10月開催の秋期ネイリスト技能検定まで2か月を切りました。受験生の皆さん、練習は順調ですか?この2か月の過ごし方が合否を分けるといっても過言ではありません!
しかし高校や大学受験と異なり先生が毎日連絡してくれるわけではありません。練習のスケジュール立てが自分で出来ないという方が多いのではないでしょうか?
「技術は習ったけど、今どんな練習をしたらいいかわからない」という方のために、現役ネイルスクール講師がこの時期にやることまとめをお伝えします!※難易度が高い1級→2級→3級の順に解説致します。
1級受験の方へ
最難関の1級は、とにかくイクステンションの完成形を体で覚えることが大切です!
8月:トレーニングハンドで練習
スカルプとチップオーバーレイどちらも、まずはハンドで練習してください。
【Point】「アプリケーション」「削り」は分けて練習する。
・1工程確実に乗せる
ピンチは入らなくてもいいので、まずは1ボール・2ボールと1工程が完璧になるようにして下さい。それができるようになったらピンチまで出来るスピードで乗せましょう。
・削り練習は「アウトライン」「表面」を別で練習する
アウトラインが取れてないまま表面削りに入ってしまう方が非常に多いです!!まずはアウトラインを完璧に仕上げると、表面削りも楽になります。
9月:ハンドでタイム練習、人の手でフォーム練習
・ハンドでタイムトライアル練習
ハンドは両手分2個必要です。サンディング~仕上げまでを以下のタイムで出来ていると順調です。
【point】1本25分、・5本90分、・7本(120分)練習できる時間に合わせてチョイスしてください。
・人の手にフォーム練習
人の手にフォームをはめるのは難しいものです。まずは手早く装着が出来るよう慣れて下さい。それができるようになったらフォームカットです。自分でイエローラインの形を見極めモデルさんに合わせてカットできるよう沢山切る練習をしましょう。
・モデルに練習
タイムトライアル練習をモデルに行います。人の手は体温もあるので硬化時間が早くなるということを体感しましょう。本番モデルさんで練習しすぎると爪が痛みますので、くれぐれも注意してください。
10月:通し練習
ハンド両手で150分で全てを仕上げる練習をしましょう。モデルの都合がつけば、本番同様の通し練習も行ってください。
2級受験の方へ
2級受験のポイントは、直前1週間前までにいかにモデルの手を仕込んでいるかが合格のカギになります!
8月:本番モデル決める、ケア・ハンドでチップラップ練習
8月の間にモデルを見つけ、こまめにネイルケアをしながら爪の長さを調節し始めて下さい。
9月:ケア・チップラップタイム練習
8月同様にネイルケアを続けます。本番モデルでチップラップをやりすぎると爪が痛んでしまいます。爪が折れないよう注意し、できれば本番モデル以外に練習モデルを用意すると良いです。
カラーリングは各メーカーごとに液体の特性が異なります。自分の塗りやすいポリッシュのメーカーを色々試して見つけましょう。チップラップはハンドに1本25分のタイム練習を行ってください。
10月:通し練習
本番と同じ通し練習を行います。また、頻繁にカラー練習をする時期になるのでリムーバーで爪が乾燥し折れやすくなります。オイルでの保湿やベースコートを塗るなどくれぐれも注意してください。
3級受験の方へ
初めてのネイル検定はテキストと検定要項を把握することから!
8月:申込とネイルケアカラー練習
まずは申込をしましょう。以外に申し込み忘れの方が多いです。併せて受験票に貼付する写真も用意して下さい。検定要項を熟読し、必要な道具をそろえます。
ネイルケアとカラー、アートの練習を始めましょう。きれいにできていなくてもいいので、正しく動かすことに注力して下さい。
9月:人の手にケアカラー練習
この時期には本番モデルさんを見つけておきましょう。3級レベルなら爪は短くても大丈夫なので、まずは練習に協力できる人を探して下さい。
人の手にファイル→ケアを35分以内、カラーのみで25分以内の練習をしましょう。また、本番に書くアートのデザインを決め、チップに10分以内で描くタイム練習を行いましょう。
10月:通し練習
本番モデルさんで70分通し練習を行います。筆記試験勉強が出来ていない方は10月頭にはスタートしましょう。公式問題集が販売されているので購入をおすすめします。
もう一度検定要項を熟読し、足りないものがないか、ラベルが貼り忘れてないか、自分のセッティングは規定違反になっていないか、しっかりと確認して本番に臨みましょう。
まとめ
難易度の高い試験、とくに1級と2級は早めのスタートと「練習量と質」がポイントです。一人で練習する際に気を付けたいのが「ただ、やるだけ」にならないようにすることです。
毎回練習した作品を写真に撮り、前回と比べて下さい。可能ならスクールに行った際に講師にチェックを受けてもらってください。自分の作品が合格できるレベルに達しているか、かならず自己採点をしてください。
実技採点基準がJNECホームページにも掲載されているので、プリントアウトして横に置きながら練習することをおススメします。皆さんの合格を祈っています!!