会社員としてお仕事をしながら、ネイリストの副業をすることはできるのでしょうか？
「ネイリストとしてサロンワークをしてみたいけれど、今の仕事から転職するのは収入面が心配・・、お試しも兼ねてサロンワークを少ししてみたい。」
「休みの日など、すきま時間にネイルの技術を生かした副業をしてみたい！」
こう考える方は多いはずです。
しかし実際問題、ネイルサロンで「空いた時間だけできますよ」という求人を出しているところはほぼありません。
でも！やり方次第では、何か本業を持ちながらネイリストとして副業で稼ぐことは可能なのです！！
どんな働き方があるの？
副業でネイリストをする場合、大きく分けて２つの稼ぎ方があります。一つはお客様のところに出張に行って施術をしたり、何かイベントスペースに派遣されて施術をする「施術型副業」です。
もう一つはネットショップやフリマアプリなどでネイルチップなどの作成をして販売する「販売型副業」があります。その他、すでにネイリストとして働いていてキャリアが十分にある方は「講師業」での稼ぎ方もあります。
必要な資格
「施術型」の場合は、実際にお客様にネイルを施術するわけですから、無資格となるとお客様の信用を得るのは難しいでしょう。通常のサロンワークと同様に少なくともネイル検定2級以上は所持していたいものです。
対して、「販売型」の場合は実際に施術をするわけではありません。ネイルチップなどは商品がキレイにできていれば無資格者が作っていても問題はないのです。では次項では、実際にどのように副業として稼ぐかの詳細をご説明します。
出張ネイルで稼ぐ
出張ネイルは道具を全て持参してお客様のもとへ施術に伺うスタイルです。
すでにネイリストとして活躍されているかたも出張施術で収入を得ている方も多くいらっしゃいますが、サロン未経験者の場合、「練習させてもらえて、ちょっとお金ももらえる」くらいのスタンスで始めると良いでしょう。
サロン未経験の場合、自分の顧客がいないのでゼロからのスタートになります。よって集客が非常に難しいと言えます。まずは自分の友人やその紹介などから小さく初めて見ましょう。
しかし施術料金などお金のことって友人には言いずらいですよね。お友達相手に出張ネイルをするのなら、トラブルにならないようメニューや金額を明確にしておいて納得いただいた方のみ施術するようにしましょう。
月に数万円ほど稼ぎたいのなら友人だけでは限界があるので、見ず知らずの新規顧客開拓が必要になります。いずれの場合も、よほど技術が上手とかでない限りネイルサロンよりも金額を安く設定する必要がありますし、自分のネイル技術や料金がわかるブログや簡単なホームページを作成することをおすすめします。
しかし、道具を一式そろえ、移動する労力や時間などを考えると、客単価を安くした出張ネイルは費用対効果の面であまり効率の良い稼ぎ方とは言えません。そんな方には次項で説明する「販売型」がおすすめですよ！
チップ販売で稼ぐ
フリマアプリやヤフオク、ハンドメイドマーケットアプリなどでネイルチップ販売がされているのを見たことがないでしょうか。
ネイルチップ販売は、出張ネイルと違い自宅でできますし、お仕事帰りの夜のあいた時間など、好きな作成できるのがメリットです。
材料費に送料と、サイト利用手数料、自分の利益を乗せて販売すると、大体一組が¥1000程でしょうか。月に10セット売れたなら1万円ですので、悪くはない金額ですね。
しかし、ネイルチップ販売をする場合、初期投資が必要になります。
チップ代、梱包用の箱、ラッピング資材、あとは実際のデザインをするジェルやポリッシュ、アート道具が必要になります。
また、ネイルチップ販売をしている人はかなり多くいます。その中から選ばれるためには金額だけでなく、その人のデザイン性やオリジナリティーが求められています。
自分のデザインを気に入ってくれたらリピーターがついてくれるので毎月まとまった発注が来ることが期待できます。チップ販売は作り手が見えないネットでの取引になるので自分の商品をよりよく見せるためのテクニックも必要です。
参考までに、ハンドメイドアプリ内の人気デザインネイルチップを検索したところ、一番人気のデザインはネイリストから見たら「え？こんなのが？」というくらいシンプルなデザインです。
しかし、周りの小物やプロフィール画像や商品説明コメントなどが大変作りこんであり、購買意欲をそそられるのです！ネイルチップ販売をしたい場合、リピーターが付くまではあまり稼げないと思うので、まずは「気楽に、細々と」くらいの気持ちで始めると良いですよ！
ネイリスト副業のリスク
ここまで副業のやり方をお伝えしてきましたが、当然リスクもあります。ネイリストとしての副業をするにあたっての考えられるリスクを挙げてみましょう。
本業に差し支える
副業としてやっているわけですから、本業に影響が出てしまっては本末転倒です。頑張りすぎて疲れてしまい仕事がおろそかにならないように、体力と相談しながら行うことが大切です。
また、お勤めの会社によっては副業を禁止している場合もあります。まずは就業規則を確認し、確定申告の際に源泉徴収でばれてしまわないようご注意を。
対人トラブル
出張ネイルのお客様のご自宅でカーペットを汚してしまった、ネイルチップ販売で理不尽なクレームのメールが来る・・。このように何か商売をしているということは対人トラブルがつきものです。
しかも本業をもちながら副業でこのようなことが起きると精神的にも非常にストレスになります。個人で、副業で行っている以上ひとりで対処できることは限界があります。少しでも自分にとって辛いと思ったら、副業と割り切って切り捨てることも大切です。
身バレする危険性
副業がリピーターなどがつきはじめるとオーダーや予約が増え楽しくなってきます。
しかし、口コミや紹介などどこで人はつながっているかわかりません。くれぐれもSNSでの言動には注意しましょう。
まとめ
まずは、プロネイリストになるまえのトレーニングと思って地道に続けてみましょう！
そうすれば、自分が本当にネイリストの仕事に向いているのが見極めることが出来るとおもいます。何よりも本業を続けながらできるのでリスク回避につながります。
副業としてある程度の収入を得られるようになれれば、本格的にプロのネイリストとして仕事をすることも視野に入れてみてはいかが
