ウェットヘアとは、スタイリング剤を使って髪が濡れているような質感を演出したもの。簡単なように見えて実はウェット具合のバランスが難しく、ウェットすぎると不潔に見えたり、また控えめにすると普通のスタイリングと変わらないことも。
時間が経つとすっかりパサパサの残念ヘアになってしまうこともあるウェットヘア作りのコツやおすすめのスタイリング剤を紹介します。
基本のウェットヘアの作り方
ヘアオイルやトリートメントオイルを使う方法
まずは基本のウェットヘアの作り方を紹介しましょう。乾いた髪をブローしたりヘアアイロンで巻いたりして、ベースになるスタイルを作ります。
ヘアオイルやトリートメントオイルを少量、手のひらに取りのばしたら、毛先のほうから少しずつ馴染ませていきます。しっかり馴染んだら、またオイルを手のひらに少量取り、髪に馴染ませていく作業を何度か繰り返すと、ウェットヘアの完成です。
ウェットヘア作りの注意点
ウェットヘアは上手にできるとオシャレなうえに色気が増したりといいことづくめですが、失敗すると「髪を洗っていない不潔っぽい人」になってしまいます。
そうならないように注意するポイントがいくつかあります。まずオイルは髪の根元にはつけない。これは髪がぺたんこになってしまううえに、ギトギト感が出てしまいます。オイルは必ず毛先からつけはじめましょう。
それから、オイルを馴染ませるときには髪の毛に揉みこむようにします。ベースのスタイルを崩さないよう優しく、髪の毛を持ち上げるように揉みこむといいです。
ツヤ感を出したいからと髪の表面からなでつけるようにするのは逆効果。せっかくのスタイルが崩れてしまう原因にもなります。
ウェットヘアのさじ加減は?
ウェットヘアで気になるのは、どの程度ウェット感を出せばいいのか?というところ。言葉で言うと、パサパサとギトギトの中間でアホ毛が落ち着く程度です。
少しずつ少しずつオイルを付け足しながら、何度も鏡でチェックしてみてください。慣れないときには全体をウェットにしようとせず、どこかをポイント的にウェットにしてみるのもいいでしょう。
濡れ感を長持ちさせるコツ
スタイリング剤を組み合わせる
ヘアオイルやトリートメントオイルだけでは、ダメージが激しい髪だと半日経ってパサついてくる場合も。長持ちしないのが悩みなら、ジェルやワックスなど他のスタイリング剤も組み合わせてみてください。
オイルとハードワックス、オイルとジェルなど、どんな組み合わせがベストかは髪質やヘアスタイル、ダメージの状態で違ってきます。自分にはどの組み合わせがベストなのか、色々試してみましょう。
スタイリング剤を選ぶポイント
ダメージケアを兼ねたもの
髪のダメージが気になる人は、トリートメント成分が配合されているものを選ぶと、ダメージヘアをいたわりながらウェット感を出すことができます。
スタイリング剤にはオイルをはじめクリームやワックスなど様々な商品があります。作りたいスタイルを考えながら選んでみてくださいね。
オールマイティに使えるもの
なるべく物を増やしたくない人や、スタイリング剤を1本使いきる自信のない人、1つのアイテムを有効に使いたい人におすすめなのは、オールマイティに使えるもの。
例えば、ベビーオイルや天然由来の原料で作られているワックスは、髪はもちろん身体全体に使えて便利です。もともとベビーオイルを持っているという人であれば、入門としてそれでウェットヘアを作ってみるのもいいでしょう。
わざわざ新しいアイテムを買わなくてもいいのが嬉しいですね。
スタイルによって使い分ける
スタイリング剤は髪の長さによっても、使いやすいものが変わってきます。ショートヘアならセットしやすく簡単に動きを出せるジェルタイプ、ロングなら便利なスプレーワックスなどがおすすめです。
また、パーマヘアならパーマをくっきりさせてくれるアイテムなんかもありますね。しっかりセットしたいのか、ウェット感重視なのか、自分のなりたいスタイルを想像して選びましょう。
ウェットヘアにおすすめのスタイリング剤
N.ポリッシュオイル
スタイリッシュなパッケージと、使いやすさで人気のN.ポリッシュオイル。天然由来の原料で作られているので安心して使えます。
オイルなのでウェットヘアのスタイリングはもちろん、痛んだ髪のケアもできちゃいます。柑橘系の爽やかな香りも人気のひとつ。150mlの普通サイズと、30mlのミニサイズがあるのが便利ですね。
product
出典:http://theproduct.jp/hairwax.html
オーガニックシアバター、ワイルドクラフテッドのビーズワックスなど自然由来原料で作られたヘアワックス、product。ワックスとは言え、シアバターが主なので保湿効果が高いのがポイントです。
こちらの商品はヘアスタイリングのほかにもリップやネイルケアなど全身に使えます。固めのテクスチャーなので、使用時には手の体温でしっかり温めてから髪に馴染ませるのがコツです。
モロッカンオイル トリートメント
出典:https://www.moroccanoil.com/jp/
どんな髪質もサラサラのツヤツヤにしてくれると人気の高いモロッカンオイル。オイルでありながら軽い仕上がりは、オイルが苦手な人にも使いやすくておすすめです。
アウトバストリートメントとしても、スタイリング剤としても使えます。エキゾチックなバニラの香りは、好みがわかれるかもしれませんね。
こちらの商品は、あまりの人気のためニセモノまで登場しています。購入の際は正規品であることをしっかり確認しましょう。
まとめ
ウェットヘアの作り方や長持ちのコツ、おすすめのスタイリング剤などを紹介しました。基本の作り方を守って、ウェット具合を見極められるようになれば、ステキなウェットヘアができますね。
あとはスタイリング剤を駆使して、1日中ウェットヘアを保ちましょう。使用するスタイリング剤には色々ありますが、トリートメントも兼ねたり、全身に使えたりと無駄になることがないアイテムばかりなのも魅力。
香りも使い心地も好みのアイテムを見つけて、ツヤ感溢れるウェットヘアを楽しんでくださいね。