季節はあっという間に8月下旬、ショップにもすでに秋物のお洋服が並ぶシーズンとなりました。ということは、ネイルも秋冬商戦がスタートしているのです!!
とくに、秋~年末にかけてハロウィンイベントやクリスマス、冬休みなどイベントが目白押し、つまりネイルサロンも「稼ぎ時」に突入するのです。
キャリア17年のベテランネイリストが自身のサロンワーク経験から、今やっておきたいサロンワークを惜しみなくご紹介します!
ご自身のサロンやサロンワークを今のうちに見直して、秋冬モードにアップデートしましょう!!
サロン内を秋冬モードにチェンジ!
シェルや南国モチーフをあしらったデザインサンプル、イカリやヒトデなどのマリンぽい小物ディスプレイや夏っぽい店内BGM・・・、これらがまだサロンで使われている、ということはありませんか?
現在の気候は、まだ残暑が続いていますが、ネイルサロンに来るお客様=消費者のマインドはすでに秋冬にシフトチェンジしているのです。いまだに夏物を売っているお洋服屋さんは、一部のセール品を除いてほとんどないですよね。
大体が「秋冬の新作」にチェンジしているのではないでしょうか?そろそろ、夏から秋へとサロンの仕様を変えていかないと、秋冬商戦に向けて出遅れることになってしまいますよ!
季節ものは始まりがでやすい
コンビニで肉まんが一番売れるシーズンは、冬ではなく出始めの9~10月なのだそうです。つまり、お客様も6月~8月くらいの涼しげな夏ネイルにそろそろ飽きてきているので、この時期のダークゴールドやパープルが新鮮で素敵に見えるということです。
まずは、アートサンプルを「誰が見ても秋!」と感じる色に変えてはいかがでしょうか。だからといって、ニットネイルやツイード柄など、も今から本格的な秋冬デザインだとお客様のファッションにマッチしません。
お洋服でも「今買って着られる、秋色夏素材」があるように、ネイルも「カラーだけ秋色」をおすすめすると、お客様のファッションにうまく調和してくれますよ!
ハロウィンネイルはいまや外せない
10月に行われるハロウィン、今やクリスマスと並んで外せないイベントになっています。ネイルもそれに合わせたデザインが人気です。ハロウィンネイルだけで数十万売り上げるサロンもあります。
「え、まだ9月なのにもうハロウィン?早すぎない?」と思った方、ちょっと考えてみて下さい。もしジェルネイルでハロウィンデザインをハロウィン直前にやったとしても、10月末日をすぎたら、流行おくれになってしまうのです。
接客上手のネイリストは「ハロウィン時期まで楽しみたいようでしたら、遅くとも10月第2週くらいまでになさると、11月頭が付け替えの時期になりますよ」というように、ジェルのメンテナンス時期にあわせてデザインをご提案しています。
そのためには、9月頭にご来店されたお客様に、10月のご来店をお取りすることが必須です!!
こうすることで、お客様も季節のデザインがタイムリーに楽しめますし、サロンにとっても再来を確保できるので一石二鳥ですね!
10月に入って慌ててハロウィンキャンペーンをスタートさせても、お客様が来店できるとは限りません。クリスマスネイルにも言えることですが、このようなシーズンイベントの際は2か月前くらいからの販促計画を立てましょう。
秋冬だからこそフット
夏はサンダルを履いたり水着や浴衣など、足を出すイベントが多いのでフットの需要も多かったのですが、これからしばらくはフットの需要が落ち込みます。
しかし、売り上げを上げているサロンは秋冬でもフットの需要が多いのです。9月頭は夏場にされたフットジェルのオフにいらっしゃる方が多い時期です。この際にお客様に「今後もフットをやることの重要性」をしっかりと説明することが重要です!
カラーを塗るだけでなく、お手入れ需要は確実にあります。「これからの季節、乾燥でひびわれを起こす時期になるのでフットケアだけでも定期的にされるといいですよ」と、お客様にご説明をしましょう!
その他、サンダルを履かなくなり足の爪を圧迫するヒールを履く季節になりますので、足の爪だけでもサロンで定期的にファイルすることの重要性をお話しするのも良いですね。このタイミングでお客様にしっかりと説明できるよう、ミーティングや説明ツールなどを作っておきましょう。
まとめ
今回ご紹介した、秋冬向けのサロンワークについては、大手サロンでは年間販促計画が組まれ当たり前に導入されている内容です。
しかし、小規模サロンや自宅サロンで個人開業されている方の場合、このような情報が入ってくることが難しいのが現状です。
少しでもお役に立てることができたら幸いです!