何だか血色が悪く感じたり、顔が黒っぽく見えたり、透明感がないなあと思うとき、それは肌がくすんでいるということです。
くすみの原因には様々ありますが、そのままでメイクをしても仕上がりはイマイチ。くすんだ肌を明るく透明感のある肌にしてくれるのが、コントロールカラーです。
自分のくすみや肌悩みに効果を発揮してくれるカラーは何色でしょうか。コントロールカラーの選び方を知っていきましょう。
目次
コントロールカラーとは
化粧下地に使う、ほんのり色味のついたもの
コントロールカラーとは、化粧下地のひとつ。下地には毛穴を隠すものやテカリをおさえてくれるものなど色々な効果がありますが、コントロールカラーは肌の色ムラを補正するのが主です。
今はひとつの効果だけにとどまらず、様々な効果を兼ねている商品がたくさんあります。
ムラのある肌を均一に整え、美肌に見せる
肌の色ムラとは、くすみやクマ、赤みなどのことで、コントロールカラーを上手に使うことでこれらの肌悩みを感じさせることなくメイクができます。
通常の下地を使ってもくすみ肌や色ムラが隠しきれないというときは、コントロールカラーの出番。色づきはほんのりだとしても、絶大な効果を発揮してくれます。
くすみ肌を明るく見せるコントロールカラーは?
目の下のクマや茶色っぽいくすみが気になる肌質には、オレンジ系のコントロールカラーがおすすめ。明るさを与えることで色ムラを補正し、疲れ顔も解消してくれますよ。
オレンジ系コントロールカラーのおすすめ商品
・ランコム ラ バーズプロ カラー コレクター SPF9・PA++ 03
透明感のあるオレンジが特徴で、茶クマが目立つ目元も明るい印象に変えてくれます。
こちらは微細パールが入っているため、カラー補正だけでなく、ハイライト効果も期待できますよ。気になる目元の小ジワも光でとばして、顔を若々しく見せてくれます
透明感を出したいときに使うコントロールカラーは?
頬の赤みや黄色っぽいくすみが気になる肌質には、ブルーやグリーンを使います。
正反対の色を重ねることで赤みや黄みを消し、肌に透明感を出してくれます。
ただ、赤みを消してくれるのは助かりますが、使い方を間違えると顔色の悪い人になってしまうのがこれらのカラー。塗りすぎや広げすぎには注意が必要です。
ブルー、グリーン系のおすすめ商品
・キャンディドール ブライトピュアベース
くすみや赤みを整えて、透明感のある肌にしてくれます。伸びがよく肌にもしっかり密着。肌の潤いを保つヒアルロン酸やローヤルゼリーなどの美容成分が配合されているのも嬉しいですね。
そしてこちらはSPFが50と高め。絶対に日焼けしたくない人には安心ですね。試しやすいプチプラ価格も魅力です。
全ての肌悩みを解決する万能カラーってあるの?
くすみも気になるし、肌の血色も良く見せたい!という方におすすめなのは、イエロー、ピンク系のコントロール下地です。
イエローは肌と同系色なので馴染みがよく、白浮きすることなくくすみや色ムラをカバーできます。ピンクは青白い肌や暗い肌に血色感を与え、いきいきとした印象にしてくれます。
また、肌馴染みのよいイエローやピンクは失敗が少なく、どんな肌質でもカバーできるためコントロールカラー初心者の方でも使いやすくおすすめです。
万能コントロールカラーのおすすめ商品
レフ板効果で肌を1トーン明るくし、顔全体のくすみを解消してくれます。顔全体にツヤが生まれるため小ジワや毛穴など、血色以外の肌の悩みも一緒に解決!
肌色補正に加えて、コンシーラー効果と日焼け止め効果もあるので、ちょっとしたお出かけにはこれ一本でも対応できるくらい万能なコントロール下地です。
コントロールカラー下地の使い方
その日の肌悩みに合わせて使い分ける
肌質は日頃の生活によって左右されるので、よほど美容に気を使う人じゃないと、いつも同じコンディションでいることは難しいですよね。
朝起きて鏡を見たら、クマがひどい日・赤みが強い日・くすみが気になる日と目につくアラは日によってちがうはず。
コントロールカラーはファンデーションのように毎日同じものを使うのではなく、その日の肌悩みに合わせるのが上手な使い方です。自分の肌悩みに対応するカラーをいくつか揃えておくと便利ですよ。
全体ではなくポイント使いする
コントロールカラーは、色や商品の効果によっては顔全体に使うものもあります。ただしクマや赤みなど、肌の色ムラの激しさが気になる場合にはポイント使いが重要となってきます。
クマの部分にはオレンジを使い、赤みにはブルーと、ポイントで違うカラーを使い分けて肌色を均一に整えていきましょう。
使い分けが面倒だからとブルー系を顔全体に塗ると、透明感や赤みカバーを通り越して顔色の悪い人になってしまいます。
コントロールカラーは難しいというイメージがあるのは、使い方によってこのような失敗があるから。顔全体に塗ってもいい色かどうかは、よく見極めて使いましょう。
目立つシミやニキビ跡にはコンシーラーを
コントロールカラーは肌の色ムラを調整して均一に整えてくれます。なので薄いシミやソバカスであればある程度目立ちにくくできる商品もあります。
ですが、濃く目立つシミや赤みの強いニキビ跡などはコントロールカラーでは隠し切れないことも。これらが気になる場合には、コンシーラーを使ってカバーしましょう。
まとめ
コントロールカラーの効果や使い方、肌質によっての使い分け方などを紹介しました。
普通の下地で十分と思っていても、何となく色ムラが気になっていたという人もいるでしょう。上手に使えばくすみや赤みのない、女優のような肌になれちゃいます。
コントロールカラーのポイントはなんと言っても「つけすぎない・広げすぎない」こと。ほんの少量を薄く伸ばせば失敗なく使えます。ワンランク上の美肌を目指すなら、ぜひコントロールカラーを使いこなしてくださいね。