「大人の保健室番外編」年末年始飲みすぎた方必読!
2017年もスタートしました。新年あけましておめでとうございます。
今年もネイリストの皆様に役立つ妊活情報や健康情報を配信していければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、年末年始はどのように過ごされましたか?
12月に入ってから忘年会やクリスマスイベント、そしてお正月など、とりあえずアルコールや美味しいものがとまらないシーズン。気付けば胃が重いなど胃腸の疲れを感じる方もいらっしゃるのでは?実は胃腸と同時に肝臓もかなり疲れています。
前回の風邪対策に引き続き、身体が資本なネイリストのお仕事だからこそ知っていてほしい「“プロとして極力体調は崩さない!”お役立ち情報永久保存版」として肝臓の働きからケアについてお伝えさせていただきたいと思います。
肝臓の仕事はアルコール処理だけ?
肝臓ってアルコール処理のイメージが強い臓器の一つでもあります。
その為、肝臓の話をしだすと『私はお酒を飲まないから大丈夫』
そんな風に言われる方も多いのですが、実は肝臓の仕事はアルコール処理だけではありません。
肝臓の仕事は多岐にわたります。
・糖質代謝
・脂質代謝
・タンパク質代謝 アミノ酸代謝
・解毒作用
・ビリルビン代謝
・ビタミン代謝 ホルモン代謝 薬物・アルコール代謝
少し難しい言葉が並びますが、アルコールだけではなく食べたものすべての代謝に関わります。
実はまったくお酒を飲めなくても、毎日珈琲数杯にケーキやクッキーなど甘いお菓子を毎日食べるという事は、毎日お酒を飲んでいるのとかわらない負担を肝臓にかけていると言われています。
そして、肝臓は体内に入ってくる毒物を無毒化してくれる臓器です。
現代、私たちが口にしている食べ物は品質を維持する為に多くの添加物や農薬が使用されています。
本来、身体に不要なものであう添加物や農薬を口にしていても私たちの身体に不調が出ないのは肝臓が常に無毒化していてくれているからです。
肝臓は環境の影響も受けやすい
実は肝臓は環境の影響も受けやすい臓器です。
自律神経の乱れ、免疫の低下はもちろん様々なストレスの影響も受けます。
ストレスの原因って人間関係だけを考えがちですが、
・寒さや暑さなどの物理的なもの
・臭いなどの化学的なもの
・ウィルスや細菌など生物的なもの
・対人関係における精神的なもの
様々なものがあります。
この冬の季節は環境も十分なストレスになってきます。
肝臓は沈黙の臓器
肝臓は沈黙の臓器と言われる臓器です。
他の臓器と違い、痛みなどの症状を訴えにくい臓器だと言われています。
胃腸が疲れているとよく耳にしますが、お酒を飲みすぎている自覚のある人以外、中々肝臓が疲れているという事を耳にすることはありません。
また、健診の数値でも中々変化が出にくいのが肝臓の数値だったりします。
そんな肝臓だからこそ、数値に変化出た時や症状が出た際にはかなり症状が進行していることも少なくありません。
早めに出来る肝臓のケア
上記で記載したように肝臓は沈黙の臓器です。
症状が出てからでは遅い事もあります。
だからこそ日々の肝臓のケアが大切になってきます。
日々の生活の中で気をつけてほしいポイントをお伝えさせて頂きます。
・休肝日を設ける(アルコールは程々にする)
・良質なたんぱく質を食べる
・脂質、糖質は取りすぎない
・食事はバランスよく食べすぎない
・適度な運動をする
・質の良い睡眠をとる
・ストレスを溜めない
まずは肝臓に必要以上の仕事をさせないように気を付けてみてあげてくださいね。
そして暴飲暴食が続いたからと言って、必要以上の食事制限は逆により肝臓に負担をかける事になります。断食やファスティングに挑戦する場合は専門家の指導を受ける事をお勧めします。
何気ないことでイライラする、なんとなくやる気が起きない
こんな場合は肝臓の疲労のサインかも?しれません。
特に年末年始に暴飲暴食をされた方は少し肝臓を気にしてあげてみてください。