いくつ当てはまる?ネイリストに多い悩み

ネイリストという仕事を思い浮かべると、ゴージャスな内装のサロンで座って優雅にお客様にネイルをする、なんともキラキラしたイメージを思い浮かべるかもしれません。

しかし、すでにサロンワークをされているならお分かりかと思いますが、毎日が苦労の連続です。ネイリストも人間ですから、メンタルケアはとても大切です。ここではネイリスト特有の悩みとその付き合い方についてを考えてみました。

スタッフとの人間関係

ネイルサロンは働いている人もお客様も女性がほとんどです。良い意味では異性の目を気にせず過ごしやすいという事です。生理などで体調が辛いときも同性なので言いやすいということもあるでしょう。

しかし、店長が怖い、他のスタッフに陰口を言われているような気がする・・等、女性同士特有の陰湿さも正直あると思うのです。とくに根が真面目な方ほど悩んでしまう傾向にあるようです。

まずは、仕事と割り切ってその時間は業務に没頭していると意外に他人が何を言っているか気にならなくなるものです。また、日々の挨拶を自分から積極的に元気よく行うと相手も返してくれるでしょう。

挨拶を無視するような人は社会人として考えものです、そういった人は最低限のやり取りだけにする、と時には割り切りも大事です。

また、私の個人的意見になりますが「ヒマなサロンほど悪口が多い」ような気がします(笑)。
お客様の利用が少ない→ヒマ→だれかの悪口を言い合う→居心地が悪い→お客様の利用が少ない、の悪循環です。

まっとうな経営者ならその状況を変えようと、スタッフミーティングをしたり個人面談をして状況を改善するはずですが、特に改善も見られずマンネリ化しているようなサロンで長期間勤務をしていると、自分自身の成長するチャンスやモチベーションをも奪ってしまいます。

そんな場合は他のネイルサロンへの転職も視野に入れた方が良いでしょう。

接客が辛い

もともとおしゃべりが好き、いくら話していても苦にならないという方は別です。しかし、接客するお客様によっては話がはずまなかったり無視されてしまうと心が折れそうになる時があります。

その他、生理が二日目とか、昨日彼氏と別れた、なんてことがあったりすると、ネイリストも一人の女の子なので笑顔で毎日接客できない時もあります。接客上手=おしゃべり上手ということではありません、話し上手は聞き上手でもあります。

おしゃべり好きなお客様には徹底して聞き上手に徹し、あまりお話をされない方には施術の説明やカウンセリングなど必要な会話を丁寧に行いその後は施術に没頭すれば、「手抜き」という印象にはならないはずです。

お客様に合わせて接客のスタイルを少し変えてみると、辛くなくなってきますよ。

また、接客スキルを上げるには自分自身が魅力的であることも不可欠です。ネイリストは現在ゴマンといます。その中で「あなたでなくてはダメ」と選ばれるネイリストであるための理由ということですね。

アートが得意、会話の引き出しが多い、グルメに詳しい、お笑い芸人のようなトークが売り・・、ネイル技術以外のものでも結構ですよ!

「これだけは得意」というものがあったらどんどんアピールしましょう。日ごろから流行りものをチェックしたり読書をしたりと自分への投資も忘れずに!

練習が辛い

サロン勤務をしていると、自分がお客様に入客するための技術チェックテストを受けなければならない事が多いです。テストに受からなければいつまでたってもアシスタントのままで昇給すらもままならないという事になります。

技術チェックに受かるための練習や勉強会などは勤務時間外に行われることがほとんどです。働いて疲れているのに仕事後にモデルを呼んでの練習や公休を返上しての練習は肉体的にも精神的にも辛いものがあります。

しかし、チェックテストは新人ネイリストに多いことがほとんどです。ジェルネイルの施術ができるようになれば練習会やテストも少なくなり、少しは余裕が出てくるはずです。この状態がずっと続くわけではない!と信じて短期集中で乗り切りましょう!!

テストに受かったら何か自分へのご褒美を決めるとモチベーションがあがりますよ!ちなみに私は以前勤めていたサロンでマネージャーになるのが目標でした。

その職に就けば数十万円のボーナスが年に数回つくので、「マネージャーになれたらロレックスを買う」と心に誓っていました。晴れて出世し購入した時計は今でも大切に使っています。

仕事で辛くなった時には、この時計買いたさに必死に頑張っていたあの頃を思い出し自分を戒めています。「テストに受かったらあのバッグを買う!」など、自分の欲しいものを思い描いて頑張って下さい。

頭痛が辛い

ネイリストは目を酷使する仕事です。ゆえに頭痛は職業病のようなものです。いかに頭痛と付き合っていくかが仕事のクオリティーを決めるといっても過言ではありません。

痛いからといって毎日頭痛薬を服用するのも体に良いとは言えません。普段私が行っている頭痛対策をご紹介します。

・目薬
接客を一人するごとに疲れ目用の目薬を差すと少し緩和します。

・入浴
お風呂に長めに浸かることで全身の血行がよくなり頭痛が和らぎます。自宅のお風呂も良いのですが、スーパー銭湯などにある炭酸泉はおすすめです。片頭痛がひどいときなどは必ず入るようにしています。

・温める
冷えから来る頭痛って、かなり多いと思うのです。通勤の電車やサロンでの空調、オシャレさを重視するあまり薄着になっている等、様々な要因が考えられます。

まずは通勤中だけでもストールや靴下を履くなどして体を冷やさないこと!ほかに仕事の合間など目元や前頭部、側頭部をホットタオル等で温めてみてください。こちらも入浴と同様に血行促進につながります。

・サプリメントを飲む
即効性は弱いですが、ブルーベリーなどのサプリメントを定期的に飲むのも良いでしょう。

肩こり・腰痛

こちらも頭痛と同様、ネイリストがなりやすい職業病です。
とくにフットネイルを施術するときは体勢的にかがんだ状態になるため、フットの多い夏などは腰痛になりやすいのです。

応急処置としては寝る前に湿布を貼り、その日の疲れはその日のうちにリセットをすることですが、根本的な解決とは言えません。

できれば、日ごろから全身を動かす運動を習慣的に行っていると、肩を回したり腰を動かすことによってその周囲の筋肉がほぐれるので腰痛解消につながってきます。

私自身はランニングを続けていますが、以前より腰痛が減ったような気がします。何よりも体を動かすことによりリフレッシュにつながります。どうしても体を動かすのがキライ!という方は、通勤帰りに一駅歩くでもいいと思います。

「今日は歩くぞ!!」と決めた日は、歩きやすいぺたんこバレエシューズや可愛いミニリュックなどを用意しておくとテンションが上がりますよ!

まとめ

サロンワークをしていると、毎日新しい悩みの発生の連続だと思います。いちいちそれにとらわれてしまっていては身が持ちません。

大切なのは、その悩みといかに付き合うか、ということです。どうしようとオロオロしているだけでは何の解決にもなりません。

「こんなトラブルが起きたけれど、代替案はないかな?」
「こんな悩みがあるけど、果たして長時間悩むに値する事象かしら」

一度立ち止まって、自分を客観視してみましょう!!

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