ネイルサロンに行って、綺麗にしてもらったネイルを見ていると、指先からパワーをもらえるような気がするもの。ネイルは、女子力だけでなく金運や出会い運、色んな運をアップさせてくれる気にもなりますよね。
常に視界に入る手が綺麗だと、それだけで気分があがるものですが、実は常に過酷な環境にさらされているパーツ、それが手です。
夏も冬も、朝から晩まで 守られることなく 常に露出している手は、年中紫外線を浴び続け、洗剤やお湯によってうるおいが奪われ続け…。あわせて、スマホ・PC操作など細かい作業を一手に引き受けてれてる働きものの手はとってもお疲れ。
なおかつ手は体の末端部分なので、血流が滞りやすく、冷えやむくみがおこりやすい場所でもあるのです。
ストレスフルな手は、肌の中で最も老化しやすいといわれるパーツだからこそ、ハンドマッサージ、手浴、カラダの中から温めてあけまることは 若々しい手を保つために必須。せっかくネイルでキレイにしても、手のお肌自体がトラブルだったら 嬉しさ半減ですよね。
今日はそんな「手」をよみがえらせてくれる「血」の働きをお話したいと思います。
東洋医学で考える血(けつ)の働きとは?
そもそも「血」とは、簡単に言うと「全身に栄養と潤いを与え、精神活動を支える」ものです。少し例を出してみましょう。
【血虚】 血が不足した状態
*顔色が悪い
*立ちくらみが起こる
*手足のしびれ
*目のかすみ
*つめの表面が変形する
*脈が弱くなる、動悸がする
*生理不順
*皮膚がカサカサする
*もの忘れが激しい、眠れない
【瘀血(おけつ)】 血液の循環が悪い状態
*顔がドス黒い
*目の下にクマができやすい
*唇、舌が紫色
*シミ、そばかすが多い
*いつも同じ場所が痛む
*経血にドロッとしたものが混じる
*肩がこりやすい
*イライラしやすい、カーっとなりやすい
「何となく当てはまる気がするな…」少なからず思い当たる女性の方も多いと思います。
このような場合は、
・血を作る力が不足してるのか
・血を巡らせる力が不足してるのか
・血が足りなくて巡らないのか
・血がドロドロして巡らないのか
特に女性にとって、美容、アンチエイジングに留まらず、妊活、更年期、生理不順などを考える時にも血はとても重要なキーワードになってくるので、これからの私の記事でも折にふれ、綴って生きたいと思っています。
手の「血流」がよくなることでこんなにもメリットが!
「血」の大切さ、「血」が滞ることでどんな状態になるかが分かったところで、「手」のお話に戻りましょう。要は、身体の中でもっともストレス肌ともいえる「手」も、「血」のめぐりが良くなれば、よみがえるということなのです!
マッサージや内側からの血の巡りを良くすることによって、指先の滞っていた血流は確実にめぐります。そうするとこんな状況に。
血流がめぐると起こる状況
① あかぬけて、透明感が生まれる。
② むくみが消えて、全体的にすっきり。
③ 疲れやコリが取れて、リフレッシュ。
④ 末端の冷えを解消することができ、睡眠の質UP。
ごらんの通り、いいことずくめ。ここでは手を取り上げていますが、要は、「血」と「肌自体が美しくなるケア」は密接に関連していることが分かっていただけましたでしょうか?
加えて、このような知識を持った上で、お客様に対し、ハンドマッサージやハーブティーなどを提供できたら理想的です。
初対面のとき、名刺を交換しつつ、ネイルはもちろん、手の甲や指のキレイ度が、印象を大きく左右することも多い今日この頃。たまにはこんなお話をしながら、ゆっくりとお客様との会話を楽しんでくださいね。