インスタだけじゃダメ?読むべきネイル専門誌

ネイルのデザインを探すとき、まずはインスタで検索!という方がほとんどですよね。しかしネットが主流の時代になったといえどもネイルの専門誌は多数出版されています。

「雑誌なんて買わないし」「スマホで探すので充分」と思っているあなた、もしかしたら損しているかもしれませんよ!

目的によって「ネット」と「雑誌」を上手に使い分ける方法やおススメのネイル雑誌を、キャリア17年ネイルサロン経営&ネイルスクール講師がご紹介します。

ネイル専門誌はどんなもの?

ファッション雑誌の中のネイル特集ではなく、ネイル専門の雑誌が出版されています。ネイルマックスやネイルアップなどがこれに当たります。

ファッション誌のような毎月発行を行っていることは少ないですが、隔月~年4回ほどの頻度で発行されています。雑誌のような形式からムック本のように付録がついていたりすることもあります。

また雑誌とは別に書籍として発売されているものもあります。有名ネイリストやブロガーなどが監修していることが多いです。最近のヒットだと「ほぼ百均ネイル」などがこれです。

どんな人が読んでいるの?

読者の大半がネイリストです。次に多いのが自分でネイルをやりたいセルフネイラーさんやネイルスクール生などが読者層の大半をしめます。よって、雑誌の編集もネイリスト向けに編集されています。

逆に、よほどネイル好きという方でないかぎり、セルフネイラーでもない一般のお客様が読むということは少ない印象です。美容室でヘアスタイルの参考にお客様が読むヘアカタログとは異なる点です。

どんなことが載っているの?載るためにはどうすればいいの?

メインはそのシーズンごとの流行のデザイン紹介ややり方特集です。その他に注目ネイリスト特集だったり、カラージェル新色発売情報、ネイル検定情報、全国サロン紹介などがあります。

これら雑誌に掲載して集客したい!有名になりたい!という場合、有料方法とと無料方法があります。有料方法は雑誌に掲載費用を払うものです。スペースや媒体により異なりますが全国誌となるためかなりの高額です。

対して、無料での掲載方法は掲載されたい雑誌で開催しているネイルアートチップコンテスト等に応募して入賞して掲載してもらうという方法です。

ちなみに、あなたがネイルサロンの集客目的で掲載を考えているとしたのなら、費用対効果があまり期待できないように思われます。なぜならば、読者層の大半が一般のお客様ではなくネイル業界人だからです。

対して、ネイルスクールの集客目的でなら、セルフネイラーやネイルスクール生なども読んでいるので一定の効果は期待ができそうです。

インスタで見るのと何が違うの?


わざわざ雑誌を買うのはもったいない、インスタで十分と思う方は多いですよね。ここでインスタなどのネット媒体と、ネイル専門誌の文字媒体の違いについてご説明しましょう。

インスタは主に画像がメインの媒体です。ハッシュタグ検索で「#シェルストーンネイル」等、自分の知りたい内容を検索すると関連する画像がすぐに出てきます。

あらかじめ知りたい情報が特定されている状態で活用するなら、ダイレクトにその画像があがってくるので効率が良いです。

しかし、「#ネイル」のように検索ワードがあいまいだったり、自分で何を探したいのかがぼんやりしていると、ピンポイントで情報を探すことが難しくなります。さらに言うと、自分が知りたい情報以外のことは入ってきません。

そこで文字媒体=ネイル専門誌の活用です。

ネイル雑誌はそのシーズンにおいてネイル業界の流行りをまんべんなく網羅しています。デザイン紹介だけでなく、新商品の紹介や今注目のネイリスト情報、直近の検定試験情報まで多岐にわたっているため、自分が知らなかったジャンルの情報も知ることができるのです。

「デザインを知りたくて手に取った雑誌で、自分の知らなかった海外コンペの情報を得ることができた」というように、直接必要としていない情報だったとしても視野を広げることが出来ます。

各ネイル専門誌によって強みやターゲット読者層が異なります。次項では主なネイル専門誌とその特徴をご紹介します。

主なネイル専門誌

ネイルマックス

ネイル専門誌の中では一番歴史ある雑誌です。表紙のデザインからわかるように少し派手な若い人むけ、というところでしょうか。

歴史ある雑誌というだけあり、検定試験前になると有名ネイルスクールとタイアップした「目指せ2級合格!」のような検定のための特集が組まれたりするのでネイルスクール生は是非見て頂きたい雑誌です。

ネイルアップ

ネイルマックスと同じく、発刊してから20年近い歴史があるネイルアップ。こちらは少し落ち着いたかわいらしいOLさん向けデザインが多いという印象です。

ネイルアップの出版社はブティック社、パッチワークやビーズ細工などの趣味の手作り雑誌の老舗出版社なのです。それだけあって、流行のネイルデザインのやり方特集の編集構成が個人的には大変見やすい印象です。

ネイルヴィーナス

出版元である実業之日本社の雑誌紹介によると、「ネイルはファッションの一部であり、トータルファッションとして『カッコいいこと』を、なにより大事にしていきます。」

とのことで、ネイルだけでなくファッションや音楽など時代のカルチャー色が強い雑誌になっています。

ネイルタイムズ

個人的におススメなのがブティック社から発売されているネイルタイムズです。ここまでご紹介したネイル専門誌はデザイン紹介や技術テクニック、検定情報などが主な内容でした。

こちらのネイルタイムズは、ネイル技術以外のネイル専門誌です。

「かけこみ経営診断室」「心折れないスタッフの育て方」等々、経営や人材育成に視点を置いています。定期的に発売はされておらず年に数回のようです。

2017年12月に「ネイルタイムズダイジェスト」が発売されています。まずはこちらを参考にしましょう。

さいごに

今後あなたがネイリストとして活躍したい、幅広い知識を身に着けてキャリアアップしたいと考えているなら、ネイル専門誌を読むことをおススメします。

自分の好きなデザインが載っている雑誌だけを読むのではなく、ネイル業界のトレンドなど幅広い情報を身に着けることができれば、ネイリストとしてより素晴らしいステージへとたどり着けるでしょう!

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