わたしが経営するPETAGO株式会社では、女性支援事業の活動にも力を入れています。さまざまな角度から、私も積極的にセミナーなど開催させて頂いておりますが、ネイリストさんと少し近いところ、「美容」部門では、パーソナルメイクレッスンやセミナーをさせていただいております。
もともと美容師免許を持ち、メイクは若いころから大好きだった私。同時に、女性の体=自分の体にももっと向かい合うため、ここ数年、専門学校に通い勉強しなおしました。
今日は、形は違えども、「美」と向かい合うネイリストの皆様に、私がさまざまな過程を経て今思う「美」についての考え方の変化をお話したいと思います。
現在、私が提唱している「美」とは【一瞬のキレイより永くつづくキレイ】のこと。目先の流行り美容に飛びつくのではなく、まずは、自身の内面を見つめ心とカラダが何を求めているか、を知ることが大切だと感じています。一瞬のキレイは消費となり、永く続くキレイのために行う事は投資だとも思っています。
本当の「美」を得るために、お客様に「美」を提供するのであればなおさら、”心・技・体”のバランスは意識すべきだと思います。
▼心
キレイを創る思想法として人、モノ、コトに対して、どう考えていくべきか、
何を基準に選択していくか?など、マインドをスイッチさせるための方法を自分で知ること。
▼技
この技はメイクならメイク、ネイルならネイルのスキルと当てはめます。
ただ、流行をおうのではなく、年齢ごとにあった美とは?その人に本当に似合う色やデザインなどを習得すること。
▼体
女性ホルモンのバランスの基礎知識はもちろん、ライフスタイルに応じて変化を認める、ということです。
きちんと知識は身につけ、その変化に寄り添って生きていくことが女性の宿命であり楽しさ。
女性ホルモンは出産、妊娠はもちろん肌のハリ、爪や髪のつや、記憶力、骨にまで影響をおよぼします。
女性の全てといっていいほど!心にも影響を与える、体のことは良く知るべきだと思います。
心とカラダは繋がっていますからね。
ネイリストさんであれば、きっとお客様の帰るときの顔、爪がきれいになって心が喜んでいるときのあの笑顔に励まされている方、やりがいを感じている方が多いと思います。
女性は外面がきれいなると、心も喜ぶもの。たとえば、メイクではメイクセラピーという分野がありますがこれもメイクが与える、心への影響というのがとても注目されているからだと思います。ネイルも同じですよね。
わたしは、この3つを軸に、皆さんを心から美しく、永く社会とかかわれるよう、お手伝いをしたいと思っています。これが正解だということではなく、自分なりの軸を持ってお客様と接することが大事なのではないかと思っているのです。
自分のスタイルを持つとはそういうことではないかと。「これでいいのかな?」新人時代は誰でも迷いが出ますし、そこで迷うことはとても大事な成長過程であることは前提の上で、何か乗り越えた先に見えた信念は、思っている以上に接客にも反映されるのも経験しました。同時に、お客様に反映される以上に、自分にもプラスになって返ってくることも経験しています。
私の経験がすべてではないですし、それぞれのやり方があっていいと思います。ただ、ネイリストというお仕事をより極めたいと思うとき、少しこの話を思い出していただき、自分なりの「心・技・体」のあり方を見つめなおしていただければ幸いです。