ネイリストさんは、常に人から見られることが多い職業でもあるので、第一印象というのはとても大切ですよね。そんなネイリストさんにオススメなのがシアーメイク。
血色の良い肌や、素肌そのものが綺麗であるかのような、自然な仕上がりなので、幅広い年代に好感を持ってもらうことができます。
今回は、そんな透明感を引き出すシアーメイクのポイントや、取り入れるべきカラーについてご紹介します。お客様からの好感度アップで、リピーターになってくれる人も増えるかもしれませんよ!
シアーメイクとは?
シアー(sheer)とは、ごく薄い・透き通るような・透明感などの意味を持っていて、シアーメイクとは薄づきでナチュラルな、素肌感のあるメイクのことを言います。
ばっちりメイクしてます!といった、やりすぎ感がないのに健康的な血色の良さを感じるのが魅力。ナチュラルメイクを好む女性は多いので、広く受け入れられているメイク方法です。
シアーメイクを叶えるアイテム
シアーな質感を求める流行から、化粧品各社でも薄づきを主張するアイテムが増えています。
例えば、
・毛穴などの気になる肌悩みは解消しつつ、素肌がキレイになったかのように演出してくれるファンデーション
・もともとの血色が良いかのように、唇にほんのりと色づけしてくれるリップ
・肌の内側から発色しているかのようなチーク
など、続々と発売されています。
これらのアイテムを上手に使って、シアーな冬メイクを楽しんでみましょう。
「透明感のある肌」の基本
透明感のある肌を作るには、メイクはもちろんですが、その前に大切なのは素肌作り。水分不足で乾燥した肌ではいくら頑張っても透明感は半減してしまいます。
特に冬は乾燥しがちなので肌の水分補給はたっぷりとして、みずみずしい素肌を作っていきましょう。時間のある時にはシートパックもいいですね。乾燥が進んでしまった肌をしっかりと潤してくれますよ。
また、血行が悪いと肌色がくすんだりして、理想の「透き通る」肌から遠くなってしまいます。いつも体を温めることを意識して、お風呂に浸かりながら軽くリンパをほぐしてあげるなど、体内の流れを良くしてあげることも大切です。
まずは土台となる素肌をしっかり作って上げることから始めてください。
シアーメイクのポイント
透明感のある肌作りのポイント
みずみずしい素肌を作ったら、次はメイクで肌作りです。ツヤと透明感のある肌を作っていきますが、ここでまずファンデーションを塗ってしまうのではなく、化粧下地を上手に使いましょう。
下地には毛穴をカバーしてくれる効果や肌のムラを整える効果があります。パール入りのものを選べば内側から輝いているような肌を作ってくれます。
また、ファンデーションをしっかりと密着させて崩れにくくしてくれる効果もあるので、まさに良いことづくしなんです。ファンデーションを色々変えてもイマイチ変化がない、という時には下地に力を入れてみてください。
次にファンデーションですが、シアーメイクにおすすめなのはリキッドファンデやクッションファンデです。薄くのばすことができて、粉っぽくないのでキレイな素肌のように仕上げることができます。
ツヤ感がほしければこれで終了でもいいのですが、もちを良くするのならふわっと軽くパウダーでおさえましょう。チークも薄づきのものや、クリームタイプを選ぶと自然な仕上がりになります。
目元・口元作り
素顔を活かすなら目元もナチュラルに薄く色を乗せる程度でいいのですが、いままでしっかりメイクをしてきた人には少々物足りなさを感じるかもしれません。
そんな時にはアイシャドウの明るい色から暗い色までを使って自然なグラデーションで印象のある目元を作りつつ、光沢をプラスしたりグロスシャドウを使ってツヤを出したりするのがおすすめです。
口元は、ごく薄づきで血色を足すような透け感のあるものを選びましょう。このとき、
チークがオレンジ系ならリップもオレンジ系、チークがレッド系ならリップと色味を合わせると、まとまりのある印象を作ることができます。
シアーメイクのポイントは「濃くしすぎない」こと
きちんとメイクに慣れていると、シアーメイクでは物足りなさを感じてしまい、ついついメイクが濃くなってしまうことも。
メイク感が感じられない顔にしばらくは慣れないかもしれませんが、もっと色を重ねたいところはツヤや光をプラスしてあげると満足感も出て、そのうちに慣れてきますよ。
シアーメイクに取り入れるといいカラーは?
赤リップ
この秋から継続して人気なのが赤リップです。ほんのりと色づけてくれるリップやシアーな質感のグロスなどで血色を感じさせるような赤みをつけてあげると、赤に抵抗のある人にも挑戦しやすいですよ。
また、薄づきのリップは何度か重ねることで「ほんのり赤」から「しっかり赤」にすることもできるので、その時の気分で色づきを調整するのも楽しくなります。
赤リップを主役にするときには、アイメイクはあまり色を感じさせず控えめにするのが正解。どちらもばっちり色を乗せてしまうと主張の激しい顔になってしまうので気をつけてくださいね。
ブラウン・くすみピンクなど落ち着きのある暖色系
シアーなアイメイクには落ち着きのある暖色がおすすめです。ナチュラルだけどほどよく目元を印象的にしてくれるのが、これらの色。
日本人の肌色に馴染むので、誰でも似合うのが嬉しいところです。この冬はワントーンでメイクを完成させるのもトレンドのひとつ。
アイメイク・チーク・リップを同じ色味で揃えることで、洗練された印象を与えてくれます。
このときもブラウンやくすみピンクなどの落ち着いた色を選ぶと、肌から色が浮くこともなくチャレンジしやすいですよ。
まとめ
まるでメイクをしてないような、でもきちんと感・清潔感のあるシアーメイク。透明感のある肌を作るには土台作りから下地まで、色々な準備が必要なんですね。
それさえしっかりできれば、あとはシアーな仕上がりのアイシャドウやリップで色を乗せていくだけです。今までしっかりメイクだった人にはちょっと抵抗があるかもしれませんが、数日続けてみると新たなメイクも見慣れてくるものです。
好感度の高いシアーメイクをマスターして、透明感のある女性になりましょう。