ネイリストも含め、接客業としては永遠のテーマでもある「ホスピタリティ力」。実際は、そう難しい言葉にするまでもなく、自然にできていていることも多いもの。ただ、やはり客観的に、または新しい視点から改めて学ぶことは、何かしらの打開策につながったり、原点に立ち返るような思いを引き出すきっかけにもなります。
“ホスピタリティは「ひと手間」を行動に移すかどうかで決まる。”などとも言われますが、今日は「読書の秋」にちなみ、あなたができる「ひと手間」は何かを考えながら読んでほしい3作品をご紹介させてください。
「ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと」/鎌田洋 著
やっぱり「ホスピタリティ」といえばディズニー。でも難しいことは何もなく、ただ相手を思い、相手に応える。それだけ。仕事の哲学を物語でつづられているので、中学生でも読める内容です。シリーズなので知っている方も多いかもしれませんが、読んだ後は必ず背筋がピンとすること請け合いです。
「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」/高野登 著
ホテル代表の1冊はこちら。面接に来る方にも御礼カードを渡すと言われるほど徹底していながら、従業員の自立したサービスを支援しているその理念と実践が見えます。一流過ぎるがゆえの世界の違いも垣間見えますが、必ず活きるネタが見つかるはず。
「ホスピタリティ・マインド 実践入門」/石川英夫 著
日本ホスピタリティ推進協会の推薦書籍。「今日からはじめられる」がテーマの実践型の内容で、どんな業界にも適応がきく6つのマインドを紹介してくれます。できないのは環境ではなく自分が原因。日本人はだれでもホスピタリティの素質があるから、それをやってみることで開けることがたくさんあるんだと勇気づけられる一冊。
様々な考え方があり、価値観もあり、判断基準も個々で別々であるからこそ、難しい「ホスピタリティ力」ですが、やりがいもありますよね。
「年の功」といわれるように、年齢を重ね、経験を重ねた人、実績を出している企業、そのノウハウを知ることができるなら、やはり興味がわくもの。難しく考えすぎず、一度手にとることから始めてもいいかもしれません!