仕事をうまくおこなっていく上でコミュニケーションは非常に重要な役割を果たします。
会社内でのコミュニケーションや取引先、営業先の方とのコミュニケーションなども、コミュニケーションをとる相手はそれぞれですが、中でも特にその力量が試されるのが接客業ではないでしょうか。
洋服などを販売するショップ店員や美容関連のサロンで接客をおこなうスタッフの方々にとってはしっかりコミュニケーションをとり、お客様に好かれることで販売にむすびつけたり、リピートにつなげることが重要かつ日々の課題になっていることが多いはずです。
そんな方々向けにすぐに実践できるコミュニケーション上達術をご紹介いたします。
共感するための知識の蓄え
コミュニケーションをとる際の会話で、グッと距離が縮まるのは「共通の話題」や「共感」を含んだ会話をした時だといわれています。
共通の知人や友人の話、共通の趣味などがあった場合には、話が弾み、距離はグッと縮まります。
しかし、共通の話題というものは偶然生まれることのほうが多く事前に準備や対策は難しいものです。
そこで、事前にある程度の準備が可能なコミュニケーション術としてあげられるのが「共感」を含んだ会話です。
前日のちょっとしたスポーツニュースや芸能ニュース、今話題になっていることなどの話をふられた時に、その情報について知っている状態であること、つまり「共感」することや、相手が「共感」できそうな話題をふってあげることです。
そのためにさまざま話題についていけるように知識を増やしておく必要があります。
最近ではインターネットのトップニュースや様々な情報サイトのアプリなど、旬な情報をちょっとの時間で得られるようなツールが非常に増えています。こういった情報は通勤中や、夜寝る前などの時間に目を通しておくことで、旬の話題を把握することができますので、日々チェックしておくと会話のネタになり非常に効果的です。
話す内容だけでなく、話し方のマナーも気をつける
また、知識が豊富なだけでなく会話のマナーを身につけておくことも大切です。
せっかく良い気持ちで話をしているのに、話が終わる前にしゃべり出されたりしたら、気分を害してしまうものです。
ですから、相手が話をし終って、一区切りついた時に自分が言葉をかけていくようにすることが大切です。
また、もし自分が知っている話題だったとしても、知らない部分があれば、そういった細かな所までカバーしていることに感心して見せたり、話し方が面白いから普通の人が話すよりも楽しく感じるといったことを伝えていくことで、特別扱いをしてもらっている気分を味わえて気持ちが良いものです。
ただの聞き上手ではなく、リップサービスも会話のマナーの一つと捉えて実践していくと、接客コミュニケーションが上達していくことでしょう。