こんなのもあるの!?ネイル業界の仕事と資格

ネイリストが取得しておいた方がいい資格は、実はネイル検定だけではないってご存知ですか?ネイルサロンへの就職や、個人での独立開業やスクール講師など、ネイルのスキルを活かして様々な活躍の場があります。

今回は、ネイル業界においての職種別おススメ資格をまとめてみました!あなたはいくつ持っていますか?

ネイル業界で仕事をする上で絶対条件!

JNECネイル検定1・2級、JNAジェル検定中・上級

取得難易度★★★★★

こちらのサイトをご覧の皆さんならご存知の検定資格です。特にサロンに就職をお考えの方は、応募資格に「JNEC検定2級以上」のように明記されていることが多いです。

取得級によっても難易度は異なりますが、独学で取得はかなり難しいためネイルスクールへの通学が必要になります。今後プロネイリストとして活躍したいのなら、まずはこれらの資格取得を目指して頑張りましょう。

自宅サロンやネイルチップ販売などの副収入に!

JNAジェル検定初級、JNECネイル検定3級

取得難易度★★☆☆☆

ご自宅をホームサロンにして、知り合いや友人にジェルネイルをしたい、という方はネイルケアとジェルの基礎技術と知識が習得できる初級と3級がおススメです。


これら二つのディプロマが飾ってあった方がお客様側も「まったくの素人が趣味レベルでやっているのではないのね」と安心感があります。

その他、アートが好きだからネイルチップの販売をしたい!という方はクリーマやミンネなどのハンドメイドアプリに出店して収入を得るという場もあります。この場合も出品者プロフィール欄に「ジェル検定所持者が作成しています」と一言あった方が説得力が出てきます。

他に、ネイリストではないけれどネイルメーカーや卸ディーラーの販売や営業職として就職されたい方もこれらの資格があった方が有利です。

なんでもいいからネイル関係の資格が取りたいという方に!

ネイルサロン衛生管理士

 
取得難易度★☆☆☆☆

ネイルサロンでの衛生管理に関する知識を学び習得できる資格です。JNA認定校で開催しており、約4時間ほどの講習後確認テストを行い合格すれば即日でディプロマが取得できます。ネイリストでなくてもどなたでも受講ができます。


技術のテストはなく、選択問題の筆記試験なので、ネイル関係の資格の中では一番費用も安く簡単に取得が可能です。

ホームサロン開業者のほか、ネイルサロンのオーナーをやっている(けどネイルに詳しくない 笑)男性経営者などの受講者もちらほらいらっしゃいます。

これから講師を目指す方は必須!

JNA認定講師

 
取得難易度★★★★★★

ネイリストの経験を活かしスクールの講師になりたい!という方はJNA認定講師資格の取得がおススメです。
ネイル検定やジェル検定で試験官を務めるのが認定講師です。黒いスーツを着て胸に輝く講師バッジを付けた試験官に憧れたことがあるのではないでしょうか!?

認定講師の受験資格はネイル検定1級・上級・ネイルサロン衛生管理士を全て取得済で、さらにサロンワーク経験1年以上という大変厳しい受験条件があります。


試験は事前レポート作成と技術試験・面接があり、その技術試験の難易度は世界一ともいわれています。合格すると晴れて講師として検定試験などの業務に携わることが出来ます。

スクール講師は認定講師でなくてもなることができますが、学ぶ側からすると検定試験官の先生から教わりたいという方が大多数なのではないでしょうか。

特に大手ネイルスクールに講師として就職をお考えの方は応募条件に認定講師が必須になっていますので、講師として就職したい方はぜひ取得しておきたいところです。

ネイルサロン衛生管理指導員

取得難易度★★☆☆☆

認定講師になって所定の年数と条件をクリアするとさらに上の「本部認定講師」への昇格試験を受けることができます。その際の受験資格として必要なのがネイルサロン衛生管理指導員です。

先述した「ネイルサロン衛生管理士」の講習会をJNA認定校で開催することができる資格となります
。JNA認定校のネイルスクールで働きたいという方は、本部講師と衛生管理指導員は取得しておいた方がいいでしょう。

これから個人開業をするなら!

各種メーカーエデュケーター

取得難易度????? ※各メーカーによる

個人で本格的に開業をするのなら、少しでも他店との差異化をはかりたいものです。ネイルの検定試験以外におすすめなのがジェルやアクリル、トリートメントシステムなどメーカーが行っているエデュケーター制度です。

メーカーの定める講習を受講し修了テストを受講した後、正しい商品知識と技術を身に着けている方に付与されるメーカー独自の資格です。有名なものにカルジェルエデュケーターやエースジェルエデュケーター、パラジェル認定制度などがあります。

合格すると認定サロンとしてメーカーのホームページに掲載してもらえたり、そのメーカーの講習を開講できるようになったりします。
講習に参加しただけでディプロマが付与される難易度の低いものから、数日間の講習ののち筆記・実技・プレゼンなどの厳しい試験を受けて与えられるものもあります。

試験の難易度に応じて「検定2級以上」等受験資格を定めているメーカーもあります。

エデュケーターになると商品が通常よりかなり特別価格で購入できるというメリットがあるので、サロンの材料費削減目的で取得するのもいいでしょう。

美容業界として仕事の幅を広げるなら

美容師免許

取得難易度★★★☆☆

美容師免許=髪をカットする美容師さんを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし美容師免許を持っているといろいろな活躍の場があります。

まつ毛エクステンションやまつ毛パーマ、ヘッドスパ、まゆカット、ヘアメイク、ブライダル着付け・・。これら全て美容師免許がないとできない仕事なのです。


特に、ネイルとまつ毛エクステはお客様の市場が類似しているため併設サロンも増えているためネイリストとして働きながら美容師免許を取得する方が年々増えています。

また、ネイル検定は残念ながら国家資格ではありません。日本における美容業界の国家資格は美容師免許のみです。何か大口融資を受けるときや大きな商業施設に出店をする際、国家資格を持っていた方が話がスムーズに進みやすいケースが非常に多いです。

今後ネイリストに限らず美容業界で長く働きたいとお考えなら、取得しておいて絶対損はない資格です。(後述しますがネイルスクールより費用は安くすみますよ!)

美容師免許は美容専門学校を修了したのち国家試験で実技と学科を受け合格したのち登録手続き後、晴れて免許が与えられます。
すでにネイリストとして働きながら学ぶのなら通信美容専門学校がおすすめです。

通信の場合、学科は通信教育で習い実技はスクーリングで習います。在学期間は三年間ですが実際に学校に通う期間は約100日程度です。一年間でほんの一か月程度と思えば仕事と調整がつかなくもない、という感じです。

学費は三年間で約50万~70万ほどです。これ以外にカットウィッグなどの消耗品代がかかります。最近では教育訓練給付金制度を採用している美容学校もありますのでもっと負担額が抑えられる場合もあります。

実際の試験の難易度ですが、ネイル検定と異なり「専門学校修了」のように受験資格が定められている資格は落とす試験ではないので合格率はかなり高いです。あとは3年間継続して学校に通えるかと、仕事の調整がネックというところでしょうか。

サロンワークや個人開業の物販強化におすすめ!

日本化粧品検定 1・2級

 
取得難易度★★★☆☆

サロンワークではジェルやキューティクルオイル、ローションなど様々な化粧品を使います。またホームケアとしてお客様に物販販売も行っているでしょう。

しかし、成分や効能を正しく理解しておすすめをしていますか?
成分が合わずアレルギーが出てしまったり施術トラブルにつながる場合もあります。このようなリスク回避や安心して商品を販売できるようにネイリストにも化粧品の知識の習得が必須の時代になってきています。

化粧品検定は化粧品の成分や効能、美容の皮膚科学などの知識を学ぶことができます。
試験は筆記試験となり、合格率は約60%ほどです。2013年の実施開始より年々受験者が増えており今後注目される資格です。

資格は自分を守ってくれるもの

ひとくちに「ネイル業界で働く」といっても、ネイルサロンでネイリストとしてサロンワークをするだけでなく、ネイルをきっかけとして幅広い働き方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

今後仕事の幅を広げるためには、せっかく身に着けた技術や知識は目に見える「資格」として残しておいた方が有利ですし、何よりもお客様やお取引先があなたという人間を判断する基準となるので、自分自身を守ってくれるものになります。
まずは気になるものから資料請求するなどして、是非チャレンジしてみましょう!

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