サロンワークの中で、空調の効いたサロンに長い時間いてると肌の乾燥が気になったり、長時間接客から離れられず、メイクの崩れやくすみが目立ってきて夕方にはお疲れ顔に…なんてお悩みの方も少なくないのではないでしょうか?
お客様との距離が近いと、肌の状態が良くないと目線も気になってしまいますよね。少しでもメイク崩れを防げて、夕方になっても元気な肌をキープできたら。肌トラブルを目立たなくすることができたら。
それが叶うメイクができたら嬉しいですよね。今回はそんな効果が期待できるメイク法をご紹介していきます。
リキッドファンデにオイルをプラスするメリット
リキッドファンデにオイルを足すことで得られるメリットをご紹介します。
肌を乾燥から守る
リキッドファンデーションは、ファンデーションの中でも水分が多いので乾燥肌におすすめですが、オイルは肌の角質層へ浸透しやすいので、プラスすることで肌の内側から潤いを与えてふっくら柔らかに保ちます。乾燥肌の悩みである、ベースメイクの粉っぽい仕上がりを防ぐことができます。
肌トラブルを隠す
オイルが光を反射するのでくすみなどの肌トラブルを隠して、疲れしらずの肌へ。オイルがナチュラルな輝き・ツヤを与え明るい印象へ導きます。
ファンデの伸びや肌なじみUP
肌が乾燥していると、ファンデーション肌にうまくのりません。もともとリキッドファンデには油分が含まれていますが、中にはのびが悪くてもろもろとしたテクスチャのものも。
そんなファンデーションにも、オイルを足すことで伸びが良くなってつけやすくなります。そのうえ肌との密着度があがり、崩れにくくなるのです。
ツヤ肌になるオイルの混ぜ方・分量
まずは、リキッドファンデ、オイル、あとリキッドファンデ用の大きめのスポンジを用意しましょう。メイクを始める前に、洗顔後の保湿をきちんとしておきます。
化粧水のあとに乳液、またはクリームなどでしっかりと水分にふたをして、数分置いて肌を落ち着かせます。直接肌に触れるので、手は清潔にしておきましょう。
1.リキッドファンデをパール1粒分よりやや小さめに、手のひらにとります
手の甲にとると、オイルと混ぜる際にたれてしまう可能性があるので、手のひらにとることをおすすめします。(適量は製品によって異なりますので、あくまで参考です。)
2.リキッドファンデにオイルを1~2滴たらします
オイルの量は肌の状態(乾燥の度合いなど)や、お好みの質感に合わせて調節してください。オイルの分量が多すぎると、ツヤを超えてテカりになってしまったり、メイク崩れの原因にもなってしまうので注意しましょう。
3.リキッドファンデとオイルを混ぜます
手のひらの上でリキッドファンデとオイルをしっかり混ぜます。ここで混ざりきっていないと、これもメイク崩れの原因になってしまいますので、ムラなく混ざっているか確認しましょう。
4.ファンデーションを顔の中心から外に向かって全体に伸ばします
頬から額、鼻、あごへ中指と薬指を使って丁寧に塗り広げます。各箇所ごとに少しずつファンデーションを足しながら塗ると厚塗り防止になります。
5.スポンジでなじませます
何もついていない大きめのスポンジで、顔全体を軽く押さえるようになじませます。目の周りは、この時にスポンジについたファンデーションをなじませる程度にしましょう。厚く塗ってしまうと崩れたりよれやすくなってしまいます。
6.フェイスラインと首の境目をなじませます
顔の色が浮いてしまわないように、スポンジをフェイスラインから首筋へと押さえながらなじませていきます。
「リキッドファンデ+オイル」をつける時のポイント
塗るときのポイント
まずオイルはスキンケア用のものを使用するようにしましょう。それ以外のオイルを使うと、肌トラブルを招く原因となりますので避けてください。アルガンオイルやスクワランオイルのようなサラッとしたオイルがおすすめです。
塗るときは、毛穴が気になる部分は下から上へ押し上げるように塗ります。毛穴は上から下方向に向いていますので、そうすることでしっかりとカバーしてくれます。
目の下の三角ゾーンは、時間が経つとくすみやすくなり、お疲れ顔になりやすいパーツ。気持ちたっぷりめにファンデーションをのせることで、光を集めて肌全体が明るく元気な印象になります。
反対に、Tゾーンやあごや目元はメイクが崩れやすい箇所なので、少量を薄く伸ばすように気をつけてください。
仕上げのポイント
ファンデーションを塗り終わったら、余分な油分を取り除くために軽くティッシュオフします。しっかりやってしまうと、せっかくのツヤ感が損なわれますので、やりすぎには注意しましょう。
仕上げのフェイスパウダーは薄めにつけるようにしましょう。たっぷりつけてしまうと、ツヤが無くなってマットな仕上がりになってしまうため、リキッドファンデにオイルを混ぜた意味が半減してしまいます。ブラシでつけると、よりナチュラルな印象に。
その他のメイクのポイント
アイシャドウやチークやハイライトなど、他に使用するアイテムはなるべくクリームタイプのものを使うと、肌なじみが良いため自然なツヤが出てベースメイクとなじみます。
口元もパールやラメが入ったリップだと人工的に見えてベースメイクの自然なツヤとギャップが出てしまいます。グロスの方が全体の自然なツヤ感を活かすことができるでしょう。
ひと手間でリキッドファンデがアップグレード
ベースメイクは時間が経つと崩れるもの。とあきらめてしまう前に、ほんのひと手間でもちも仕上がりも格段に変わります。自然なツヤを与えることで、気になる肌トラブルを隠すことができ、時間が経ってもいつまでも若々しく元気な肌をキープできます。
すると明るい印象を与えられ、肌の状態が良いと自然と気分も明るくなり、お客様との会話も弾むのではないでしょうか。女性同士の楽しい時間は、きっとお客様にとって最高の癒しの時になるはずです。
鏡を見るたびに、メイク崩れを直すのに必死にならなくても良いのは、あなたにとってもメリットになるはず。肌トラブルが目立ってくる30代以降の女性にもおすすめのメイク法なので、ぜひ実践してみてください。