サロンワークでネイルマシンを使っていますか?
「ジェルオフの際に表面を削って早くオフするためのものでしょ」そう思っている方はとっても損しています!
マシンは他にも様々な使い方があるんですよ!今回はマシンを最大限に活用できちゃう方法をお教えします!
マシン、使ったことある?
昨今はジェルブームでオフを少しでも早くするためにマシンでの削りが当たり前になっています。しかしその一方で、オフ以外に使ったことがない・使い方を知らないという方も多いのです。
ネイルスクールでもマシンは習わなかったという方も多くいらっしゃいますし、サロンにマシンが無ければ自分でお金を出して買わない限り知らないままになってしまいます。
オフ以外の使い方も知っていれば、サロンワークがより手早く技術アップして行うことが出来るんですよ!
せっかく高いお金を出して買ったのですから有効活用しましょう!
どんなことに使えるの?
マシンはこんなことに使えます。
オフ&削り
ジェルオフ時の表面削りや、アクリルイクステンション等の表面削りに使えます。
ネイルの本場アメリカではほとんどマシンでの削りが主流です。
プレパレーション
ジェルやアクリルのプレパレーション時に密着をよくするため表面をファイルで削りますが、サンディングバンドというビットを使うことにより通常10分くらいかかるサンディングが5分ほどで終えることが出来ます。
ルースキューティクル処理
プレパレーション時にプッシャーでルースキューティクルをナイフで書き出す作業がありますよね。こびりついてしまっていると結構大変だったりします。
グリーンポイントというビットを使うとルースキューティクル除去が簡単に行えます。
ケア
甘皮が硬くがっつりついている人はメタルプッシャーでプッシュアップするにも一苦労ですよね。自分も疲れるしお客様も痛かったりする場合があります。
フィンガーバスでふやかすウォーターケアもマシンを使えばとっても楽チン!
使うビットはキューティクルプッシャーです。フィンガーバスでふやかした後キューティクルプッシャーを使用して押し上げると簡単に短時間で押し上げることが出来ます。
角質ケア
足裏のカカトですが通常はフットパドルを何度もかけて角質ケアをしているのではないでしょうか。自分が疲れるし分厚くなった箇所はパドルでは限界があります。
カカトの角質用のビットと、ウオノメ専用ビットを使えば手早くキレイにフットケアができますよ!
ジェル・スカルプチュアのお直し
じつは、オフだけでなくお直しにも使えるのです!最近よく耳にする「一層残し」もマシンを使ってこそのサロンワークです。
外にも、フレンチスカルプをオフをせず伸びたスマイルラインを直す「バックフィル」という高度な技術にも使えます。
どれを買えばいいの?
マシンは一台数千円で買えるものから数万円もする高額のものまで幅広いです。
どれを選ぶか悩んでしまいますよね。失敗したくない方の為に選び方をご紹介しましょう。
セルフネイルで使いたい
自分のネイルをしたい程度ならネットショップで売っている数千円のもので大丈夫です。
ただ、安価のマシンの場合回転数が遅かったりビットの差し込み口の消耗が激しかったり断線しやすかったりします。またこのレベルの商品は修理がきかないことが多く、使い捨てと思って頂いたほうがいいでしょう。
また、左利きの人は、ビットの回転が通常の逆回転(リバース回転)でないと使えませんが、安いマシンはフォワード回転のみだったりして使えなかった・・ということもあるのでご注意を。
サロンワークで使いたい
ウラワやネイルラボなど、ネイルプロショップで売っている商品がおススメです。
価格は2万円~5万円です。最大回転数が大きくなるほど使用用途も広がる分価格もアップします。ほとんどがメーカー保証がついています。
出張ネイルにも使いたい
出張ネイルなどサロン以外で使いたい場合やフットネイルで使いたいときなどは充電式が便利です。
充電式の場合そうでないものに比べ価格がアップします。またセルフ用にも充電式のものも販売していますが、プロ向け商品は電池持ちが良く回転数も多くなります。
ネイリストがお客様に使用するなら、絶対にプロショップで購入することをおススメします。メーカー保証がついていたり、万が一壊れてしまった場合も修理対応をしてくれるからです。
ちなみに私は17年前に買ったネイルラボのマシーンを使っているのですが今でも元気に活躍中ですよ!!
どのビットを買えばいいの?
サロンワークで特によく使うビットをご紹介します。
バレルカーバイト
表面を削るビットです。ジェルオフやスカルプの削りに使用します。まずはこのビットを買いましょう。
粗さはコース(粗目)・ミディアム(中目)・ファイン(細目)があります。マシン初心者の方は削りすぎが怖いのでミディアムがおススメですが、サロンワークでヘビーに使用するならコースがおすすめです。
サンディングバンド
プレパレーション時にサンディングをするためのビットです。
こちらは実際にマシンに装着するビット本体とキャップのようにかぶせるヤスリ部分と2個必要です。ヤスリ部分は通常のファイルと同様に紙製なので取り換えが必要です。
以上の2個がヘビーユースです。
それ以外に、先述したグリーンポイントやキューティクルプッシャーなど、サロンでの使用頻度に応じて買い足してゆうと良いですね。
マシンを使用するときの注意
モーターのダウンに注意!
マシンは回転の切り替えスイッチだったり主電源だったり、回転数を変えるメモリだったりスイッチが沢山あります。
ビットを刺してないから一見動いてなさそうに見えていても、実は長時間通電していて「アイドリング状態」だったりするのです。本体が熱くなってダウンしてしまった!ということがあります。
使わない時は主電源を切りましょう。
ハンドピースが壊れやすい
じつは、マシン本体よりもハンドピース部分のほうが繊細に作られています。だいたいサロンで故障するのはハンドピースのほうなのです。
とにかく落とさないことを心がけてください!!使わない時はかならずホルダーに置きましょう。特にビットを取り付けたまま落としてしまうと中でビットが曲がったり折れたりして外せなくなり修理が必要になります。
ちなみに私、先日落としてビットを折ってしまいました・・。修理費が4千円ほどでしたが、逆を言うとアフターメンテナンスがちゃんとしているメーカーで買って17年使用していたのでこの程度で済んだのでよかったです。
ダストに注意
ジェルオフの際などはとにかくダストが出ます。ジェルのダストは軽いので舞いやすく、スイッチやコンセント周りにも飛んでいきます。
このような場所にダストが詰まると故障や発火の原因になります。こまめに掃除をこころがけダスト集塵機などを使うと良いでしょう。
まとめ
最初にちょこっとお金をかけて良いものを購入すると、マシンは本当に長く使えるんですよ!マシンはネイルエキスポなどのイベントでデモ機を触らせてもらえたり少し安くなっていたりするので、イベントに行かれる方は是非チェックをしてみましょう!