知っておきたい!誰もがいつでも妊娠できるわけじゃないこと 『妊活アドバイザー直伝:ネイリストさんに知ってほしい大人の保健室①』

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「ネイルが大好き」そんな思いでお仕事に夢中に取り組まれているネイリストさんがたくさんいらっしゃると思います。

とっても華やかなお仕事で女性あこがれのお仕事の一つでもあるネイリスト。その反面実はとってもハードなお仕事ともお伺いします。

20代の頃は「好き」という気持ちがあれば、少々の身体の不調は見て見ぬふりして走ることが出来ます。しかしながらその時の無理が後々に響いてくることも。

大好きなお仕事を長く続ける為にも、20代の頃に知っておいたらと後悔しない為にも、今のうちに知っておきたい身体のお話を『ネイリストさんに知ってほしい大人の保健室』としてシリーズでお伝えしたいと思います。

接客の際の知識の一つとしても知っておきたいことも含めてお届けしていきます。

日本人の妊娠事情について

突然ですが、不妊で悩むカップルは、6~7人に1人、最近では5人に1人とも言われるようになってきた事をご存知ですか?
なぜ、そんなに多くのカップルが、赤ちゃんを授からない事に悩むようになってきたのでしょうか?

その一つの要因として、『妊娠に関する知識の低さ』があげられています。

妊娠に関する知識の国別順位において、先進国の中で、日本はワースト1位とも言われています。
また、他の諸外国と比べても40代以上に体外受精を受けている人が多いのも特徴の一つです。

年齢別における妊娠率

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妊活という言葉が一般的になってきたこともあり、妊娠には年齢的なリミットがあることが広く一般的にはなってきましたが、それでも「生理があればいつでも妊娠できる」そう思っている女性は実は少なくはありません。

実は妊娠に必要なのは生理ではなく排卵なのです。閉経に近づくと排卵がなくてもホルモンのバランスによって生理と思わせるような出血が起こることもあります。

また、正常に排卵をしていてもやはり年齢と共に妊娠率はさがっていきます。
一般的に年齢別による妊娠率は以下のように言われています。

年齢別数値

25歳・・・25-30%
30歳・・・25-30%
35歳・・・ 18%
40歳・・・5%
45歳・・・1%

その年齢になった瞬間に妊娠率がさがるのではなく、30歳を過ぎると緩やかに下降しだすと言われています。

35歳以上になるとさらにそのスピードが加速すると言われています。その為、35歳を過ぎると妊娠が難しくなっていくと言われます。これは不妊治療をした場合でも同じであり、決して治療をすれば妊娠率があがるというわけではありません。

不妊治療における妊娠率と出産率

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実は不妊治療の妊娠率と実際出産率には差があります。

妊娠率に関してはクリニックから出されている数値にばらつきはあるのもの30%前後の数値をよく目にします。しかしながら実際出産に至るのは10%~15%とも言われています。

多くの方が初期の流産などで妊娠にたどり着けないのが実は現状です。

不妊治療で子どもが授かればよいと妊娠を先延ばしにする人もいますが、そもそも不妊治療における出産率はさほど高くないということをきちんと把握しておく必要があります。

産み時 家族計画

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とはいえ妊娠は一人で頑張って出来るものではありません。
先延ばしにするつもりはなくとも、出会いがなければどうしようもできないもの。

だからこそ、自分の中で将来の妊娠についてある程度計画立てておくことも必要になります。もちろん計画通りに進まないのも含めながら考えてみるといいのではないでしょうか?

35歳から急に妊娠率がさがることからも、35歳までに1人目 2人目の出産は終えておくことが理想ではないかと思います。
もちろん、この年齢をすぎても多くの方が出産をされていますが、その反面悩んでいる方もたくさんいます。特に2人目不妊 3人目不妊というのは表に出にくいものです。

本当なら3人に欲しかったのに思っている女性も実は少なくありません。

何歳差で子どもが欲しいなど希望は人それぞれ。それを踏まえて自分の未来図を描いておくのも一つです。

いつか妊娠したいために今から出来ること

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将来子どもを授かりたいと思うのであれば、まずは自分の身体をきちんと知っておくことが大切です。

生理は毎月来ていますか?生理周期が極端に短かかったり(20日以内)長い場合(40日以上)は一度排卵がきちんと起きているか婦人科で確認しておく方がいいです。

また、寝込むほどの生理痛やお昼でも夜用ナプキンが必要な場合は要注意です。
子宮内膜症や子宮筋腫が隠れている可能性も。子宮内膜症や子宮筋腫は不妊症の原因の一つとも言われています。

きちんと婦人科確認してもらったうえで生活習慣や食習慣の見直しも必要になってきます。

 

第1回目いかがでしたでしょうか?
まだまだ自分にとっては先の話。そう感じられるかもしれません。
でも、これをきっかけに自分の身体について、働き方について考えるきっかけになっていただければ嬉しいです。

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