体を温めて心も温まろう!今年こそ冷え対策を。

いよいよ年末も押し迫ってきましたね。サロンにお客さまが入ってくるたび、ひんやりとした空気が舞い込む時期。

ネイリストさんだけでなく、女性全般に当てはまるとも言えるお悩みといえば「冷え」ですよね。こちらでも何回も取り上げている「冷え対策」、皆様順調にいっているでしょうか?

・手足の先がジンジンしたり
・寒くてヤル気が出なかったり
・お肌がカサカサ乾燥したり
・常にお客様の手の方が温かかったり

寒い上に冷えてくると、こんな感覚を実感するものです。

とはいえ、この感覚を何とかしたいという気持ちはあるものの「毎年のこと」「私冷え性なんだ~」程度でいまいち危機感を感じていない方が多いのも事実。

冷えているのに、“冬アイスは最高だ!”と食べてしまいがちな方…「自分かな?」と思い当たる方にはぜひお伝えしたいことがあります。

冬、冷えてると一気に老ける!

冷えに無自覚な人、甘くみてる人はまずは自分の体がどういう症状、体質であるかということを知ることから始めてみましょう。

冷え性を何とかしたい、と一口に言っても、状況によっておすすめのセルフケアも違ってきます。まずはしっかり自分の症状に向き合い、自分に合ったものを選ぶことは一番大事なんです。(関連記事: ネイリストさんにおススメの冷え対策

ネイリストさんは、この時期でも、営業時間中は基本的に暖かなサロンの中にいらっしゃいますから、外回りされている方より断然冷えの症状は出にくい・・・?確かにそんなイメージが先行するのも分かります。

でも、それは大きな間違い!冷える人は、どんな場所にいても冷えているのです。固定姿勢も多く、血流が悪くなりがちなネイリストさんはどうしても「冷えて」しまう方が多いというデータも出ていますよね。

もともと体が弱いというタイプの方

冷え性の人には、もともと体が弱い体質の人も多くいます。低血圧で貧血気味、体温が低く、子供のころから風邪を引きやすかったり、すぐに疲れてしまったりというタイプの人です。

女性の場合、慢性的な生理不順や生理痛などに悩まされているケースも多く見られます。こうしたタイプの冷え性には、当帰芍薬散という有名な生薬にも使われる植物をブレンドした漢方薬茶などがお勧めです。

体を温め、弱った内臓に働きかけ、血流を促進して、血行をよくしてくれるのがポイント。

末端冷え性タイプの方

一方、デスクワークが多い人などの間で特に増えている末端冷え性は、神経質でイライラしやすい人に多く見られます。不安感や緊張感など、ストレスによる身体のコリや血行不良が原因となることが多いため、それらをほぐすケアもおすすめです。

漢方茶では、多彩な和漢植物とハーブのスパイスが入ったものなどがおススメ。じんわりと体を温めてくれるので、生理痛や頭痛などの痛みがある人もぜひ一度試していただきたいです。

マッサージや、お風呂など、リラックスしながら外から暖めることも、もちろん有効化と思いますが、やはりどうしても一時的に過ぎ去っていってしまうもの。

根本的に体質から変えていきたい場合は、急激な変化ではなくても習慣から改善していことは必要不可欠です。

私は、漢方薬剤師としての立場と、ネイリストさんの生活リズムを考えて、ちょっとした時間でも実践できる漢方茶をおススメしていますが、たとえば毎日歩いてみたり、毎日お風呂につかったり、トータルでつみあげられていくことが一番大事なんです。

内側からだけでも、外側からだけでも成し遂げられません。

ある意味王道のやり方ですが、時間がかかったとしても、ゆっくりじっくり内側から体を温めると、心もほっこり温まって来ることは間違いなくどこかで実感できるはず。

心と体は繋がっているので 体が冷えていると、ネガティブな思考になったり不安感が強くなったりします。

冷え性の方はもちろん、最近、なんだかやる気が出ない人、気分が落ち込みがちな人にも、まずは体を中から温めてみること、おススメしますよ!

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