夏の風物詩と言えばスイカ。しかしデザート代わりに食べることはあっても、主役として食べることはあまりないのでは?実はスイカは、夏を感じさせるだけでなく美容にも良い食材なのです。
今回はそんなスイカの秘密と、美味しく食べる方法をご紹介しましょう。
実は美容の為のスーパーフルーツ
スイカというと「水分ばかりで栄養がなさそう…」というイメージを持っているかもしれません。しかし実は、低カロリーな上に栄養がたっぷりつまった、ダイエットにも美肌にも良いスーパーフルーツなのです。
特に注目すべき成分は、「シトルリン」というスーパーアミノ酸。シトルリンは他の野菜や果物にはあまり含まれていないレアな成分で、血管を拡張して血流を促進する作用があります。むくみや冷え性を改善し、肌や髪を若々しく保ってくれるでしょう。更に活性酸素を除去する抗酸化作用やコラーゲンの分解を抑える作用もあるため、美白・美肌に効果的。夏の紫外線からお肌を守り、乾燥を防いで保湿してくれます。
また、スイカは「リコピン」「βカロテン」「カリウム」といった女性に嬉しい美容効果のある栄養素も豊富です。リコピンはアンチエイジングに効果的な抗酸化物質。リコピンといえばトマトを思い浮かべる方も多いですが、スイカにはなんとトマトの1.4倍のリコピンが含まれています。またβカロテンはビタミンAとして皮膚や内臓を内側からキレイにしてくれる成分。健康的でハリのあるお肌を作ってくれます。そしてミネラルの一種でありカリウムは、体内の水分量を調節してくれる成分です。余分な水分を排出し、むくみを解消することができるでしょう。
更に90%が水分であるスイカは、ダイエットにもぴったりの食材です。食物繊維が豊富で利尿作用もあるため、食事のメイン食材として取り入れればスッキリとしたボディをゲットできるでしょう。
斬新なカットで食べるパーティー向けのカットの仕方
スイカの切り方というと、やはり扇形や半月型が定番ですよね。しかしカットの仕方を変えるだけで、一気に食卓が華やかになるんです。パーティーなど人が多く集まる時にぜひ試してもらいたい、斬新でオシャレなカット方法をご紹介しましょう。
・スティックタイプ
アメリカ式と呼ばれるカット方法です。まずはスイカ1玉を縦半分に切りましょう。切った面を下にしてまな板に置き、大体5cm間隔になるよう縦に切れ目を入れていきます。次に同じく5cm間隔になるよう横に切れ目を入れていきましょう。正方形がいくつもできるはず。この正方形を引き抜くと、手軽に食べられるスティックタイプのスイカになっているはずです。皮部分に割り箸を差し込めば、更に手が汚れずに済みます。
・サイコロタイプ&ボールタイプ
上記で作ったスティックタイプを更にカットしていけば、一口で食べられるサイズのサイコロ状になります。またスイカを丸くくりぬくと、見た目も可愛いボール状に。くりぬくには専用のフルーツボーラ―(くりぬき器)を使うと便利です。サイコロタイプやボールタイプはそのままお皿に盛っても良いですが、フルーツポンチやシャンパンに入れると更にオシャレ度が増します。
・皮を使った容器
皮のボウルは意外と簡単に作れます。1玉を半分に切ってから中身をすべてくりぬき、皮のフチを包丁でギザギザにカットしていくだけ。アイデア次第でバスケットのように取っ手をつけたり、模様をつけたりすることもできます。このボウルにくりぬいた実の部分や他のフルーツをキレイに盛りつけると、パーティーの主役になるでしょう。
スイカが生地に!?オシャレなフルーツピザの作り方
最近話題の「スイカピザ」をご存知ですか?スイカを生地に見立ててフルーツをトッピングした斬新なピザのことです。見た目にも涼し気でオシャレなため、パーティーなどで出せば盛り上がること間違いなし。主役級の存在感を示してくれます。作り方はとても簡単なので、ぜひ試してみてください。
作り方をご紹介します。
(1).スイカを輪切りにする
円状になるよう、スイカを好みの厚さに輪切りしましょう。これが生地部分となります。
(2).6~8等分にカットする
生地部分を食べやすいようカットします。ピザに見立てて先に切り分けておきましょう。
(3).好みのフルーツやお菓子でトッピングする
メロンやキウイ、ブルーベリーやバナナなど、好きなフルーツを乗せましょう。やはり相性が良いのはサマーフルーツ。生地が赤いので、色合いを考えながらトッピングするのがポイントです。フルーツ以外にも、ナッツやフレークなどを乗せるのもオススメです。
爽やかで鮮やかな見た目から、目でも楽しめるフルーツピザ。スイカにちょっと飽きてしまった人でも楽しく食べられます。皮の部分を持って食べられるので手も汚れません。みんなでワイワイと飾りつけて、食卓を盛り上げましょう。
スイカは安く手軽に手に入るスーパーフードです。せっかく日本にいるのに食べないなんてもったいない。そのまま食べてももちろん良いですが、今回ご紹介した方法を使って楽しく美味しくスイカをたくさん食べてみてください。