インスタグラムの流行で、ネイル写真も「インスタ映え」が必須になっています。
かっこいい写真を撮りたいけど、センスがない、カメラ技術がない、いつも同じようなポーズになっちゃう・・・
とお悩みの方!ちょっとしたコツで素敵なネイル写真が撮れるテクニックをお教えします!!
スマホで撮るか、デジカメでとるか?
最近のスマホはデジカメと同じくらいに高機能なものが多いので、基本的にはどちらで撮影しても大丈夫です。
デジカメの方が高機能であることは間違いないのですが、「ネイル」という被写体に限定するのであれば接写がほとんどです。
マクロ機能やフォーカスなどスマホでも十分に対応ができます。
そもそもネイリストがネイル写真を撮る理由としては、単なる記録用だけでなくインスタなどのSNSにアップするのが目的という方がほとんどですので、スマホなら撮影してそのままアプリなどで加工してアップができるので楽チンですね。
サロンのホームページ作成や広告作成のための撮影であれば、今後データを編集することを想定しデジカメを使用することをおススメします。
流行とともに変わるポージング
ネイルチップのみや、実際に施術した人間の手を撮影する等、さまざまな構図があります。特に時代とともに変わるのが人の手を撮る際のポージングです。一昔前だとネイルをした手をクロスして重ねたポーズが多く撮影されていました。
しかし、ここ最近はクロスのポーズはあまり流行っていません。スタバのカップを握りしめたり、お気に入りのマニキュアボトルを持ったり、スイーツを食べる時、さりげなく髪をかきあげたり等、「ネイル+日常の一コマ」のポージングがインスタグラムなどでよく見られます。
SNSが発達している昨今、ただネイルのデザインがわかるだけでなく、実際にネイルをしている人のファッションやライフスタイルなど「人間味」が見え隠れするポージングが人気のようですね!!
もし、ご自身のアップしているネイル写真がいつもクロスのポーズになっていたら、ちょっと古臭く思われてしまっているかも?人気のインスタグラマーのネイル画像などを研究してみましょう!
どこを一番みせたいか?
ネット上にアップされたネイル写真を見ていると、背景にキラキラのネックレスが置いてあったり、花と一緒に撮っているカットが多く見られます。
先述したように、ライフスタイルに溶け込んだ小物なら良いのですが、いかにも撮影のために置きました!というような小物は古臭い印象が否めないですし、あまり目立つ小物を置いてしまうと、メインは小物なのかネイルなのかが受け手にわかりづらくなってしまいます。
大切なのは「撮りたい作品のどこを一番見せたいか」ということです。
例えば、キラキラのビジューをデザインしたネイルならアートが主役なのでそこにフォーカスを当て、他はぼかす。
ワンカラージェルのウルツヤ感を伝えたいのなら、ツヤ感が分かるようなホワイトバランスにする、という具合です。小物はあくまでも脇役ということを念頭に、余計なものは外して必要なもののみ写すようにしましょう。
背景の色は?
施術したネイルやチップなどを撮影する際、背景がどうなるかも重要なポイントです。こちらも先ほどの小物と同様に、あまりにも主張の強い背景だとネイルがかすんでしまいます。
おススメはホワイトやベージュにわずかに柄が入った背景です。基本的にホワイトやベージュはどんなカラーやアートもキレイに見せることができます。無地だと無機質になってしまいますので、かすかに柄が入ることでオシャレ感を出すことが出来ます。
ダマスク柄や大理石柄ならクール系、レースや花柄などはフェミニン系というように、デザインに合わせて背景紙を用意しておきましょう。
ちなみに背景紙は雑誌や本を背景に使用するのでもいいですがページが綴じられているため使いづらい場合があります。
画材屋さんなどで売っている画用紙のほかに、おススメはDIYなどで使用する壁紙です!とくに輸入壁紙はおしゃれな柄が多く、また画用紙よりも厚地のため撮影した際に画用紙とは違った高級感を出すことが出来ます。
DIYネットショップなどで10センチ単位で購入することができますので探してみて下さい!
チップの場合
ネイルチップを撮影する際は、基本的に5枚一組撮影が基本です。チップのみだと寂しい構図になってしまうので、「背景と小物」「チップ並べ方」を工夫すると素敵な写真が撮れます。
まずは背景に前項でご説明した背景紙をしきます。その後、チップの周りにさりげない程度の小物を飾ります。そしてチップを並べ、小物が画面の端に少し映る程度にしてチップを撮影すると一気に上級者風の写真が撮れちゃいます!
使用する小物ですが、おススメはアンティーク調のゴールドのフレームです。フレームを周りにおいてもいいですし、フレームの中にチップを並べ花やネックレスなどを周りにおいても素敵ですよ!
チップの並べ方ですが、画面の中央に横並びする構図が最もポピュラーです。外に、画面の対角線上に並べていくデザインはクールな感じ。わざと5本をバラバラに置くとスタイリッシュな雰囲気になります。
撮影したいアートのイメージに合わせてチップの並べ方を工夫してみましょう!
手の場合
人の手に施術したネイルを撮影する場合チップよりも難しくなります。人によって指が曲がっていたり手の甲にシミやしわなどがあるため普通に撮影すると生々しくなってしまうのです。(もちろん、画像加工アプリで修正することもできます)
お客様にお願いして施術後の写真を撮影する時などは、あまりあれこれポージングを要求するとお客様も疲れてしまいます。
デザインを何指のどのへんにしたかによってアングルが変わってきます。
撮影のコツとしては、一番撮りたい部分を決め、そこを中心にして指をそろえたり手を重ねたり、思い切り接写するのもおすすめです。
ぜったいやってはいけないポーズが、ベタっと手の甲が見えるように手を平置きにすることです。
これをしてしまうと手の甲の肌のアラや、関節のシワなどが目立ってしまいます。
おススメは指を折り曲げた状態での撮影です。関節がのびシワが目立たなくなるのでキレイに見えますよ!
年配のお客様のネイルを撮影する場合は、やりすぎない程度に加工アプリなどで補正して差し上げると、ご本人が閲覧したときも悪い気分にはならないでしょう。
まとめ
素敵な写真を撮るコツは、SNS映えを考えながら撮影すると構図がきまりやすいです。また、撮影した写真を一部分だけトリミングしたり向きを傾けると一味ちがったニュアンスの作品に仕上がります。
是非、自分のネイルを素敵な写真として残してくださいね!!