仕事が終わった後の時間、アフター5のさわやかさと言うのは一生懸命働いていればいるほど強く感じるものです。
しかし、そんなさわやかな気持ちに水を差すものの1つ、それが化粧崩れです。がんばって働いていたのだから仕方ないけど……と思うものの、ファンデーションのよれやムラを見つけてしまうとやはりがっかりしてしまいますよね。
そこで今回は、上手に美容液を使うことで化粧崩れを防ぐ方法をご紹介します。
化粧崩れを起こす犯人は「汗・乾燥・皮脂」
朝は綺麗にメイクができて気分良く仕事をしていても夕方になるにつれて化粧が崩れてしまいがっかり・・・なんてことはよくあることで、化粧直しも毎回のこと。そこでまずは化粧崩れの原因を突き止めて対処法をみつけましょう!
せっかく丁寧にしてきたメイクが崩してしまう犯人は「汗・乾燥・皮脂」の3つです。特にその中でも対策が必要なのは、乾燥と皮脂です。
乾燥というと冬を思い浮かべる人も多いと思いますが、実は夏も注意が必要です。エアコンなどの空調の風は室内を思っている以上に乾燥させます。この乾燥によるダメージを防ごうと、肌は皮脂を出して保湿しようとします。
これ自体は体の良い防御反応なのですが、多くの化粧品は油に溶ける性質があります。そのため、皮脂の油によって化粧品を溶かしてしまい、結果的に化粧崩れが起こってしまうのです。
エアコンが効いている方が汗もかかないからと思って風量を強めにしてしまうとかえってひどい化粧崩れを引き起こしてしまいます。一日化粧直しをしなくてもいいような状態でいるためには特に肌の乾燥に気をつけてください。
上手に付けて乾燥知らず!化粧直し知らず!
乾燥を防ぐには、美容液を使うのが効果的です。液状・ゲル状と様々なタイプがありますがどれも化粧水よりも保湿効果が高いのが特徴です。
美容液を付ける順番は「洗顔・化粧水・美容液・乳液やクリーム」とするのが正しい使い方です。洗顔で敏感になった肌を化粧水で落ち着かせ、美容液でたっぷり保湿、最後に乳液やクリームのほどよい油分で肌をガードしましょう。
しかし、美容液も商品によっては化粧水の前に使用を勧めている物もあるので、よく注意書きを確認しましょう。
また、美容液を付けるコツとして1度にたくさん付けるのではなく、1回分の量を2~3回に分けて少しずつ塗ると保湿効果がアップします。そのため1回量を一気に手に出すのではなく、半量から3分の1を出してから塗るようにすることをお勧めします。
少量づつ付け足すという工程を繰り返すことで肌への美容液の浸透も高くなります。そしてすべて塗り終わったら両手で顔を包み込むようにして「ハンドプレス」をしてください。このハンドプレスは化粧崩れのないようにするためにかなり重要な行程になります!
ハンドプレスを行うことで肌が温まり保湿成分や美容成分が浸透しやすくなるのです。肌に潤いが溜まっている状態というのはベタベタした状態とは違って手のひらに肌が吸い付くような感覚になるのです。
この状態の肌質であれば水分が外へ逃げずらく毛穴も引き締まった状態になるので化粧崩れも防ぎやすくなるというわけです。
少しの工夫でもっと潤う肌へ
先ほどのやり方でも十分保湿効果は期待できるのですが、夜など時間がある時には蒸しタオルでケアをしましょう。スキンケアを始める前に温かいタオルで顔をパックすると毛穴が開き、保湿成分や美容成分がますます浸透しやすくなります。
また血行が良くなるのでむくみ解消にも効果的です。
代謝が多く行われるからです。美白やアンチエイジングなどの栄養成分、美容成分が多いものは夜に使うと効果的です。
そして、朝は保湿成分が多いものを使うと1日の乾燥を防ぎ、化粧崩れ防止になります。
美しさをサービスするネイリストだからこそ、仕事中や仕事後の美容にも気を付けたいもの。美容液を上手に使い、保湿することで仕事中も仕事終わりも化粧崩れのしない、変わらぬ美しさを保つことが出来ますよ。