ローチョコレートという、ダイエット中でも食べて安心の、スーパーフードが最近人気となっています。生のカカオを使用しており、栄養価が高いだけでなく、砂糖不使用となっています。
しかし、砂糖不使用といっても、ダイエット中には食べられないと思いませんか?実は、ローチョコレートは栄養が豊富なため、太りにくい、美容の味方である食品なんです。
今回はローチョコレートについて、効果、さらには自宅で作れるレシピまでご紹介します。
ローチョコレートとは?
ローチョコレートとは、生のカカオを使用したチョコレートです。熱加工をしていないため栄養価が高く、さらには砂糖不使用のため、ダイエット中でも食べられるスーパーフードとなっています。
生カカオを使用したヘルシーなチョコレート
ローチョコレートは、生カカオを使用したチョコレートのことを指します。ローという単語は、「低い」という意味のロー(low)ではなく、「生」という意味のロー(raw)になります。生の加工していないカカオを使うことから、ローチョコレートと呼ばれています。
通常のチョコレートは、カカオを100℃以上の温度でローストして作られています。どんな食材でも、熱で加工すると、本来持っている栄養素が熱で分解されてしまい、栄養価が下がることがあります。
しかし、ローチョコレートは熱での加工を一切していません。絶対に45℃以下の低音で作られているため、栄養が残ったまま食べることができます。熱加工をせずに販売しているため、カカオの栄養がたっぷりと残ったまま摂取することが可能です。
メープルシロップ利用で低カロリー
ローチョコレートは、白砂糖や粉乳の代わりにメープルシロップを利用していることが大きな特徴です。白砂糖が入っていないため、通常のチョコレートよりもカロリーが低く、太りにくいです。
白砂糖は、摂取すると血糖値をあげると言われています。疲れているときは、血糖値が下がって倦怠感を感じていることが多いため、白砂糖の摂取は効果的です。しかし、血糖値を平均値よりもさらに上げてしまうことが、よくあります。
血糖値は上がると、インスリンによって平均値まで下げようとする働きがされます。平均値よりもあがった血糖値が下がるとき、数値の上下が激しくなり、一気に疲労感が押し寄せます。そうすると、もっと糖分が欲しくなってしまい、食欲が増してしまうことがあるようです。
しかし、ローチョコレートはメープルシロップを使用しています。メープルシロップはカルシウムやタンパク質などが含まれており、砂糖に比べてカロリーも低いです。そのため、メープルシロップが入っているローチョコレートは、食べても血糖値があがりにくく、太りにくくなっています。
ダイエット中の甘い物好きの女性におすすめ
ローチョコレートは、ダイエット中の甘いもの好きの女性におすすめです。ダイエット中であっても、砂糖を使用していないため、影響が少ないです。
ダイエット中は、食事制限をされている方も多いのではないでしょうか?しかし、いままで甘いものをたくさん食べていたのに、急に減らす、まったく食べないようにするというのは、なかなか難しいですよね。そして、食べられないことにストレスを感じて、暴飲暴食をしてしまう危険性もあります。
しかし、ローチョコレートであれば、砂糖を使用していないため、カロリーは低いです。また、先ほどもご紹介したように、血糖値もあがりにくいです。そのため、食欲が増すこともなく、ダイエット中でも安心な食品です。
ローチョコレートにある3つの効果
ローチョコレートには、エイジングケア効果、ミネラルの摂取、香りでストレス解消といった3つの効果が期待できます。
カカオの抗酸化力でエイジングケア
ローチョコレートは、カカオを生のまま使用しているため、カカオの栄養素をそのまま摂取することができます。そして、カカオは抗酸化力という、エイジングケアに効果的なパワーを持っています。
抗酸化力とは、老化防止という意味です。老化は、体内で作られる活性酵素が原因で進行することが多く、ポリフェノールやビタミンEといった栄養素を摂取する必要があります。
ローチョコレートには、アンチエイジング効果のあるポリフェノール、ビタミンE、カテキンがほとんど含まれています。そのため、食べるだけでエイジングケアができる、素晴らしい食品なのです。
抗酸化力には美肌といった美容効果はもちろん、生活習慣病の予防といった健康的な効果も期待できます。
現代人に不足しがちなミネラルが豊富
ローチョコレートには、ミネラルも豊富に含まれています。ミネラルは数ある栄養素の中でも、特に現代人に不足しがちだと言われています。
もともとカカオには、鉄、カリウム、亜鉛、マグネシウムといった成分が含まれています。すべてミネラルになり、カリウムには塩分を分解する働きが、鉄には貧血予防といった効果が期待できます。
ミネラルは健康的な体作りに欠かせないにもかかわらず、現代人は特に不足しがちです。野菜で摂取するとなると、たくさんの種類を摂取しなければいけないため、一気に摂取できるローチョコレートは、とてもおすすめです。
カカオの香りでストレス解消
チョコレートの香りは、ストレス解消効果があると言われています。ローチョコレートにももちろん香りはあり、嗅ぐだけでも癒されます。
ローチョコレートには、セロトニンやトリプトファンといった神経を癒す効果のある成分が含まれています。そのため、食べるときに香りを嗅ぐことで、癒し効果が期待できます。ダイエット中でも食べられるチョコレートのため、食事制限のストレスも緩和されるでしょう。
自宅でも作れる!ローチョコレートのレシピ
自宅で作れる、簡単なレシピをご紹介します。
材料
ローチョコレートに必要な材料は、以下の4つです。
・ローカカオパウダー 大さじ6
・ローカカオバター 110g
・メープルシロップ 大さじ4
・塩 少量
ローチョコレート専用のパウダーやバターが必要ですが、高級スーパーや海外製品を取り扱うスーパーであれば見つかります。また、メープルシロップの量はお好みで調整ができます。そのため、甘い味が好きな方は大さじ4杯よりも少なく、甘さ控えめが好きな方は少なくしても問題ありません。
作り方
ローチョコレートの作り方はとても簡単です。
①お湯を沸騰させて、人肌程度の温度まで冷ます。
②ローカカオバターをお湯の中で溶かす。
③バターを溶かしたお湯に、パウダーやメープルシロップ、塩を入れる。
④しばらくかき混ぜて、ボウルに移し替えてから、温度が下がるまで冷ます。
⑤チョコレートを型に流し込んで、冷蔵庫で冷やす。
1時間ほど冷やしておけば、チョコレートは固まっています。型は自分の好きな形で、問題ありません。手作りだと、市販のものよりもさらに砂糖など使用する確率が下がり、安心です。
まとめ
スーパーフードとして人気のローチョコレートは、生のカカオを使用したチョコレートです。栄養価が高く、砂糖不使用で低カロリーのため、ダイエット中でも安心です。また、エイジングケアの効果や、香りによるリラックス効果も期待できる食品となっています。
ローチョコレートは、手作りも可能です。専用のバターやパウダーをそろえれば、通常のチョコレートと同じ作り方で作ることができます。気になった方はぜひ試してみてくださいね。