日々の食卓に欠かせないお米ですが、といだ時に出るとぎ汁に含まれる美容効果が注目を集めています。
洗顔の際にぬるま湯で薄めたとぎ汁を洗顔料として使うだけという手軽さで、しっとり美白肌が期待できます。
そんな、とぎ汁の利用方法を紹介しましょう。
【とぎ汁洗顔①】とぎ汁に隠された驚きの効果
お米のとぎ汁にはビタミン類やセラミドなどの栄養分が豊富に含まれています。これらの成分にはシミ・ソバカスの元となるメラニンの生成抑制や、肌の新陳代謝の活発などを促す働きがあります。
そのため、肌のくすみを取り除く美白効果やアンチエイジング効果などが期待できると言われています。さらに、とぎ汁には油性成分も含まれているため、保湿効果も得ることができます。
そんなとぎ汁を美容に生かす方法がとぎ汁洗顔です。とぎ汁をぬるま湯で薄め、洗顔料として用いるだけというシンプルなもので、肌をしっとりとしたきめ細やかなものへと導いてくれます。
【とぎ汁洗顔②】1番最初のとぎ汁をぬるま湯で薄める
とぎ汁洗顔の具体的な方法としては、お米のとぎ汁を手に入れるところから始まります。
とぎ汁であれば何でも良いというわけではなく、とぎ汁洗顔に用いるのは1番最初に出たとぎ汁のみとなります。
というのは、肌に効く美容成分は1度目のとぎ汁でほぼ出尽くされてしまうためです。
まずは3~5合のお米を用意し、普段通りにとぎましょう。そして、出たとぎ汁を捨てるのではなく別の容器に移します。
2度目以降は普通に捨てて大丈夫です。この時、手に染み込ませるようにして捨てると、手も潤ってすべすべになります。
次に、別の容器に取っておいたとぎ汁にぬるま湯を加えて薄めます。分量の目安としてはとぎ汁の1.5倍ほどになります。
【とぎ汁洗顔③】仕上げ洗いとして顔に優しくなじませる
とぎ汁をぬるま湯で薄め終えたら、いよいよ洗顔です。まずは、日ごろ行っているクレンジングや洗顔を済ませましょう。とぎ汁洗顔は汚れ落としというよりも仕上げ洗いとして用いる方が適しているためです。
次に、とぎ汁で数回洗顔します。力加減は軽め、そして顔全体になじませるよう心がけましょう。とぎ汁にはお米の細かい粒子が含まれているため、強くこするとかえって肌を傷めてしまうためです。
洗い終えたら、仕上げとして水もしくはぬるま湯で数回すすぎましょう。注意しておきたいのが、とぎ汁は生ものであるということです。そのため、常温なら約3時間、冷蔵なら半日を目安に使い切りましょう。とぎ汁はお風呂に入れて入浴剤として使うこともできます。
とぎ汁洗顔のうれしいところは、何と言っても費用がかからない点にあります。また、利用方法が簡単であるという点も魅力的です。そんな便利なとぎ汁を使わない手ありません。洗顔や入浴剤などとして、日々のお手入れに取り入れてみてはいかがでしょうか。