サロンで働き始めたばかりの未経験ネイリストは、ベテランのように技術を早く行うのに不慣れです。
次の予約が詰まっている、先輩から無言にせかされる視線が痛い・・・
こんな状況になると、ドキドキハラハラしてしまっていませんか?
熟練したネイリストは「手を抜けるところは抜く」ということができますが、経験が浅いネイリストにとっては手の抜き方がわかりません。
ほんのちょっとしたポイントを抑えていれば、すぐにスピードアップができるんですよ!キャリア17年ネイルサロン経営&ネイルスクール講師が、明日から使える施術時短テクニックをご紹介します。
「早い」と「雑」は違う
早く技術を行おうとすると、ささくれが残っていたり爪のサイドがジェルが塗りのこしがあったりと、スピードを重視するあまり雑になってしまいがちです。
しかし「早い」=「雑」ということではありません。施術時短のために大切なことは、時間をかけるところはかけ短縮できるところは短縮するということです。
では次項から各技術ごとの時短テクニックをご紹介します!
カウンセリングを早くする
やりたいアートが決まらない、カラーが選べない、そんなお客様は多くいらっしゃいます。決めるのに時間がかかるお客様を前にして、接客態度にイライラがでてしまっていませんか?
お客様からすれば、お金をかけて月に一度体験する特別な時間。悩む時間すらも楽しんでいる方も多いのです。カウンセリングを早く行うには「お客様のニーズを短時間で引き出す」です。
ただ「この中から選んでください」では、優柔不断な方なら時間がかかってしまいます。
「どういうイベントでネイルをされるんですか?」
「こちらとこちらのデザインでしたらどちらがイメージに近いですか?」
というように、こちらから回答しやすい質問を投げかけデザインの絞り込みをしていきましょう。
また手の遅いネイリストはカウンセリングの時に手が止まってしまいがちです。オフやプレパレーション、ベースジェルまで塗るなど、カウンセリングをしながらも進めるところまで進めましょう。
オフを早くする
オフで時間がかかってしまうと悩んでいる人は多いです。
サロンによってファイルやマシンを使用など多少の差はありますが、オフで時間がかかる人はほとんどが「トップジェルを削り取ってない」事が多いです。
トップジェルは耐久性を出すためアセトンで溶けづらいです。この層を最初にしっかりと削り取ってからアセトンに浸さないとものすごく時間がかかります。
コツは削りながらジェルの表面を慎重に確認し、トップジェルの層を削り、その下のカラージェル層まで削られているかを確認しましょう。そうしてからアセトンに浸すとおどろくほど速くオフができます。
人の爪をファイルやマシンで削り慣れていない人はファイルをあてる力が弱すぎてただトップジェルの層をキズをつけただけになりがちです。
皮膚を削らないよう指でブロックしながらしっかりと削りましょう。
プレパレーションを早くする
ジェルネイルを施術するときにプッシュアップに時間がかかってしまう、というお悩みも多いです。
通常プレパレーションは「ドライケア」と呼ばれる、キューティクルをドライな状態でキューティクルリムーバー等をつけてプッシュアップをします。
その際、検定試験のようにしっかりとポケットを作って・・などと思わないでください!ドライケアは本物のケアではなく、あくまでもジェルネイルの「前準備」。
ポケットを作る状態にすることのほうが不可能なのです。一般的なプレパレーション時のドライケアは、ネイルプレート上のルースキューティクルが取り除かれ、キューティクルが丸く整っていてジェルが付着しずらい状態になっていれば、完璧にポケットが出来てなくてもOKです。
ジェルを塗るのを早くする
ベースジェルやトップジェルなど少なくとも2回以上はジェルを塗ることになります。両手10本が早く塗れるようになればかなり時短になると思いませんか?
ここで重要なのは筆選びです。筆の毛丈が短く小さいジェルブラシで塗っていませんか?小さめのブラシだと何度もジェルを足さなければならないですし、一度に小さい面積しか塗れないため指1本に対しての所要時間が長くなります。
もちろん、あまり大きすぎるブラシだと皮膚にジェルがついてしまいます。ご自身が塗れる大きさの中で、大きめをチョイスすると早く塗れるようになります。
まとめ
施術スピードを早くすることで一人のお客様にかける所要時間が短くなります。そうすることで自分の回転率があがるのはもちろんのこと、時間に余裕ができるのでオプションを進めやすくなり単価アップにつながるなどいいことづくしです。
技術が上手な人は日ごろから動きに無駄がないことが多いです。今回ご紹介した技術的なことだけでなく、施術時の自分の体勢、筆やペーパーを置く位置なども作業効率を考えるようにしましょう。
日ごろからネイル技術に限らず日常生活そのものを「無駄を省き効率化する」ことに注力し、習慣づけて行きましょう!