美容
2016.08.19

ダイエットで痩せたは良いけど肌荒れが…ダイエットによる肌荒れの原因とは?

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頑張ってダイエットをした結果、見事に目標を達成することができた!しかし、なぜか肌荒れがひどい…そんな方が増えているようです。

せっかく痩せても、お肌がボロボロでは辛いですよね。そこでダイエットで肌荒れを起こす原因と、美容面でも美しく痩せる方法をご紹介しましょう。

無理なダイエットで栄養が摂れてない場合も

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ダイエットというと、食事制限が真っ先に思い浮かぶという方が多いでしょう。確かに食事の量をセーブし、必要以上のカロリーを摂取しないようにするのは大切です。しかし食事を抜いたり、特定の食品のみを食べたりする極端な食事制限はNG。体にとって必要な栄養まで摂取できなくなり、結果として肌荒れを起こしてしまいます。

栄養が行き届かない

充分な栄養が摂取できないと、体はまず「生命維持に関係ない部分」に回す栄養の削減を行います。それがお肌や髪などの末端部分。

栄養が行き届かなくなることで、真っ先に肌荒れを起こしてしまうのです。特に食事を減らすことで足りなくなりがちなビタミンA、B、Cやミネラルは、お肌にとっても重要な栄養素。足りなくなることで乾燥肌やニキビ、湿疹などの肌トラブルを起こしてしまうでしょう。

基礎代謝低下で逆効果

更に栄養不足によって基礎代謝が落ちてしまうと、細胞が生まれ変わりにくくなってお肌のターンオーバーがうまくいかなくなることも。「食事制限しているのに痩せない!」という人は、代謝機能の衰えに原因があるのかもしれません。痩せない上に肌もボロボロになるのは一番避けたいパターンですね。

ストレスやホルモンバランスへの影響

また、無理なダイエットによるストレスや便秘にも関係があります。「食べたいのに食べられない」というイライラはホルモンのバランスを崩し、ニキビや肌荒れの原因に。更に食事量を減らすことで便秘を起こすと、腸内環境が悪くなって肌荒れに繋がってしまいます。

炭水化物抜きは肌荒れしやすい

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近年はテレビなどの影響で、ごはんやパン、麺類などを食べない「炭水化物抜きダイエット」が流行しています。炭水化物を食べないダイエットは確かに体重が落ちやすいのですが、同時に肌荒れの大きな原因にもなってしまうのをご存知でしょうか。

肌に必要なタンパク質の不足

体を動かすエネルギー源は、ごはんやパンに含まれる糖質です。しかし炭水化物を抜いて糖質を摂取しないと、体は糖質の代わりに肉や魚に含まれるタンパク質をエネルギー源にしようとします。

健康的な美肌を保つためには、タンパク質が欠かせません。エネルギー源の方にタンパク質が回されてしまうと、今度はお肌に必要なタンパク質が足りなくなってしまい、肌荒れを起こしやすくなってしまうのです。お肌のターンオーバーがうまくいかなくなり、潤いやハリがなくなってお肌が老化してしまうでしょう。

各機能の低下につながる

またエネルギー源としてタンパク質や脂質を使うのは、炭水化物を使うよりも内臓に負担がかかります。消化吸収に時間がかかって腸に負担がかかったり、糖新生を行うため肝臓に負担がかかったりするでしょう。

腸機能が衰えると便秘になり、更なる肌荒れに繋がります。また肝機能が低下すると血液に毒素や老廃物が含まれたまま全身を巡るので、これが原因でメラニンがたくさん生成されてしまいます。メラニンはシミやそばかすの原因に。老けて見える一因となってしまいます。

ダイエット中でも意識して取るべき栄養素

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ダイエットで大切なのは、極端に食事を抜いたり一定の食べ物に偏ったりすることではありません。バランス良く栄養を摂取しながら、全体の量を減らすことが大切です。

ここで、ダイエット中に少なくなりがちな栄養素についてご紹介しましょう。美容にも気を遣いながら痩せたい方は、ぜひ意識して摂取するようにしてください。

タンパク質(アミノ酸)

肉類や魚類、卵、乳製品に含まれる栄養素。タンパク質は筋肉やお肌を作るコラーゲンのもとになります。しっかり筋肉をつけないと脂肪を燃焼することができないので、ダイエット中でもきちんと食べましょう。カロリーが気になる方は、脂身を除く、蒸すなどのひと工夫を加えてください。

ビタミンB1、B2

ビタミンB群は代謝を助ける栄養素。B1は豚肉や納豆、そば、豆腐などに多く含まれ、糖質代謝をサポートします。B2はレバーや魚類、卵、納豆、アーモンドなどに多く含まれ、脂質代謝をサポートします。燃えやすい体づくりと肌荒れの改善には欠かせない栄養素です。

鉄分

肉類や魚類に多く含まれているため、ダイエット中は避けてしまって不足がちに。鉄分が足りなくなると貧血や立ちくらみを起こします。肉類の他には小松菜やひじき、豆乳にも含まれているので、バランスよく摂取しましょう。

食物繊維

野菜やきのこ類、芋類や海藻類に多く含まれる栄養素。整腸作用があるため、食事量が減って便秘になりがちなダイエット中のお腹を助けてくれます。また噛み応えがあるため、少量でも満腹感を得やすいという効果も。

炭水化物

体のエネルギー源となる糖質は、炭水化物にしか含まれていません。ダイエット中でも、摂り過ぎに注意しながら適量を食べるようにしましょう。白米よりも玄米、パンよりも雑穀ブレンドなど、黒・茶系の炭水化物を選ぶとカロリーを抑えられます。

 

無理なダイエットはお肌の老化・肌トラブルを引き起こします。どうせなら美容にも気を遣いながら、健康的かつキレイに痩せたいですよね。

今回ご紹介した内容を参考に、極端な食事制限はやめて食事の内容に気を配り、美しく痩せていきましょう。

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