「呼吸が浅くなっている」ネイリストさんいませんか?

悲しくて悲しくて、息をするのが苦しい…そんな経験、皆さんにはありませんか?そこまで特別な出来事があったわけでもないのに、なんだか息苦しい、空気を吸いすぎている感じがする、ということは経験があるかもしれません。
このように、「呼吸困難」「過呼吸」病気まではいかないにしても、

・嫌な事があったとき、 悲しいとき、辛い時

・やりたくないことがあってそれを想像した時

・精神的なストレスを思い出している時

・漠然と大きな不安や心配を感じている時

呼吸が浅くなる、大きなため息がでる、そんな体験は誰しもが体験したことがあるのではないかと思います。

今、無意識に呼吸が浅くなってる人が多いと言います。多くの原因がストレスとも言われていますが、呼吸が浅いと免疫も下がり、代謝も落ち、美容にも健康にも悪影響があります。

この意味を噛み砕くため、東洋医学の五行論(五行説とも言います)での肺の働きを少しお伝えしますね。
五行論の考え方は漢方の基本となるもので、万物を木・火・土・金・水の5つの要素に分類し、それらの関係を説いたもの。

少し難しいのでこちらでの詳細な説明は割愛しますが、簡単にまとめると、東洋医学では、この五行の考えをカラダの働きにあてはめ、「木=肝」「火=心」「土=脾」「金=肺」「水=腎」といったように考えているのです。

この5つは、お互い状況によって、支配したりされたりして絶妙のバランスを保っており、どこかにひずみがくれば、それは何かしら別の形で体の症状として現れたりするものなのです。※ただし、ここでいうカラダの漢字は、西洋医学での臓器のことではありません。

この五行中で、「肺」は呼吸運動を通し、気、血、水、全てのめぐりを調節する役割があります。「肺」と関係の深い器官は、大腸、鼻、皮(皮膚)とも言われており、この機能が低下すると、肌荒れやアレルギー症状、免疫力の低下や、腸の調子が関係するとも。

このようなことから、先ほど言ったような体への影響が出てくるという理論なんですね。
特に、肺は「悲しみ」の臓器とも言われており、悲しみや悲嘆の感情が多すぎる場合は、肺のエネルギーを弱めると考えます。
逆に肺が弱っていると「悲しみ」(情緒の不安定さ)になって表れます。

たくさん泣いて、涙と鼻水たらして、嗚咽して「悲しみの浄化」が得意な人と苦手な人がいます。美味しいもの食べて寝たら忘れられる人もいると思います。「呼吸すること」=「空気の入れ替え」は生命の維持に関わること。人間は酸素がないと生きていけません。

苦手な方には、まず、「深い呼吸をしてみること」をおススメします。滞ってる気を吐いて出して、新しくキレイな空気を入れてあげることが 肺のケアには大切です。もちろん、これ以外でもできることはありますよ!

・普段の生活から深い呼吸を意識する。

・ヨガや水泳、気功 ジョギングなどきっかけを作ってあげる

・腸の調子を整える。

・皮ふに触れてもらう。

・辛いものを食べる(食べ過ぎ注意)

どこからでも 出来そうなところから始めてみませんか?できる範囲で、生活のリズムに合わせて、自分にとって、一番いい発散方法を探してみてください。

一番簡単な例として「深い呼吸」を取り上げましたが、例えばこの呼吸法を意識して出来るようになると、ネガティブな気持ちにさよなら出来たり、肌にも潤いがうまれたりといいことが生まれるかもしれません。

普段の生活に意識を向けるのはなかなか大変なことですが、頭のどこかにさえあれば、いざというときの対処法も分かるというもの。緑の多い場所にいって新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込むのは普通でも気持ちがいいものです。

少し思い当たるな…という方は、ぜひ、自分に合ったリフレッシュ方法で、自分と向かい合う機会をつくってあげてくださいね。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

同じタグのついた記事

同じカテゴリの記事