだけをする人というのは、たいていの場合「なぜ、それをしなければいけないのか?」というところに考えが及んでいません。
特に、上司や先輩から教えられることには、必ず意味があります。その意味を考え理解する努力を怠らなければ、周囲から信頼される人になっていくことができるでしょう。
「言われたことをしっかりする」ために必要なこと
やらなくてはいけないことを理解していても、時間がないからと後回しにして気付いたらできていなかった……そんな経験はありませんか?日々の仕事をこなしながら、言われたことを「しっかり」とするということは、意外と難しいのかもしれませんね。
だからといって「できません」では、誰からも信頼を得ることはできません。そんな時、ひと工夫してほしいのは、予定管理と段取りです。
予定管理の上手な人、段取りのしっかりできる人は、周囲からの信頼も厚いですよね。これは、ネイリストの仕事にも役立つスキルではありませんか?
ネイリストに求められる「言われたことをしっかりする」ということ
ネイリストとして成功したいなら、1人でも多くのお得意様を得ることが大切です。
そのためには、技術力だけではなく、接客スキルも大切です。接客スキルの高いネイリストは、お客様の話をよく聞きます。その中でお客様の希望を理解し、全力で応える努力をします。
もちろん、それも「言われたことをしっかりする」ことです。
ですが本当に必要なことは、実はもっと簡単なことです。
たとえば、時間のないお客様に「1時間で終わらせる」と約束をしたのに1時間半もかかってしまった、もしくは、予約のお客様を30分以上待たせてしまった……。
そんな時、お客様はどう感じるでしょう?どちらの例も、やむを得ない事情があったのかもしれませんが、お客様にあなたの都合は関係ありません。
早く終わらせてほしいというお客様の要望に応えるため、効率よく仕事ができるように段取りを組みましたか?予約時間がかぶらないよう、予定管理はしっかりできていましたか?
こういう基本的なことができないようでは、お客様から信頼を得ることはできませんよね。
「言われたことをしっかりする」ということは、簡単なようで難しいことも多いです。そして、たとえ1回の失敗だったとしても、それだけでお客様の信頼を失ってしまうこともよくあることです。
職場での人間関係はもちろん、ネイリストとしてお客様との信頼関係を築いていくためにも、「言われたことをしっかりする」ことを心がけましょうね。